施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 54403000 臨港道路の維持・整備 作成課 港湾局港湾経営部整備計画課
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎臨海部の機能を高める 基本施策 広域連携による港湾物流拠点の形成
関係課 港湾局維持課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●川崎港は、京浜工業地帯の工業港としての機能に加え、商業機能を併せ持つ総合港湾として首都圏の経済活動を支える重要な役割を果たしています。首都圏の生活や経済活動を支えていくため、東京湾諸港との広域連携によるコンテナ輸送の効率化や羽田空港拡張・国際化に対応した総合的な物流体系を構築し、川崎港における陸・海・空を結ぶ円滑かつ安全な輸送ルートの確保に向けた交通ネットワークの整備が求められています。また、東扇島総合物流拠点の形成により交通量の増加が予想されるなかで、より充実した施設整備と適切な維持管理が重要となっています。
施策の概要 ●現在、東扇島と市街地を結ぶ唯一の連絡道路である川崎港海底トンネルは、完成以来30年が経過しており、また東扇島の物流機能の重要な基幹道路であることから、交通の円滑化や利便性の向上の推進を図り、さらに、安全性を確保するため、適切な改修工事及びトンネル内部の保守管理を実施します。
●京浜港における外貿コンテナ輸送需要の増加や東扇島の物流機能の効率化に対応した交通機能の強化、臨海部の交通ネットワークの充実、環境負荷の軽減を図るため、東扇島と水江町を結ぶ新たな臨港道路の整備を促進するとともに、当該道路の接続に伴い、東扇島内の円滑な交通動線を確保するため、島内の既設臨港道路を改良します。
●基幹的広域防災拠点の完成に伴い、災害時における緊急物資の輸送路を拡充させるとともに、東扇島で働く人々の避難路を拡充するためにも、新たな臨港道路の整備を促進します。
施策の目標 ●川崎港海底トンネルを通行する車両等の安全性を確保するため、効率的な改修事業及び維持管理を実施することで施設の延命化を図ります。
●臨海部の交通ネットワークの充実や環境負荷の軽減、災害時における緊急物資の輸送路や働く人々の避難路を拡充するため、臨港道路東扇島水江町線の整備を促進します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●川崎港海底トンネルについては、本体部の液状化対策工事が100%完了し、補修工事も計画通り実施しました。また、関係局と調整の上、換気棟の老朽化対策を行うための現地調査(耐震診断)・基本設計を実施しました。さらに諸設備について維持補修工事や年間の保守運転管理業務及び電気・機械設備保守業務委託を行い、常時良好な状態を維持しました。
●臨港道路東扇島水江町線の整備を円滑に推進するため、工事中に付近を航行する船舶の安全を確保するための検討会において助言したり、既設道路への接続に関して関係部署との連絡調整を行い、積極的に情報提供や意見交換を実施することで支援協力体制を確立し、設計等に対して本市や地域の意向を反映させることができました。
●東扇島内臨港道路の整備に関しては、港湾計画を変更し、新交付金制度である社会資本総合整備計画に位置付け、交付金対象事業として実施することとしました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●東扇島東公園は、大規模災害時には基幹的広域防災拠点として機能を発揮することから、東扇島と川崎市街地を結ぶ唯一の連絡路である川崎港海底トンネルは、大規模災害時においても緊急物資・復旧資材の輸送路または、緊急避難路としての機能確保が必要です。
●臨港道路東扇島水江町線整備事業は国直轄事業として2009年度事業着手しましたが、円滑に整備を推進するため、海事関係者や地権者、関係機関との調整が必要であり、適切かつ早急な対応が求められております。また当該道路の接続等により必要となる東扇島内臨港道路の整備を推進するため、事業者との調整や適切な予算措置が求められます。
A
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●川崎港海底トンネルについては引き続き、トンネル本体や換気棟の老朽化対策等の補修工事を実施するとともに維持管理計画を策定して適切な維持管理を行い、施設の延命化を図ります。また、通行車両の安全性確保のため、トンネル内の諸設備について、効率的かつ効果的に保守委託や維持補修工事を実施して延命化を図ります。
●臨港道路東扇島水江町線については引き続き、国及び庁内関係部局との連携強化を図り、国が早期に現地着工できるよう支援し、当該道路の整備促進並びに早期供用に向けた調整を行います。また、当該道路の進捗に合わせて東扇島内臨港道路の整備を推進します。
A

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
川崎港海底トンネル改修事業の事業進捗率 臨港道路東扇島水江町線整備事業の事業進捗率  
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
川崎港海底トンネルの延長2,180mに対する改修事業の進捗率 臨港道路東扇島水江町線の整備延長約3.1kmに対する整備事業の進捗率  
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 59 59 % 2008       2008      
2009 71 71 % 2009 0.4 0.4 % 2009      
2010 76 76 % 2010 2 4 % 2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 726,588 632,733 842,783 886,400 1,097,297 557,019 1,179,414 1,178,124

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
臨港道路東扇島水江町線整備事業 III 川崎港海底トンネル改修事業 III
川崎港海底トンネル維持整備事業 III    
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