施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 61103000 観光資源の創出・育成 作成課 経済労働局産業振興部商業観光課
基本政策 個性と魅力が輝くまちづくり 政策の
基本方向
川崎の魅力を育て発信する 基本施策 新たな観光の振興
関係課 経済労働局公営事業部総務課、経済労働局公営事業部業務課、市民・こども局市民文化室 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●市内への集客の促進にあたり、集客の拠点となる観光資源がまだまだ不足しており、新たな観光資源の創出や既存資源のさらなる活用・利用を図ることにより、資源の連続性・集積を確保していく必要があります。
施策の概要 ●「かわさき観光振興プラン」における戦略2「かわさきの産業特性を活かした産業観光の振興」、戦略3「かわさきの文化にこだわった都市型観光の推進」、戦略4「かわさきの自然・歴史資源のブラッシュアップによる観光振興」に基づき、新たなイベントや観光拠点などの観光資源の創出を進めます。特に、「音楽のまち・かわさき」の推進などの地域観光振興を進めます。
施策の目標 ●既存の観光資源はもとより、これまで観光資源としては注目されていなかった「産業」を新たな資源として活用することをはじめとして、「市制記念多摩川花火大会」等の大規模イベントの振興、また、映画、音楽などのさまざまな都市観光、さらには競輪・競馬といった公営事業なども観光資源として活用をめざします。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●「市制記念多摩川花火大会」等のイベントを開催・支援し、多数の観光客の来場を得ました。なお、花火大会については、開催環境の変化に対応した警備体制を整備するとともに、有料協賛席の導入により、企業協賛金収入等の減を補い、開催経費を確保することができました。
●産業観光の推進については、民間主導による「産業観光ツアー」の実施や民間事業者と連携した工場夜景関連ツアーの定期運行を実施することにより、多くの観光客が川崎を訪れました。産業観光受入施設の拡充を行うとともに、工場夜景サイトの開設や産業観光パンフレットの作成、民間事業者と連携した川崎工場夜景カレンダーの作成、教育旅行の誘致を行うなど積極的に広報を行いました。川崎産業観光検定を実施(震災により、2011年6月に延期)するとともに、検定合格者に対する支援として、合格者の集い、産業観光ガイド養成講座を開催し、「川崎の産業観光を支援する会」を設立することにより、合格者のガイドとしての活用や広報支援等を行うしくみを作ることができました。産業観光シンポジウムの一環として、他都市と連携した「全国工場夜景サミット」を開催しました。こうした取組が評価され、川崎の産業観光の取組がメディアで多数紹介され、川崎市を大きくPRすることができました。なお、川崎駅発着の産業観光巡回バス事業を春休みの3日間実施予定でしたが、震災により中止となりました。
●「第16回KAWASAKIしんゆり映画祭」や「ミューザ川崎シンフォニーホール」において国内外の一流オーケストラによる公演を実施するなど、地域文化の定着や文化交流の推進、クラシックファンの裾野の拡大、芸術文化活動の振興、「音楽のまち・かわさき」の推進などを図り、地域観光の振興を進めました。
●競輪事業では、「富士見周辺地区整備基本計画」等の内容を踏まえ、「川崎競輪場再整備基本計画」を策定し、これに基づき基本設計を行ないました。また、「新成人競輪デビュープラン」など新たな企画を実施し事業のイメージアップと活性化を図りました。競馬事業では、桜木町に会員制場外発売所を開設するなど売上向上策を実施しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●花火大会については、引き続き開催環境の変化に応じた警備体制を整備するとともに、有料協賛席の定着に注力し、企業協賛金収入等の減を補う財源対策を検討・実施する必要があります。
●本市の特性を活かした産業観光等を呼び水にして、観光客を呼び込み、地域でお金を消費してもらえる施策について引き続き検討していく必要があります。
●国が検討を進めている競輪事業制度改革を踏まえ競輪事業及び競馬事業のより一層の効率的な経営を推進していきます。
A
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●花火大会については、民間活力を導入して、開催環境の変化に即した安全対策の強化を図るとともに、有料協賛席の増設など財源対策の方策を検討・実施します。
●産業観光については、民間事業者と連携して、産業観光ツアー、工場夜景関連ツアー等を継続して実施できるよう努めるとともに、他都市等との連携による誘客の取組を引き続き推進していきます。また、「川崎産業観光検定」を引き続き実施するとともに、「川崎の産業観光を推進する会」を支援し、検定合格者が自主的に活動できる取組を推進していきます。
●「KAWASAKIしんゆり映画祭」はこれまでの実績を踏まえ「映像のまち・かわさき」との連携をより強化して市民主体の事業を実施していきます。
●「ミューザ川崎シンフォニーホール」については、国内外の一流オーケストラによる公演や音楽文化の裾野を広げ将来の聴衆を育てる多彩な自主事業を展開するとともに、魅力あるホールとしての地位を確立できるよう引き続き指定管理者に対して適切な指導を実施します。
●競輪事業については、再整備に係る実施設計を行うとともに、より一層の効率的な経営を行います。競馬事業については、より一層の効率的な経営を推進していきます。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
前年の入込観光客数    
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
●産業観光など新たな観光振興に取り組むことにより、観光客の増加を統計的に図ります。(2010年の入力実績値は、2009年の入込観光客数である。)    
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008   1,337 万人 2008       2008      
2009   1,345 万人 2009       2009      
2010   1,327 万人 2010       2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 26,378,260 22,023,596 25,867,240 29,971,382 22,576,240 25,384,139 23,593,297 17,351,633

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
産業観光推進事業 II 競輪開催・運営 III
競輪場整備 III 市制記念花火大会事業 III
競輪事業諸支出金 III 競馬事業の運営 III
川崎シンフォニーホール管理運営事業 III 地域文化のまちづくり推進事業 III
>>前のページへ戻る