施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2008年度


<基本情報>

施策課題 41201000 市民・事業者の排出抑制とリサイクル活動の支援 作成課 環境局生活環境部廃棄物政策担当
基本政策 環境を守り自然と調和したまちづくり 政策の
基本方向
環境に配慮し循環型のしくみをつくる 基本施策 ごみをつくらない社会の実現に向けた取組の推進
関係課 環境局生活環境部廃棄物政策担当 環境局生活環境部廃棄物指導課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●本市は近年人口が増加している中にあって、廃棄物の総排出量はほぼ横ばいに推移しており、市民1人1日あたりでは減少しているなど、減量・リサイクルの取組は市民の間に一定程度浸透しています。●しかし、排出量自体は依然として高水準であることから、循環型社会の構築に向け、市民・事業者・行政の協働のもと、さらなる発生・排出抑制に取り組むとともに、資源集団回収の拡充など、市民・事業者による自主的なリサイクル活動をより一層推進することが課題となっています。●このため、市民全体のリサイクル意識の向上を図るほか、ごみの排出量に応じた負担の公平性を確保し、減量に向けた動機付けを図ることが必要です。
施策の概要 ●資源集団回収の利用促進など、リサイクルに向けた市民の自主的な取組を支援するとともに、環境学習や市民間交流、実践活動の場の提供などの支援を通じ、ごみ減量に対する意識啓発を推進します。●2015年までに市民1人1日あたり100gの生ごみ排出量の減量を目指し、2007年2月に策定した「かわさき生ごみリサイクルプラン」に基づいた取組を実施します。●ミックスペーパー分別収集の全市実施及びその他プラスチック製容器包装の分別収集モデルの開始について、適正な排出に向けた普及広報を行います。●事業活動に伴い発生する産業廃棄物及び一般廃棄物の発生・排出抑制とリサイクルの促進に向け、排出事業者への指導を行います。●排出量に応じた負担の公平性を確保するため、経済的手法の導入に向けた検討を行います。
施策の目標 ●「一般廃棄物処理基本計画(かわさきチャレンジ・3R)」に掲げている、2015年度までの計画目標である「市民1人1日あたりごみ排出量180g減量」「資源化率35%」などの達成に向けて、ごみの減量・リサイクルの取組を推進し、地球環境にやさしい持続可能な循環型のまちを目指します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●ごみの総排出量を削減するため、生ごみ処理機等の購入助成(約550基)や資源集団回収の拡充に取り組みました。●「かわさき生ごみリサイクルプラン」に基づき、市民向けの生ごみ講習会を2回開催したほか、生ごみリサイクルリーダー派遣等を行いました。また、市民・農家の協働による生ごみリサイクルモデル事業を新たに立ち上げました。●ミックスペーパー分別収集モデル事業の対象地域へのフォローアップ広報として、回覧用リーフレットの配布及び集積所ポスターの貼付を行い、排出方法等の周知徹底を図りました。また、適正なごみ排出方法等を周知するため、リーフレット(「ごみと資源物の分け方・出し方」の概要版)を作製し、ポスティングにより市内全戸へ配布しました。●「一般廃棄物処理基本計画(かわさきチャレンジ・3R)」において2005〜2009年度までの5年間に行うべき具体的施策を取りまとめた行動計画について、環境審議会に諮問し、同審議会で取りまとめた答申を基に、2009〜2014年度の5年間を計画期間とした行動計画を改定しました。●廃棄物の減量に有効な手法(経済的手法等)の検討会議を廃棄物部門で立ち上げました。●事業系ごみの減量・リサイクルに向けては、事業者向け説明会やヒアリング、立入検査等を通して指導を実施しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●上記のような成果が出ていますが、循環型社会の構築の観点から、今後もごみの発生・排出抑制、再使用、再生利用をさらに推進する必要があります。●また、世界的に喫緊の課題となっている地球温暖化について、廃棄物分野においても対策を推進していくことが必要となっています。
 
2010 (1)、(2)を踏まえた次年度の取組や今後の方向性 ●改定した一般廃棄物処理基本計画(かわさきチャレンジ・3R)における行動計画に基づき、各施策について取組を進め、計画の進行管理を行うとともに、計画の進捗状況を図る評価方法を検討します。●生ごみ処理機等助成制度の周知を図り、市民の生ごみ減量・リサイクルの動機付けを推進するとともに、助成者へのフォローアップ体制の構築を進めます。●分別収集の拡充については、2010年度中のミックスペーパー全市拡大及びその他プラスチック製容器包装のモデル事業の開始に向け、効率的・効果的な広報手法等の検討を行います。●廃棄物の減量に有効な手法(経済的手法等)等について、2008年度に立ち上げた検討会議において、検討を進めます。
 

A…目標に向かって順調に課題解決が図られている。B…目標に向かって一定の成果が上がっている。C…課題解決が不十分で取組の改善が必要である。D…課題解決が図られていないため、抜本的な見直しが必要である。


<参考目標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
市民1人1日あたりのごみ排出量 資源化率  
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
市ごみ総排出量を人口及び年間日数で除した数値。ごみ総排出量とは、家庭系一般廃棄物(普通ごみ・粗大ごみ・資源物)、事業系一般廃棄物(施設搬入ごみ・資源物)、その他(道路清掃ごみ)の合計です。一般廃棄物処理基本計画においては、2015年度までに、1,128gに減量することを目標としています。(2008年度実績は推計値) 資源化量を市ごみ総排出量で除した数値。資源化量とは、資源集団回収量、市分別収集量(空き缶・空きびん・ペットボトル・小物金属・ミックスペーパー・その他プラスチック製容器包装)、事業系資源物、その他の合計です。一般廃棄物基本計画においては、2015年度までに、35%にすることを目標としています。(2008年度実績は推計値)  
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
小さいほどよい    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 1225 1225 g 2008 24 24 % 2008      
2009 1220     2009 25     2009      
2010 1193     2010 27     2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 1,472,709 1,382,674 1,474,184 0 0 1,409,044 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成度 事務事業名 達成度
資源集団回収推進事業 3 生ごみコンポスト容器・生ごみ処理機助成事業 3
生ごみ等リサイクル推進事業 3 普及広報活動事業 3
廃棄物企画調整事務 3 廃棄物減量指導員活動事業 3
橘リサイクルコミュニティセンター等運営事業 3 余熱利用市民施設運営事業 3
事業系ごみ減量化推進事業 3 一般廃棄物処理業許可事務 3
産業廃棄物指導事業 3    
>>前のページへ戻る