施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2012年度


<基本情報>

施策課題 23102000 ホームレスの自立支援の推進 作成課 健康福祉局地域福祉部地域福祉課
基本政策 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり 政策の
基本方向
安心な暮らしを保障する 基本施策 自立生活に向けた取組の推進
関係課   重点  

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●ホームレスの自立(就労自立・福祉的自立等)を支援するために、本市におけるホームレスの実情に応じた自立支援施策を推進していくとともに、ホームレスの自立の支援等を行う民間団体、公園、河川、道路、駅舎その他の施設の管理者等の関係機関との連携を強化するなど、総合的かつより効果的な施策を展開していく必要があります。
●ホームレス状態にある人の多くがホームレス自立支援センターなどの施設の利用等を拒否若しくは抵抗を感じている状況にあるなど、自立する意欲が低い人の割合が増加しており、また、ホームレスの高齢化、野宿期間の長期化の傾向も見られ、一方で、施設利用後に再び野宿生活に戻ってしまう人も多く見受けられる状況から、一層の効果的な支援が求められています。
施策の概要 ●「第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画」に基づき、本市におけるホームレスの実情に応じた自立支援施策を推進します。
●ホームレス自立支援施設を計画的に整備するとともに、効果的に運営します。
●関係機関と連携、協力しながらホームレスの自立に向けた効果的な支援を実施します。
●巡回相談を定期的かつ効果的に実施し、自立を阻害する要因に即して、必要な施策、施設等につなぐなど、個々の状況に応じたきめ細かな支援を実施します。
●第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画が2013年度に期間満了となるため第3期川崎市ホームレス自立支援実施計画骨子案を作成します。
施策の目標 ●ホームレス状態に陥った要因に着目しながら、ホームレスの人が抱えるさまざまな課題解決に向けて、保健、医療、福祉、雇用、住宅、教育など、個々の主体が一体となった効果的な自立支援を推進します。
●ホームレスに対する偏見や差別のない正しい理解と協力のもと、ホームレスの人が居所や役割などを得ることで地域社会とのつながりを取り戻すとともに、自らの意思による安定した生活を営むことができる支援を推進します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画に基づくホームレス自立支援策を着実に推進しました。
●効率的な施設運営を行うため自立支援センター各館の機能を整理し、効果的な自立支援をするために新しく入所者に係るコース制(見極めコース、就労自立コース、緊急避難コース、生活支援コース)を導入した。特に見極めコースを導入したことにより自立阻害要因が疑われる入所者が見極め期間にいくつかのプログラムをこなすことにより本人の状態を把握し見極め期間中に処遇方針を決定することで、見極め期間終了後は適切なコースで支援を受けられるようにしました。
●川崎市の自立支援センターは4館態勢で運営されていますが、いずれの館でも毎月、入所者のカンファレンスを施設の指導相談員、川崎区役所、健康福祉局の職員が合同で検討し、入所者の自立に向けて方針を作成しました。また、就労に向けた支援の充実として寿無料職業相談所の職業相談員もカンファレンスに参加することとしました。
●ホームレス自立支援の視点だけではホームレスへの自立も限界があるため、道路、公園や駅舎・鉄道高架下などの管理者である区役所道路公園センターや建設緑政局、JR等の施設管理者と協力し、野宿生活者に自立支援センターへの入所や福祉施策の活用をはたらき掛け、市内ホームレス数の減少を図りました。
●第3期ホームレス自立支援実施計画骨子案を作成しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●ホームレス状態にある人の多くがホームレス自立支援センターなどの施設の利用等を拒否若しくは抵抗を感じている状況にあるなど、自立する意欲が低い人の割合が増加しており、また、ホームレスの高齢化、野宿期間の長期化の傾向も見られ、一方で、施設利用後に再び野宿生活に戻ってしまう人も多く見受けられる状況から、一層の効果的な支援が求められています。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●自立支援センター4館の機能の整理及び各館の機能に沿ったコース制の導入を行い入所者により効果的な自立に向けた支援を実施しました。
●コース制の導入にあたり見極めコースを導入しましたが、入所者の自立意欲や自立阻害要因を把握するための手法の確立が求められています。
AⅡ AⅡ  

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2013年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●第2期川崎市ホームレス自立支援実施計画を着実に推進していくとともに、ホームレス自立支援施設のさらなる効果的運営を図るなどホームレスの自立に向けた総合的かつ効果的な支援を推進していきます。
●2014年度に向けて第3期川崎市ホームレス自立支援実施計画を策定します。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
自立者数 ホームレス人数  
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
ホームレス自立支援施設を利用後に、就労や生活保護制度の活用により自立した人数です。 「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」及び同「基本方針」に基づき実施される施策の効果を継続的に把握することを目的として、毎年1月に実施する実態調査における市内のホームレス数です。  
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 小さいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   453 2010   598 2010      
2011 436 323 2011 574 543 2011      
2012 436 294 2012 540     2012      
2013 436     2013 507     2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 473,202 439,920 459,645 454,668 421,528 458,529 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
明るい町づくり対策 3    

<用語説明>

 
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