ハートリレー第1回 地域のささえあいで生まれるものづくり空間「あかしあ園」

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写真 あかしあ園看板

 このコーナー「たかつハートリレー」は、高津区内で地域福祉活動を行っている団体を取材し、取材された人がリレー方式で次の団体の取材をするという企画ではじまりました。

 今回は第1回と言うことで区役所職員が取材します。今後どんなリレーが展開するかが楽しみですね。

 第1回目の取材先は、上作延の坂の上にある「あかしあ園」です。障害者の方がものづくりをする施設です。取材に答えてくれたのは、スタッフの梶原さん。

 「誰かのために仕事がしたい」と福祉の世界に関心をもち、大学時代からヘルパーの資格を取ったり、ボランティアをしていたそうです。笑顔がとてもさわやかな青年でした。

写真 スタッフの梶原さん

 

いくつもの役割分担でつくり出される「みがき屋さん」

 あかしあ園では、クッキー、パウンドケーキといったお菓子や、「みがき屋さん」というオリジナルグッズの製作・販売をしています。みがき屋さんというのは、靴やガラス、バッグなどを磨くグッズです。カラフルで楽しいデザインが印象的なこのグッズですが、実は古いストッキングが、いろいろな工程の作業を経て生まれ変わったものなのです!  

(1) ストッキングを切ったものを、輪として伸ばす

(2) いろいろな色に染める

(3) オリジナル編み機で編みあげる

(4) 別のプロセスで紙すきしたものを商品のタグにして出来上がり!

写真 オリジナル編み機

オリジナル編み機

写真 みがき屋さん完成版

みがき屋さん完成版

 それぞれの工程には、得意な人が適材適所に作業を進めていきます。特に(3)の編み上げる作業は、色の組み合わせのセンスが問われるところ。また、手先の器用さも要求されます。

 色の組み合わせによって、いろいろなデザインが生まれ、一つとして同じものがないということで、写真は落ち着いたデザインのものですが、元気一杯のカラフルなものもありました。

 3つのグループに分かれて、みんなで作業しているところをお邪魔しましたが、みんな元気いっぱいです!  

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取材先

あかしあ園

住所
〒213-0034
川崎市高津区上作延938-1
電話
044-854-6644
FAX
044-854-6672
JR武蔵溝ノ口駅、東急溝の口駅から川崎市営バス「宮ノ下」下車徒歩5分
東急田園都市線梶が谷駅から東急バス・市営バス「しばられ松」下車徒歩5分

取材者

写真 取材者

高津区保健福祉センター職員

今回から、ハートリレーということで団体から団体へ取材のバトンを渡していきたいと思います。最初は区役所からということで、この後に続く人が続けやすい一歩をつくろうと試行錯誤しました!