施策課題 | 32105000 | 不登校等の児童・生徒への対応 | 作成課 | 教育委員会事務局学校教育部指導課 | |||||
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基本政策 | 人を育て心を育むまちづくり | 政策の 基本方向 |
子どもが生きる力を身につける | 基本施策 | 子どものすこやかな成長の保障 | ||||
関係課 | 教育委員会事務局総務部人権共生・教育担当、総合教育センター | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●本市における不登校児童生徒の出現率は、小学校においては全国平均を若干下回りますが、中学校においては1.4倍を超える状態にあります。そのため、中学校にはスクールカウンセラーを、小学校・高等学校には学校巡回カウンセラーを配置し、専門性の高い相談活動が迅速に行われる必要があります。また、不登校対策推進事業(フレンドシップかわさき)を推め、不登校の未然防止に努めるとともに、不登校児童生徒の居場所作りを推め、学校や社会への復帰を支援する必要があります。 |
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施策の概要 | ●スクールカウンセラーを市内公立中学校51校に配置するとともに、小学校・高等学校に学校巡回カウンセラーを派遣し、各学校で不登校の問題だけではなく、子どもたちの豊かな心を育むための活用も促進・充実させます。また、小学校と中学校の連携、学校と関係機関の連携を促進し、不登校の総合的対策の構築を図ります。 ●相談活動や体験活動を通して自己理解や成功体験を積み、自尊感情を育て学校復帰や社会復帰の支援をする場として、不登校児童生徒の居場所となる適応指導教室(ゆうゆう広場)を設置します。 |
施策の目標 | ●不登校等の児童生徒への対応を図り、学校や社会への復帰を支援します。 ・スクールカウンセラーの継続配置 ・小学校・高等学校へ派遣する学校巡回カウンセラーの派遣 ・不登校対策推進事業(フレンドシップかわさき)の実施 ・適応指導教室(ゆうゆう広場)の設置 |
評価結果 | (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●中学校においては、全校にスクールカウンセラーを継続配置するとともに、連絡会議や研修会を定期的に開催し、各校の相談体制の充実を図りました。また、7名の学校巡回カウンセラーを教育相談センターに配置し、小学校、高等学校の要請に応じて派遣できました。高等学校へは、要請に応じるだけでなく、週1日程度定期的に派遣することができ、より校内の相談体制の充実が図られました。さらに、緊急の事件・事故に対し、学校巡回カウンセラー、スクールカウンセラー等により即応する体制をつくり、すべてのケースにおいて迅速に対応できました。 ●不登校対策推進事業(フレンドシップかわさき)において、定期的な連絡会議や研修会を通し、小中の連携や関係諸機関との連携が一層深まり、不登校数の減少とともに不登校の総合的な対策が構築できてきました。また、フレンドシップかわさきに参加するNPO法人と教育委員会との協働で、不登校のための相談会・進路情報説明会なども開催できました。 ●中原区に新たな適応指導教室「ゆうゆう広場なかはら」を開設することができ、慢性的な通級者増の緩和が図られました。合わせて、不登校児童生徒が通級しやすい環境整備が図られました。 |
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2008 | ||
A | ||
2009 | (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 | ●高等学校へは、学校巡回カウンセラーを7名に増員することで週1日程度定期的に訪問相談を実施することができるようになりましたが、小学校へは、要請に応じて学校巡回カウンセラーを派遣するに留まっています。今後、小学校へも定期的に訪問できる体制づくりを検討していく必要があります。 ●不登校の児童生徒がどの地域からでも適応指導教室(ゆうゆう広場)通いやすい環境の整備を図り、学校復帰、社会復帰の支援を充実させる必要があります。 |
B | ||
2010 | (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 | ●市内公立中学校51校へのスクールカウンセラーの継続配置及び小学校・高等学校へ派遣する学校巡回カウンセラーの継続実施を図り、校内の相談体制の充実に努めます。また、学校巡回カウンセラーの派遣の在り方について検討します。 ●不登校対策推進事業「フレンドシップかわさき」を継続し、不登校の総合的対策の構築をさらに図ります。 ●適応指導教室(ゆうゆう広場)へ通級するにあたって、地理的に不便な地域の不登校児童生徒も通級しやすい環境の整備を図ります。 |
B |
A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの
参考指標名(1) | 参考指標名(2) | 参考指標名(3) | |||||||||
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不登校児童生徒数の前年度との対比 | |||||||||||
指標の説明(1) | 指標の説明(2) | 指標の説明(3) | |||||||||
様々な不登校対策に取り組んでいるが、不登校の原因は多様である。そのためはっきりとした指標を設けることはできないが前年度の不登校児童生徒数との比較を目安とする。 | |||||||||||
指標の方向性(1) | 指標の方向性(2) | 指標の方向性(3) | |||||||||
小さいほどよい | |||||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2008 | 1,286 | 1,324 | 人 | 2008 | 2008 | ||||||
2009 | 1,324 | 1,265 | 人 | 2009 | 2009 | ||||||
2010 | 1,265 | 1356 | 人 | 2010 | 2010 |
年度 | 2008(H20)年度 | 2009(H21)年度 | 2010(H22)年度 | |||||
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予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 326,642 | 282,934 | 332,684 | 362,141 | 326,863 | 287,193 | 578,761 | 554,962 |
事務事業名 | 3ヵ年の達成度 | 事務事業名 | 3ヵ年の達成度 |
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児童生徒指導・相談業務 | III | 適応指導教室事業 | III |
子どもの権利学習推進事業 | III | 人権教育推進事業 | III |
多文化共生教育推進事業 | III |