施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 11101000 安全な地域社会の確立 作成課 市民・こども局市民生活部地域安全推進課
基本政策 安全で快適に暮らすまちづくり 政策の
基本方向
暮らしの安全を守る 基本施策 身近な安全の確保
関係課 教育委員会事務局学校教育部健康教育課、市民・こども局こども本部こども青少年部青少年育成課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●市内における地域犯罪、自転車や高齢者に関わる交通事故など、身近な安全を脅かす問題が依然として高い水準にあります。●これらの地域犯罪や交通事故を未然に防止し、安全・安心な社会を実現するため、市民や地域団体などと行政、警察との連携による取組を進めることが課題となっています。●子どもを犯罪から守るためには、地域ぐるみの安全対策とともに、放課後の居場所づくりの強化が求められています。●通勤・通学など人混みの中で路上喫煙による火傷などの危険性が社会問題となっており、その対策が求められています。
施策の概要 ●防犯対策の推進体制として、行政、警察、地域防犯団体などによる川崎市安全・安心まちづくり推進協議会と連携し、犯罪に関わる情報の提供、腕章・ベストなどの防犯用品の配布及び防犯ステッカーを貼付した公用車や業務用車両による地域パトロールを実施し、子どもを犯罪から守り、地域ぐるみで犯罪を発生させないまちづくりを目指します。●わくわくプラザ室を活用して、午後7時まで「子育て支援・わくわくプラザ事業」を実施し、放課後の子どもの安全な居場所を確保します。●路上における歩行者の危険防止を図るため、路上喫煙を防止する条例の周知を図るとともに、安全な歩行環境を確保します。●自転車、高齢者などの交通事故の削減に向け、交通安全に関する広報啓発を行い、併せて児童の通学路の安全確保、違法駐車等防止に向けた啓発活動など、交通安全のための施策を効果的に実施し、交通事故の削減を目指します。
施策の目標 ●市民の生命や健やかな生活を守るため、地域で発生する犯罪の認知件数の減少(前年比1%減)や交通事故件数の減少(前年比3%減)及び路上喫煙者の減少(喫煙者率0.25%)に向けた安全・安心な地域社会の確立を目指します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●行政、警察、地域防犯団体などで構成される川崎市安全・安心まちづくり推進協議会を中心に、推進計画に基づき、各種防犯活動を推進した結果、市内刑法犯認知件数が前年比1,446件減(9.5%減)の13,825件となりました。
●毎月1日、10日の「こども安全の日」等で登下校の時間帯に合わせ子どもの見守り活動の推進をしました。
●わくわくプラザ室を活用した「子育て支援・わくわくプラザ事業」を午後7時まで実施し、放課後の子どもの安全な居場所を確保しました。(平成22年度利用者数113,621人)
●関係局・区、学校、校長会等と協議・調整を行い、日吉小学校(幸区)、登戸小学校(多摩区)、東柿生小学校(麻生区)の3箇所で地域防犯拠点を整備しました。これにより各区に1箇所ずつの整備が完了し、地域防犯活動の活性化や自主防犯意識の向上等につながりました。(市内設置合計数7箇所)
●毎月のキャンペーンや巡回活動をはじめ、各種媒体を活用した広報等の実施、さらに重点区域以外の駅周辺への巡回活動の実施など、路上喫煙防止に向けた広報啓発活動を推進した結果、路上喫煙者の割合が0.17%に減少しました。
●交通安全運動の効果的な実施等により、市内交通事故発生件数は、2009年の4,960件から2010年は4,852件になり、108件減少(前年比2.2%減)しました。
●交通事故の発生件数中、高齢者の割合が約22%を占めていることから、高齢者の交通安全意識の向上を図る目的で交通安全シルバーリーダー養成研修会を幸区で実施しました。また、自転車事故の割合が約28%を占めていることから、交通事故を再現し恐ろしさを体験させるスケアードストレート方式による新たな交通安全教室を中原区と多摩区で実施しました。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●防犯灯の不点灯を防止し、設置効果を向上させることで、犯罪被害の未然防止を進めていく必要があります。
●市内における2010年の交通事故死者数は29人で前年比8人の増加でした。また、負傷者数は5,547人となっており、前年と比べて減少していますが、交通事故の更なる減少に向けた取組が求められています。
●人ごみでの喫煙は、たばこの火による火傷など非常に危険であることから、歩行者の安全確保に向け、喫煙者のマナーの一層の向上が求められています。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●第3期実行計画においても、市民、地域、警察等との協働による地域の身近な防犯対策を推進していきます。
●町内会・自治会が設置する防犯灯については、長寿命で不点灯防止に有効であり、かつ、地球環境配慮の観点から、二酸化炭素排出量の削減効果も期待できるLEDの防犯灯の導入を推進します。
●交通ルールの遵守やマナー向上に向け、地域や関係団体等との連携による交通安全市民総ぐるみ運動の取組を推進するとともに、特に交通事故の被害者となりやすい幼児、児童、高齢者を対象として、交通安全教室を開催します。
●路上喫煙から歩行者の安全を確保するため、路上喫煙防止キャンペーンや巡回活動を実施するとともに、路上喫煙防止重点区域の拡大等の検討を進め、指定範囲の拡大を実施します。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
市内刑法犯認知件数 路上喫煙者割合 市内交通事故発生件数
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
市内刑法犯認知件数は、警察など他の活動等の要因により大きく変動する可能性があります。また数値は年実績です。 路上喫煙防止重点区域内の定点での通行者に占める喫煙者の割合を把握することによる路上喫煙者の減少を目指すものです。2008年は喫煙者率が0.3%前後を推移していることから2010年までに0.25%の目標を設定しました。 この指標は交通安全施策が有効に行われたかを図る尺度として適しています。しかしながら道路状況、法律改正、警察の活動等の要因により大きく変動する可能性があります。また数値は年実績です。
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
小さいほどよい 小さいほどよい 小さいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 17,700 17,641 2008 0.27 0.27 % 2008 5,211 5,138
2009 17,400 15,272 2009 0.26 0.23 % 2009 4,983 4,960
2010 15,100 13,825 2010 0.25 0.17 % 2010 4,811 4,852

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 731,533 703,532 758,818 772,247 782,202 746,842 746,766 698,462

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
防犯対策事業 III 路上喫煙防止対策事業 III
交通安全推進事業 III 交通事故相談事業 III
地域コミュニティ推進事業 III わくわくプラザ事業 III
学校安全事業 III    
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