施策進行管理・評価表(1)

評価年度:2007年度


<基本情報>

施策課題 15101000 安定給水の確保と安全性の向上 作成課 水道局経営管理室
基本政策 安全で快適に暮らすまちづくり 政策の
基本方向
安定した供給・循環機能を提供する 基本施策 良質な水の安定供給
関係課 水道局総務課 水道局給水装置センター 水道局管理課 水道局計画課 水道局設計課 水道局第1配水工事事務所 水道局第2配水工事事務所 水道局第3配水工事事務所 水道局水運用センター 水道局施設管理課 水道局水質課 水道局長沢浄水場 水道局潮見台浄水場 水道局生田浄水場 水道局経営管理室

<施策概要>

当該施策によって
解決すべき課題
●浄水場や配水管といった水道施設の多くで老朽化が進み、今後、大規模な更新時期を迎えます。このような状況の中、良質で安定的な水を供給するため、計画的な施設の更新が求められています。
●安全でおいしい水を供給するために、水質管理・監視体制の充実を図るとともに、水道水源の水質保全や浄化を図ることが必要です。
●災害時に飲み水などのライフラインを確保するために、水道施設の計画的な耐震化が求められています。また、災害発生直後の給水確保のために、バックアップ体制や応急対策の充実を図ることが必要です。
施策の概要 ●取水、浄水、配水、給水などを通して、安全な水を安定的に供給しています。
●浄水処理した水を浄水場から運び出す配水管や、配水管から各家庭へ水を取り込む給水管などのうち老朽化したものを中心に計画的に更新します。
●相模湖、津久井湖などの水源地の環境整備などにより、水質の安定した水道水源を確保します。
●安全でおいしい水を供給するために、水質管理・監視体制の充実を図ります。
●災害発生時における給水への影響を最小限にするため、施設耐震化実施計画を定め、水道施設の耐震化や耐震管路の整備を進めます。また、災害時に飲料水の供給を確保するために、循環式地下貯水槽の整備を進めます。

<施策の目標>

施策の目標 ●水源保全や水道施設の更新、災害対策を進めることで、安全でおいしい水の安定的な供給を確保します。

<成果の説明>

評価結果 ●浄水処理施設における運転管理指針・マニュアルの見直しを行い、緊急時対応訓練などを実施したことから、台風のもたらした高濁度原水にも、状況に応じた運転管理により、適正な浄水処理を行いました。
●再構築計画の詳細設計を実施するとともに、長沢浄水場の施設更新に伴う環境影響評価などを実施しました。2016年度の事業再構築の完了に向けて、施設整備を進めていきます。
●老朽給水管の一つである鉛製給水管率の低下からもわかるように、老朽化した配水管、給水管などの更新を計画的に進めています。
●水源池でアオコの大量発生がありましたが、エアレーション装置を活用することなどで水道水源の水質保全を行いました。また、水源池で湧水や植物を利用した水質浄化施設42,200m2の整備が完了し、今後、水源池の水質の改善に寄与することが見込まれます。
●2006年度に水質検査に対する信頼性を客観的に保証する優良試験所規範(水道GLP)の認定を取得しました。この手法の応用や手順書などの整備を行い、水質管理・監視体制の更なる充実を図りました。
●2基の循環式地下貯水槽を整備し、市民一人当たりの貯水槽容量を1.5リットルとすることで、災害時における応急対策を充実しました。
2005~2007
A
解決するべき課題に対する成果及び課題解決を阻害する要因(残された課題、新たな課題、社会環境の変化)等

<参考目標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
鉛製給水管率 市民1人当たり循環式地下貯水槽容量 カビ臭から見たおいしい水達成率
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
全給水件数のうち鉛製給水管が使用されている割合を示すもので、鉛製給水管についての計画的な更新の進捗を確認することができる指標の一つです。老朽給水管対策事業の一環として鉛以外の素材への更新を進めています。 目標値:4.2%(2009年度) 災害発生直後の飲料水確保のために設置を進めている循環式地下貯水槽の市民一人当たりの容量を示すもので、災害時における飲料水の確保のしやすさの目安となります。
目標値:1.9リットル(2009年度)
カビ臭の原因物質であるジェオスミンや2-メチルイソボルネオールの水質基準値に対する濃度を示すもので、水のおいしさをカビ臭から判断する指標です。2007年度に水質基準の改正により実績値が低下しましたが、カビ臭の原因物質の濃度は例年並みです。
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
  大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
小さいほどよい   小さいほどよい   小さいほどよい
  現状維持   現状維持   現状維持
実績値(1) 実績値(2) 実績値(3)
計画策定時 7.8 % 計画策定時 1.2 リットル 計画策定時 93 %
2005 7.1 % 2005 1.3 リットル 2005 93 %
2006 6.4 % 2006 1.4 リットル 2006 93 %
2007 5.6 % 2007 1.5 リットル 2007 85 %

<事業費>

(単位:千円)
年度 2005(H17)年度 2006(H18)年度 2007(H19)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 20,906,800 20,431,954 20,799,221 19,851,044 18,348,890 20,241,776 19,297,252 19,347,057

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
水源水質保全事業 I 水質管理 II
浄水処理(長沢浄水場) II 浄水処理(潮見台浄水場) II
浄水処理(生田浄水場) II 貯水・取水施設の維持・改良事業 II
取水・導水施設の監視・制御及び保守点検事務 II 配水施設・設備の監視・制御及び保守点検事務 II
水道施設の危機管理対策 II 施設整備事業 II
老朽給水管対策事業 II 漏水防止計画 I
水道施設耐震化事業 II 給水装置工事の手続及び調査・企画・指導 II
川崎縦貫道路関連施設整備事業 III 一般管路の設計及び積算業務 I
管更生・土木構造物・川縦関連の設計及び積算業務 II 建設改良工事の設計及び積算業務 II
配水管布設替工事の施行及び監督(第1配工) II 配水管布設替工事の施行及び監督(第2配工) II
配水管布設替工事の施行及び監督(第3配工) II 送水管及び配水管路の維持管理業務(第1配工) II
送水管及び配水管路の維持管理業務(第2配工) II 送水管及び配水管路の維持管理業務(第3配工) II
給水装置工事関係業務(第1配工) II 給水装置工事関係業務(第2配工) II
給水装置工事関係業務(第3配工) II 水運用システム構築事業 II
水道用水受水関係業務 II 配水池等の土木施設及び導水ずい道等の管路の維持管理 II
浄水場等の電気・機械・通信・電防設備の維持管理 II    
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