施策課題 | 51501000 | 都市農業経営の支援 | 作成課 | 農業技術支援センター | |||||
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基本政策 | 活力にあふれ躍動するまちづくり | 政策の 基本方向 |
川崎を支える産業を振興する | 基本施策 | 都市農業の振興 | ||||
関係課 | 農業振興課 | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●都市化の進展に伴い市内農業の縮小傾向が続く中、市民に安全・安心な農産物を供給するとともに、土・緑の空間、防災、レクリエーション等、多面的な機能を有する農業・農地の重要性は高まっています。消費者が身近に存在する都市農業の優位性を生かして、多くの農業者が意欲的かつ安定的に農業経営を継続できるようにするため、関係農業団体・機関と連携し、営農環境を整備することが求められています。 ●様々な立場の方による検証・検討を行い、環境保全型農業や地産地消の推進など市民とつくるかわさき農業の振興を図り、市内農地の保全活用を図る本市農業振興計画を着実に推進する必要があります。 |
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施策の概要 | ●人と環境にやさしい都市農業の確立を目指し、環境保全型農業技術の試験研究を行うと共に、性フェロモン剤等の環境に配慮した農業の導入を促進するため、減農薬栽培方法の試験研究を行います。また、土壌分析を行い、診断結果に基づき適正な施肥の管理を図ります。さらに、講習会等により農業者への普及を図るとともに、看板設置等により市民への啓発を行います。 ●農業者が意欲を持って農業に取り組めるよう経営安定に資する補助助成対策及び技術向上対策を実施します。 ●都市農業・農地の保全・活用を図るための諸方策を検証・検討するため、農業者・市民等が連携・協働する組織として、かわさき「農」の新生プラン推進会議を運営します。また、農業政策立案の基礎となる作付面積等の調査を実施し、農業支援基礎情報を整備します。 |
施策の目標 | ●環境保全型農業の普及・啓発・拡大を図り、持続可能な農業を目指します。 ●農業者の経営安定及び技術向上を図り、都市農業の振興を目指します。 ●本市農業振興計画である「かわさき『農』の推進プラン」の着実な推進を図ります。また、農業支援基礎情報を整備します。 |
解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●減農薬栽培(性フェロモン剤)の調査結果について情報提供を行うことにより、市内梨農家の約8割にあたる95戸の梨生産者が性フェロモン剤の設置を行いました。また、1,322件の土壌分析を行い、現地指導、土壌診断検討会において生産者に適正な施肥指導を行い、環境保全に貢献しました。 ●農業用施設等を有する農業者に対して、維持経費の一部について助成(107件)を行い、また、生産性の向上に資する農業機械の共同購入に対する購入費の一部助成(1件)を行いました。さらに、施設整備や生産性向上のため融資を受けた農業者に対し、一定期間利子の助成(36件)を行うことにより、農業者の経営安定につながりました。 ●都市農業・農地の保全・活用を図るための諸方策を検証・検討するため、農業者・市民等が連携・協働する組織として、かわさき「農」の新生プラン推進会議を3回開催し、「農業の担い手育成」、農地の保全と活用及び農業生産基盤の整備」等の施策について議論を行いました。また、農業政策立案の基礎となる作付面積等の調査を実施するとともに、昨年度の調査内容を集計し発表しました ●震災により、福島第1原発事故が発生し放射性物質が飛散したことから、梨、柿等の「かわさき農産物ブランド」等の市内産農産物11品目について放射能濃度検査を実施し発表することで、市内産農産物の安全・安心を確保しました。 |
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残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 | ●本市のような都市部においては、害虫発生源が非常に多いことから減農薬栽培が難しく、さらに減農薬に係わる性フェロモン剤等の資材も高価なため、経費的な面においても普及の障害となっています。 ●都市化に伴い農地が減少するなか、営農環境の悪化や税金等により農業所得の向上や安定が見込めない現状があり、経営安定に向けた改善は資金調達等において厳しい状況が見受けられます。 ●様々な立場の方による検証・検討を行い、本市農業振興計画を着実に推進する必要があります。 |
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評価結果及びその評価区分とした理由 | 2011 | 2012 | 2013 | ●農業者が意欲的かつ安定的に農業経営を継続できるようにするため、関係団体等と連携し、現状に即した経営安定対策を図る必要があります。 ●本市農業振興計画を着実に推進するため、様々な立場の方による本市施策の検証・検討を行うかわさき「農」の新生プラン推進会議を引き続き運用する必要があります。 |
AⅡ |
A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの
2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 | ●効果的な減農薬栽培方法の試験研究及び環境保全型農業補助金制度の周知により、農薬や化学肥料の使用を減らすための技術の導入を図ります。 ●農業経営の安定を図るとともに、生産性向上につながる支援として、引き続き農業の経営改善や施設投資に必要な費用の助成を行います。 ●本市農業振興計画を着実に推進するため、様々な立場の方による本市施策の検証・検討を行うかわさき「農」の新生プラン推進会議を引き続き開催します。また、農業政策立案の基礎となる農業実態調査を実施します。 |
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参考指標名① | 参考指標名② | 参考指標名③ | |||||||||
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環境保全型農業に取り組む農家数 | 土壌分析診断件数 | かわさき「農」の新生プラン推進会議の開催回数 | |||||||||
指標の説明① | 指標の説明② | 指標の説明③ | |||||||||
●環境保全型農業推進事業において、性フェロモン剤等の助成を受け、環境保全型に取り組む農家数。 | ●環境保全型農業推進の施策の一つとして土壌分析診断による適正な施肥の推進。 | 本市農業振興計画を着実に推進するため、様々な立場の方による本市施策の検証・検討を行うかわさき「農」の新生プラン推進会議の開催数。 | |||||||||
指標の方向性① | 指標の方向性② | 指標の方向性③ | |||||||||
現状維持 | 現状維持 | 現状維持 | |||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2011 | 200 | 139 | 戸 | 2011 | 850 | 1,322 | 件 | 2011 | 3 | 3 | 回 |
2012 | 2012 | 2012 | 3 | ||||||||
2013 | 2013 | 2013 | 3 |
年度 | 2011(H23)年度 | 2012(H24)年度 | 2013(H25)年度 | |||||
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予算 | 決算見込 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 234,983 | 225,952 | 204,389 | 0 | 0 | 216,510 | 0 | 0 |
事務事業名 | 達成状況 | 事務事業名 | 達成状況 |
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かわさき「農」の新生プラン推進事業 | 3 | 環境保全型農業推進事業 | 3 |
農業経営安定対策事業 | 3 | 農業技術支援事業 | 3 |
畜産農業支援事業 | 3 | 自然環境対策事業 | 3 |