施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 23102000 ホームレスの自立支援の推進 作成課 健康福祉局地域福祉部地域福祉課
基本政策 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり 政策の
基本方向
安心な暮らしを保障する 基本施策 自立生活に向けた取組の推進
関係課   重点  

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●ホームレスの自立(就労自立・福祉的自立等)を支援するために、本市におけるホームレスの実情に応じた自立支援施策を推進していくとともに、ホームレスの自立の支援等を行う民間団体、公園、河川、道路、駅舎その他の施設の管理者等の関係機関との連携を強化するなど、総合的かつより効果的な施策を展開していく必要があります。
●ホームレス状態にある人の多くがホームレス自立支援センターなどの施設の利用等を拒否若しくは抵抗を感じている状況にあるなど、自立する意欲が低い人の割合が増加しており、また、ホームレスの高齢化、野宿期間の長期化の傾向も見られ、一方で、施設利用後に再び野宿生活に戻ってしまう人も多く見受けられる状況から、一層の効果的な支援が求められています。
施策の概要 ●「第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画」に基づき、本市におけるホームレスの実情に応じた自立支援施策を推進します。
●ホームレス自立支援施設を計画的に整備するとともに、効果的に運営します。
●関係機関と連携、協力しながらホームレスの自立に向けた効果的な支援を実施します。
●巡回相談を定期的かつ効果的に実施し、自立を阻害する要因に即して、必要な施策、施設等につなぐなど、個々の状況に応じたきめ細かな支援を実施します。
●ホームレスの自立の支援等を行う個人や民間団体の自主的な事業に対して、経費の一部を助成することにより、自立支援活動の促進を図ります。
施策の目標 ●ホームレス状態に陥った要因に着目しながら、ホームレスの人が抱えるさまざまな課題解決に向けて、保健、医療、福祉、雇用、住宅、教育など、個々の主体が一体となった効果的な自立支援を推進します。
●ホームレスに対する偏見や差別のない正しい理解と協力のもと、ホームレスの人が居所や役割などを得ることで地域社会とのつながりを取り戻すとともに、自らの意思による安定した生活を営むことができる支援を推進します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●「第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画」に基づくホームレス自立支援施策を着実に推進しました。
●ホームレス自立支援センター利用後に再び野宿生活に戻ってしまうことを防止するためのアフターケア機能として、市営住宅を活用した「グループホーム型」施設を、高津区末長に定員6人で設置しました。
●関係機関との連携と巡回相談の強化、ホームレス自立支援施設の効果的な運営により、年間450人が就労や生活保護制度の利用等による自立を果たしましたが、雇用情勢の悪化、「富士見生活づくり支援ホーム」の閉所等により計画値には達しませんでした。
●「富士見生活づくり支援ホーム」を平成23年3月末で閉所し、その代替施設として「川崎市就労自立支援センター別館」を川崎区渡田に定員60人で設置しました。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●ホームレス状態にある人の多くがホームレス自立支援センターなどの施設や生活保護制度等の福祉制度の利用を拒否若しくは抵抗を感じている状況にあるなど、自立する意欲が低い人の割合が増加しており、また、ホームレスの高齢化、野宿期間の長期化の傾向も見られ、一方で、施設利用後に再び野宿生活に戻ってしまう人も多く見受けられる状況から、より一層の効果的な支援が求められています。
●社会経済情勢の悪化により離職を余儀なくされた人、また、失業状態や日雇労働等の不安定な就労関係から終夜営業店舗等に寝泊まりするなどの不安定な居住環境にある、ホームレスとなるおそれのある人への支援について、効果的な対策を講じる必要があります。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●「第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画」を着実に推進していくとともに、ホームレス自立支援施設のさらなる効果的な運営を図るなどホームレスの自立に向けた総合的かつ効果的な支援を推進していきます。
●ホームレスの自立意欲の喚起、向上を図るために巡回相談を根気強く実施していきます。
●施設利用後の自立定着を向上させるため、アフターケア機能としての「グループホーム型」施設を増設し、効果的な運営を行います。
●平成24年1月にホームレスに対する実態調査を行い、その結果を次期計画の策定に反映していきます。
●第3期実行計画においても当該事務事業の必要性は変わることなく計画に位置付けていくこととします。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
自立者数 ホームレス人数  
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
ホームレス自立支援施設を利用後に就労や生活保護制度の利用等により自立した人数です。(※「富士見生活づくり支援ホーム」の2010年度閉所に伴い、2010年度の値が減少しています。) 「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」及び同「基本方針」に基づき実施される施策の効果を継続的に把握することを目的として、毎年1月に実施する実態調査における市内ホームレスの人数です。  
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 小さいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 652 613 2008 691 691 2008      
2009 619 552 2009 650 666 2009      
2010 696 450 2010 611 598 2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 660,579 640,727 464,627 520,583 515,456 464,551 570,667 549,052

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
明るい町づくり対策 III    
>>前のページへ戻る