施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 53202000 技術・技能の振興奨励 作成課 経済労働局労働雇用部
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
就業を支援し勤労者福祉を推進する 基本施策 勤労者施策の推進
関係課 経済労働局労働雇用部 重点  

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●美容・大工から精密加工にいたる「もの」をつくりだす技術・技能職者は、市民生活に豊かさやゆとりを与えるとともに本市産業の維持・発展には不可欠でありますが、環境の変化、価値観の多様化、高齢化などにより大変厳しくなっています。
●技能奨励事業は高齢化による技能断絶、技能職者の社会的評価向上、技能職団体の活動支援が求められています。
●かわさきマイスター制度事業は本市技能職者の最高峰として、技能職者の魅力創出、社会的地位向上、卓越した技能の普及・啓発、高齢化による卓越した技能の断絶が課題となっています。
●生活文化会館の管理運営事業は技能の殿堂として、技術・技能振興に寄与しながら効率的且つ円滑な管理運営が求められています。
施策の概要 ●技能奨励事業は、技能職者と市民が気軽に交流できる市民啓発イベントや中学生を対象にした技能体験教室を開催することにより、優れた技能・技術の関心を高めるとともに、継承する人材の確保を図ります。また、技能職団体や認定職業訓練校の活動支援を行います。
●かわさきマイスター事業は、極めて優れた技術や卓越した技能を有する技能職者を認定・顕彰することにより、技能を尊重する社会の形成を図ります。また、イベント出展、学校派遣、市民向け講習会開催、情報発信の充実などにより素晴らしい技能の活用・継承や後継者育成を行います。
●生活文化会館の管理運営事業は、指定管理者制度を活用して、技術・技能に対する市民の理解を深め、技能職者相互の交流を図り、技能水準の向上等を目指すとともに、市民ニーズに沿った施設管理を推進します。
施策の目標 ●技能奨励事業は、技術・技能の紹介活動、技能職団体の支援・育成を通し、技能振興や後継者育成を図ります。
●かわさきマイスター事業は、技術・技能職の大切さを広く社会に再認識させ、技術・技能職者が誇りを持って「技」の錬磨に励むことを支援し、後継者世代が素晴らしい技術・技能を継承・発展します。
●生活文化会館の管理運営事業は、技能職者の殿堂に相応しい事業を実施しながらも、市民が多目的に利用できる施設として、効果的な会館管理運営を図ります。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●技能奨励事業は、技能職団体との連携・協力を強め、後継者育成事業「技能職者に学ぶ」は中学校2校にて15職種の技能体験を行い、技能職の役割やものづくりの大切さ・重要性の理解を深めました(東日本大震災の発生により2校中止)。市民啓発イベント「技能フェスティバル」は技能組合等22団体の協力にて2,650名、技能五輪併催イベント「かわさきものづくりフェスタ」は9,000人が来場者し、技能職に対する市民の関心を高めました。
●かわさきマイスター事業では、選考にあたり、応募者の発掘に努め、16名応募で5名認定しました。学校派遣は9校にて実施し、後継者の育成に努めました。イベント出展は新たに県や企業と連携して11件、市民向け講習会は9回開催し、技能の普及・啓発に努めました。また、インターネットを活用した積極的な情報発信を実施し、26名の詳細な個人紹介を行いました。また、マイスターの技能を集結して「ものづくり」に取り組む新規事業「ものづくりプロジェクトを10名のマイスターにより発足させました。
●生活文化会館の管理運営事業は、指定管理者の徹底した応接・接遇教育と利用者本位の姿勢による窓口対応などサービスの向上、実習室の多目的化等により、利用率・利用収入とも増加しました。利用者満足度は高く、自主事業も技能関連講座を中心に開催し、技能の振興に寄与しています。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●大変厳しい環境は継続しており、技能職者の活性化のためには従前のイベント出展や後継者育成といった勤労者福祉的な観点に加えて、安定した経営基盤を確立し、事業継続を着実に推進するために収益力を向上させるマーケティング支援などの経済振興の取組が求められています。
●かわさきマイスター事業は本市技術・技能者の最高峰として、技術・技能職者の将来像・理想像を掲出することが求められています。
●生活文化会館の管理運営事業は、技能振興に資する事業を推進しながら、老朽化への対応が必要となっています。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●市民啓発イベントの出展、教育機関での技能体験の実施、市民・若手技能職者向けの講習会等を開催することにより、技能奨励・後継者育成・人材育成に向けた取組を強化します。
●経済振興の取組を導入し、収益力向上に向けた研究会の開催、商談会の出展、積極的な情報発信などを推進することにより、ビジネス拡大や技術・技能の活用促進を図ります。
●卓越した技術・技能職者を「かわさきマイスター」として認定し、優れた技能を活用した実演・実技指導・講習会・情報発信等を推進します。
●生活文化会館の管理運営事業は、市内技術・技能職者の拠点として技能振興事業に取組むとともに、今後の効率的な老朽化への対応策を検討していきます。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
かわさきマイスターのイベント・学校派遣・講習会の実施数 生活文化会館利用率  
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
かわさきマイスターが出展するイベント、実技指導等を行う学校派遣、市民向け講習会等の実施数 年間利用件数/営業日合計のコマ数  
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 10 11 2008 46.4 50.4 % 2008      
2009 12 20 2009 46.9 52.9 % 2009      
2010 17 29 2010 53.1 54.2 % 2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 95,621 89,216 94,026 93,202 91,700 91,983 95,426 92,147

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
技能奨励事業 III かわさきマイスター制度事業 III
生活文化会館の管理運営事業 III    
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