施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2011年度


<基本情報>

施策課題 54104000 アジア起業家村構想の推進 作成課 経済労働局国際経済推進室
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎臨海部の機能を高める 基本施策 臨海部の産業再生
関係課   重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●アジアの優秀な人材を誘致し起業の支援を行うことで、環境や福祉、情報通信等の日本の優れた技術を活用した新技術の開発や海外への移転等により地域経済の活性化を図ることは重要な課題です。
●少子高齢化等により国内市場が縮小しつつある中、市内中小企業と海外市場との「橋渡し役」としての機能の創出と充実を図ることにより、文化や制度が異なる海外への中小企業のビジネス展開を支援することが求められています。
●アジア諸国において経済発展に伴う公害や少子高齢化が課題となりつつあり、川崎に蓄積されてきた優れた環境技術や福祉機器等の移転による国際貢献は、極めて重要な意義を持っています。
施策の概要 ●日本の技術導入等を目指すアジアの起業家・ベンチャー企業・研究者等の受入を進めるため、民間インキュベート(起業支援)施設であるThink(テクノハブイノベーション川崎)を拠点として、川崎市産業振興財団、KSP、特定非営利活動(NPO)法人アジア起業家村推進機構、JFEグループ等との協働により、創業支援、経営支援のほか、日常生活のサポートなどを提供するなど、アジア起業家村を運営します。
●環境・福祉等関連の製品・技術のアジア地域への移転促進を図るため、アジアの主要都市との協力・連携関係を構築・活用しながら市内企業の円滑な海外展開に向けた支援を行います。
●川崎で操業するアジアの起業家・ベンチャー企業・研究者等による、日本と本国とを結ぶ事業展開への支援を通じて、技術移転の橋渡し役となる人材を育成するとともに、市内中小企業の海外販路開拓支援の一助とします。
施策の目標 ●人的・技術的交流やプロジェクトの推進を通じて業務提携・技術提携や新たなビジネスチャンスの創出を促進し、アジア地域への環境技術をはじめとする先進的な技術の移転を進め、地域経済の活性化を図りつつ、国際社会への貢献を果たします。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●起業家村(Think)にベトナム企業1社が新規入居し、市内企業のベトナム進出支援を開始するにあたり、創業支援を行いました。同社の入居により起業家村入居企業累計数は30社に達しました。
●起業家村入居企業と市内企業による新規ビジネスの中国進出プロジェクトが始まり、関連支援機関と連携して経営支援を行いました。
●市内環境企業5社と上海企業との商談を上海市において実施したほか、昨年度の上海でのビジネスマッチングのフォローアップ支援の成果として市内環境企業と現地企業の合弁事業が開始されました。また、上海市環境技術研修生を2名受け入れました。
●ホーチミン市共産党書記の来川受入やバリア・ブンタウ省副知事の来川受入、2度にわたるバリア・ブンタウ省等訪問により、ベトナムでの市内企業のビジネス展開に必要となる支援や情報等を得るためのベトナム現地政府との関係を構築しました。
●海外で活躍する日本人起業家「和僑会」と市内企業との交流を促進する仕組みを構築しました。
●「川崎国際環境技術展2012」に中国上海市・済南市・秦皇島市・南寧市・防城港市・塩城市を招へいし、環境技術移転を促進しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●事業のけん引役となる入居企業数の一層の増強を引き続き目指すと共に、国内市場の縮小といった社会的背景の変化等も踏まえ、国内からアジアへと展開する市内企業への一層効果的な支援に向けて、事業全体の新たな方向性を検討します。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●入居企業数が30社に達し、起業家村企業と市内企業との連携などの成果が見られました。一方で、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の指定も踏まえ、アジアからの企業・起業家や、アジアで活躍する日本人起業家との連携による市内企業との人的・技術的交流のさらなる促進が求められており、海外諸都市とのネットワークも活用しながら経済の国際化に対応していく必要があります。
AⅡ    

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2012(H24)年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●関係支援機関との連携をさらに強化することにより、引き続き一層の起業家村入居企業数の増強を目指します。
●国際環境技術展をはじめとするビジネスマッチングのフォローアップ事業とも連携し、地域経済の国際化に向け、入居・卒業企業が環境・福祉関連分野等において市内企業と海外市場とを結ぶ橋渡し役として活躍されるよう支援していきます。
●市内企業の海外展開支援を図るため、アジアで活躍する日本人起業家「和僑会」や海外関連機関との連携により、新鮮な海外経済・産業情報の収集・発信や、海外企業・機関との商談会の開催を行っていきます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
海外経済セミナー参加者数 市内企業と海外企業・機関との商談参加社数  
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
NPO法人アジア起業家村推進機構等関連機関との連携により開催する海外経済セミナーへの参加者数により、情報提供力の向上や交流の深化を示します。 海外企業・機関との商談に参加した企業数や、フォローアップ支援を行った企業数により、市内企業の海外展開支援の深化を示します。  
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2011 150 250 2011 5 12 2011      
2012 150     2012 5     2012      
2013 150     2013 5     2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 48,488 36,236 48,203 0 0 47,876 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
アジア起業家誘致交流促進事業 3    
>>前のページへ戻る