ハートリレー第29回 障がいのある人もない人も、みんな一緒に躍ろう!
ダンスを通して地域と交流する「ダンスラボラトリー」

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ステージ

 たかつハートリレー第29回で御紹介するのは、障害の有無に関わらずダンスでからだを動かし地域と交流している、「NPO法人 ダンスラボラトリー」の木曜クラスです。上の写真のステージに向けた、直前の真剣な練習風景をレポートします。

車座になって準備体操から始まります

 ダンスラボラトリー木曜クラスのレッスンは高津老人福祉・地域交流センターの会議室で午後5時スタートです。8時30分までのレッスンは1部と2部に分かれていて、1部は一般的なダンス、2部はヒップホップとなっています。開始時間が近づくとダンスをしやすい思い思いの服装でメンバーが集まりだします。

 まず裸足のまま、15人ほどで車座になって準備運動から始めます。講師のREINA先生の指導のもと、ドラえもんの曲に合わせながら、手から足の順番で指のマッサージを丁寧にして、徐々に全身の運動を取り入れ、からだをほぐしていきます。新しく参加した子もいますが、ほとんどが顔なじみなので、声を掛け合いながらで、笑いも絶えません。

 

写真 車座で手指のマッサージ

車座で手指のマッサージ

写真 バランスをとりながら腹筋を鍛えます

バランスをとりながら腹筋を鍛えます

写真 床にうつぶせになって背筋の運動

床にうつぶせになって背筋の運動

写真 最後は立ち上がって全身をほぐします

最後は立ち上がって全身をほぐします

発表に向けての楽曲の練習は、みんな真剣

 シューズを履いていよいよダンスの本格的な練習がスタートです。取材の日は1月最後の木曜日でしたので、2月の建国記念日に中原区の「かわさき市民活動センター」で行われる市民活動フェア「ごえん楽市」のオープニングパフォーマンスで披露する「スターシップス」の仕上げのレッスンを行いました。「スターシップス」はアメリカの人気シンガー/ラッパーのニッキー・ミナージュの大ヒット曲でダンス曲としてもとても人気の高いナンバーです。ダンスラボラトリーでも定番的に躍っていて、いろいろな発表の場で披露しているので、メンバーのみんなも大好きな曲です。

 まず特に注意すべきパートの振り付けの確認をします。REINA先生がお手本の動きを示し、それに合わせて繰り返し練習します。集中力が散漫になりがちな根気のいる練習ですが、先生の的確な指導でダンスとしての完成度をアップさせていきます。

 

各パートの練習を繰り返し行います。みんなの動きがどんどん揃ってきます

各パートの練習を繰り返し行います。みんなの動きがどんどん揃ってきます

写真 みんなを応援しながら指導するREINA先生

みんなを応援しながら指導するREINA先生

写真 難しいボックスステップもこなします

難しいボックスステップもこなします

 音楽をかけての通しの練習になると、貯めていたエネルギーが一挙に炸裂します。大好きな曲に合わせて、思いっきりからだを動かす喜びが見る側にも伝わってくるような迫力がある踊りです。(後日、ごえん楽市のオープニングにも足を運んでレッスンの成果を見てきましたが、ダンスを通してつながった他地域のサークルも参加したパフォーマンスは、会場全体をダンスの楽しさでいっぱいにした圧巻の出来ばえで感動しました。)

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取材先

「ダンスラボラトリー」

 
園部 由美さん

取材者

写真 取材者

1 day カフェ
左から 石田さん 成田さん 中尾さん 佐野さん

1 day カフェは、子母口の「こども文化センター」と「いこいの家」が連携して取り組んでいる、世代間交流の場です。