施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2009年度


<基本情報>

施策課題 52403000 科学技術を学ぶ場づくり 作成課 経済労働局産業政策部企画課
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の基本方向 新たな産業をつくり育てる 基本施策 科学技術を活かした研究開発基盤の強化
関係課 教育委員会事務局生涯学習部文化財課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●本市は平成17年3月に「科学技術の活用・還元」と「科学を市民の手に」を基本理念とする科学技術振興指針を策定しました。「青少年の理科離れ」や「科学への関心の低下」「中小・中堅企業の先端科学技術への対応」という課題解決のために、指針に基づき、市民生活における科学技術の活用や、将来を担う子どもたちに科学への興味・理解を育むことに取り組む必要があります。
施策の概要 ●「新川崎・創造のもり」において大学・研究機関との協力のもと、大学・研究機関等の研究成果を中小企業や市民に還元し、中小企業や市民が科学技術を身近に接することができるような公開セミナーなどのネットワークづくりに取り組みます。K2(ケイスクエア)タウンキャンパスについては青少年・市民の科学学習の場としての機能を果たすように関係機関との調整を図り、次代を担う子どもたちの科学技術への夢を育む場の形成を目指します。
●芸術と科学の融合化を目指し、研究者によるセミナーや企画展示などのイベントを開催し、市民に対して科学技術の啓発を行います。
●子どもたちの理科離れを防ぎ、科学の楽しさを伝えるため、学校やボランティアと連携して、科学実験セットの開発・整備・運用を行います。
施策の目標 ●市民が科学技術を学び、活用する地域を形成するため、公開セミナーや各種イベントを開催することにより、科学技術に対する理解の増進と将来を担う子どもたちに科学する心の育成を図ります。
●地域経済の再生・活性化のために、公開セミナーを開催することにより、中小・中堅企業における新技術の習得、製品の高付加価値化等の促進を図ります。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●子どもから大人、企業の方まで幅広い市民が科学技術に接することができる機会を下記の通りに提供することで、市民の科学やものづくりに対する理解・関心を高めることができた。
●慶應大学の協力のもと、大学・研究機関等の研究成果を中小企業や市民に還元し、中小企業や市民が科学技術と身近に接することができる公開セミナー・企業との交流会等を4回開催しました。
●市内研究機関等に関係する研究を分かりやすく市民に提供する「かわさきサイエンスカフェ」を8月から11月にかけて3回実施しました。また、科学技術の啓発のために、2月の国際環境技術展において、KASTなどの協力のもと、市民向けの企画展示やセミナーを開催しました。
●21世紀子どもサイエンス事業は、科学実験セット「ワクワクドキドキ玉手箱」をボランティアグループと協動により開発・整備・運用し、指導者養成講座の開催及び科学の祭典である「サイエンスチャレンジ」に実験ブースを提供することにより、子どもたちが理科や科学に触れる場を幅広く提供しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●科学技術が身近なものとして理解してもらうための継続的な啓発活動が課題です。
●最先端科学の専門的な知識を市民に分かりやすく説明できる研究者や技術者の開拓・確保が課題です。
●科学実験セットの改良と科学ボランティアの育成が課題です。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた次年度の取組や今後の方向性 ●新川崎・創造のもりの研究開発拠点を担う慶應大学の研究成果を企業や大学に還元するため、中小企業や市民が科学技術と身近に感じられる公開セミナーの開催や、企業との交流づくりを行います。
●青少年の理科離れ、科学への関心の低下が進む中、将来の川崎の産業を担う世代に対する科学技術の啓発とともに、産業構造の変化に対応し、新しい科学技術の成果と芸術を融合させるイベントを企画します。
●子どもたちが科学に親しむ体験を増やし科学に触れる場を幅広く提供します。
●第3期実行計画においても、引き続き、取組みを充実・強化していくことを想定しています。
 

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
「新川崎・創造のもり」での公開セミナー等の開催回数 理科の好感度 理科の理解度
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
「新川崎・創造のもり」における中小企業や市民が科学技術に接することができる公開セミナー等の開催回数 中学2年生の学習状況調査の意識調査において、理科を「すき」「どちらかといえばすき」と回答した生徒の割合 中学2年生の学習状況調査の意識調査において、理科を「わかる」「どちらかといえばわかる」と回答した生徒の割合
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 4 5 2008   53.1 % 2008   62.7 %
2009 4 4 2009   53.6 % 2009   65.2 %
2010 4     2010       2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 15,862 13,485 15,302 13,353 11,287 14,744 0 0

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 達成度 事務事業名 達成度
新川崎・創造のもり推進事業 3 科学と芸術の融合展 3
21世紀子どもサイエンス事業 3  
   
   
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