施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 25101000 地域保健医療環境の充実と医療連携体制の構築 作成課 健康福祉局保健医療部地域医療課
基本政策 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり 政策の
基本方向
地域での確かな医療を供給する 基本施策 医療供給体制の確保
関係課 健康福祉局健康安全室・消防局警防部救急課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●近年、医療事故が増加傾向にあり、多くの市民が医療に対する不信感を抱いていることから、医療の安全と信頼を高め、市民が安心して医療機関を利用できるよう、医療安全の確保対策が重要となっています。
●病院と診療所の機能分担などにより地域医療機関の連携を推進し、適切な医療が受けられる体制づくりが求められています。
●北部医療圏域における病床整備計画については、市街化調整区域内への病院建築計画であることから、土地の利用や建築物等に係る多種な関係法令等の規定に基づく許認可を受ける必要があります。
●医薬品等による市民の健康被害を防止する必要があります。
●献血可能人口の減少から、血液量の確保は、年々厳しい状況にあります。
施策の概要 ●病院等において医療法等に定める基準が遵守され、良質かつ適切な医療が提供されるよう、医療法に基づく立入検査を実施します。また、医療安全相談センターに寄せられる医療機関等に関する苦情等に適切に対応します。
●地域医療審議会等において、地域医療に関する重要事項を調査・検討し、多様化する医療ニーズに対応した生活習慣病対策や救急医療の充実等地域保健医療計画の着実な推進を図ります。
●北部医療圏域の病床整備計画の実現に向け、事前相談や土地の利用、建築物等の許認可部署と調整作業を行います。
●薬局等の立入検査を実施し、医薬品等の品質・有効性及び安全性の確保を図るとともに、毒物劇物による事故危害の未然防止に取り組みます。
●400ml献血・成分献血の推進や若年者層への啓発活動を充実させ、献血者の安定確保に努めます。
施策の目標 ●医療機関における法令遵守及び医療安全に対する意識及び医療の質の向上をめざします。
●地域医療機関の連携を推進して、適切な医療が受けられる体制づくりを目指します。
●北部保健医療圏における必要病床数の確保並びに市民ニーズの高い、産科、小児科を含む総合的な医療供給に向け、病床整備計画の早期実現を目指します。
●薬局について重点的な監視を行い、重大な健康被害をもたらすおそれのある調剤過誤の未然防止を目指すとともに、11月に県内でAPEC首脳会議が開催されるため、テロ対策として、毒劇物取扱業者を中心に爆発物原料となる毒劇物等の取扱いについて監視指導を徹底します。
●神奈川県の作成する献血推進計画における川崎市献血確保目標について、100%達成を目指します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●対象となる病院(40病院)及び診療所に立入検査を実施し適切な指導を行い、法令遵守及び医療安全に対する意識の向上を図りました。また、医療安全相談センターに寄せられた医療機関等に関する苦情等に適切に対応し、患者サービス等の向上を図りました。
●北部医療圏域の病床整備については、新百合ヶ丘総合病院が9月に起工式を挙行し、本格的な建築工事に着手しました。また、事業者から事前相談等や、進捗状況について報告を受けました。
●11月の県内でのAPEC首脳会議開催に伴い、毒劇物取扱業者を中心に爆発物原料となる毒劇物等の取り扱いについて監視指導を徹底強化し、テロ対策に寄与しました。また、新規開設若しくは管理薬剤師を変更した薬局(384件)を重点対象施設として監視指導を行い、医療安全を推進し、調剤過誤防止策の適正実施を図りました。
●神奈川県が作成する献血推進計画における川崎市の献血確保目標に対して、101.6%達成しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●北部医療圏域における病床整備については、病院の開設に向けて円滑に医療法に基づく手続が行えるよう、調整や指導等を行う必要があります。
●平成21年6月改正薬事法が施行され医薬品販売制度が大きく変わり、既存薬局等に対して、新たな業態として店舗販売業などの新規許可の取得や、構造設備の変更等、円滑な対応を指導するため監視指導を徹底する必要があります。
●少子高齢化により需要に供給が追いつかず、2030年に全国で献血者124万人分の輸血用血液が不足するとされています。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●医療機関等へ立入検査を実施し適切な指導を行い、法令遵守及び医療安全に関する意識の向上を図ります。また、医療機関の苦情相談に適切に対応し医療安全確保及び患者サービス向上を図ります。
●北部医療圏域について、建築工事が着手されたため進捗状況の把握や事前相談等を行い、円滑な工事進行や申請等が行われるよう必要な調整等を行います。
●薬局等に対し、平成24年5月末の改正薬事法経過措置期間終了までに必要な手続きなどを適切に行うよう監視指導を効率的に行います。
●短期的には、年度ごとに神奈川県が作成する献血推進計画の献血確保目標の100%達成に努め、長期的には、新たな献血者の確保を目的とし若年層を中心に献血思想の醸成に努めます。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
病院立入検査実施件数 神奈川県献血推進計画に基づく川崎市献血確保目標の達成率 薬局監視件数
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
医療法に基づく病院への定期立入検査実施件数 国が策定する献血推進年度計画に基づき、神奈川県が作成した神奈川県献血推進計画の川崎市の献血確保目標を、どの程度達成したか示すもの 調剤過誤の発生を未然防止を目的とした、薬局に対する立入検査の実施件数
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
現状維持 大きいほどよい 現状維持
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 43 41 2008 90 100.2 % 2008 457 464
2009 43 41 2009 91 102.8 % 2009 457 487
2010 43 40 2010 92 101.6 % 2010 457 384

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 507,377 432,295 499,077 488,052 415,043 486,341 492,121 393,683

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
地域医療対策事業 III 医務事業 III
血液対策事業 III 薬務事業 III
地域医療関係施設整備 III 救急活動事業 III
救急救命士養成事業 III 救急医療体制確保対策事業 III
災害時医療救護対策事業 III 休日急患診療所等運営事業 III
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