施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2012年度


<基本情報>

施策課題 54205000 臨海部の交通ネットワーク基盤の整備 作成課 まちづくり局交通政策室
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎臨海部の機能を高める 基本施策 臨海部の都市再生
関係課 総合企画局臨海部国際戦略室、港湾局港湾経営部整備計画課 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●臨海部の都市再生に向けては、臨海部全体の交通ネットワークの充実が重要となっています。
●東扇島については、東扇島総合物流拠点地区における利用促進などによる新たな交通需要への対応や現状の交通渋滞の緩和、さらには基幹的広域防災拠点の機能発揮、市街地とのネットワーク充実に向け、新たな連絡網が必要となっています。
施策の概要 ●臨海部の交通アクセス向上を図るため、京急大師線とバスの乗継ぎ円滑化方策等の調査、検討を進めます。また、京急大師線産業道路駅前バス交通広場の整備を進めます。
●羽田空港と川崎殿町・大師河原地域を結ぶ羽田連絡道路の整備に向けた取組を推進します。
●臨海部再編整備の動向を踏まえ、東海道貨物支線の貨客併用化に向けた協議や川崎アプローチ線の一部である南武支線の輸送力増強方策の検討を進めます。
●東扇島の発展並びに物流機能の高度化・効率化に対応した臨海部交通機能の強化及び交通ネットワークの充実等を図るため、新たな連絡路として臨港道路東扇島水江町線の整備を行います。
施策の目標 ●臨海部の交通アクセス向上に向けて、京急大師線を活用した乗継ぎ円滑化方策等の調査、検討を進めます。また、産業道路駅前バス交通広場の整備に向けて検討を進めます。
●関係機関の合意形成を図るとともに、羽田連絡道路の整備に向けて調査・検討を進めます。
●東海道貨物支線の貨客併用化や川崎アプローチ線など臨海部の鉄道網の形成に向け調査検討を進めます。
●臨港道路水江町線の早期供用開始に向け、事業主体である国や関係者と調整を図り整備を推進します。
●これらの施策の実現によって、臨海部交通ネットワーク基盤の充実を図っていきます。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●京急大師線沿線における、路線バスや企業バスの発着に関して位置付けを検討するとともに、川崎駅における鉄道とバスの乗継ぎ円滑化について検討を行い、関係機関と調整を行いました。
●臨海部の企業動向に合わせた通勤交通の対応を図るため、庁内関係局の検討会を立ち上げ、東扇島地区を中心とする従業員の増加に合わせ、バス輸送を増強する取組を進めました。
●京急大師線産業道路駅前バス交通広場の整備に向け、関係機関と協議調整を行いました。
●羽田連絡道路は、国と関係自治体が集まる検討会を活用し、関係機関との合意形成に向け意見交換を行いました。また、大田区と様々な分野での連携を一層強化することを目的とした意見交換の場を設け、継続的な話し合いにより協力関係の醸成に努めました。
●東海道貨物支線貨客併用化は、調査列車の運行等を行いました。また、南武支線の輸送力増強に向け、沿線動向や南武支線の増発可能性などについて検討や取組を進めました。
●臨港道路東扇島水江町線事業の実施に係る諸課題に対応し円滑に事業を推進するため、国と本市が連携強化を図り、国が実施する航行安全検討調査や環境影響評価手続き等について支援、調整を行いました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●京急大師線とバスの乗継ぎ円滑化については、国道409号線の暫定整備、駅周辺の土地利活用やまちづくり、京急大師線連続立体交差事業及び高速川崎縦貫道路整備との調整が必要となります。
●臨海部の交通アクセス向上に向けては、今後、従業員の増加が見込まれる地区への輸送力増強方策の検討をする必要があります。
●臨港道路東扇島水江町線は国の直轄事業であることから、円滑に事業を推進するため地権者や関係者との調整が必要です。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●臨海部の交通アクセス改善のため、各施策について調査・検討を行うことにより、臨海部交通ネットワーク基盤の整備に向けた取組みを推進したため。
AⅡ AⅡ  

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2013年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●臨海部の交通アクセス向上に向けて、京急大師線を活用した鉄道とバスの乗り継ぎ円滑化方策等をとりまとめます。また、産業道路駅前についてはバス交通広場の整備に向け検討を進めます。
●羽田連絡道路については懇談会などを活用しながら、関係機関との合意形成に向け取組を進めます。特に大田区とは意見交換を継続的に実施し、両者が連携して羽田空港を核としたまちづくりを進める総合的な協力関係を構築していきます。
●東海道貨物支線の貨客併用化については、沿線動向を注視していくとともに機運醸成に向けたPR活動に努めます。また、南武支線の輸送力増強に向け取組を進めます。
●臨港道路東扇島水江町線については、引き続き国や関係機関と連携を図り環境影響評価手続きが開始できるよう支援し、当該道路の整備促進並びに早期供用に向けた調整を行うとともに、受託事業を推進します。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
     
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
羽田連絡道路と東扇島水江町線整備事業は現段階で指標を提示することは困難ですが、調査、概略・基本設計、環境影響評価、詳細設計、工事とのステップを経て供用開始となり、供用開始によって効果が発揮されます。    
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
     
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010       2010       2010      
2011       2011       2011      
2012       2012       2012      
2013       2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 3,752 3,507 3,696 3,683 3,521 3,631 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
臨海部交通アクセス円滑化調査事業 3 羽田連絡道路関連事業 4
臨海部鉄軌道計画調査 3 臨港道路東扇島水江町線整備事業 3

<用語説明>

※川崎アプローチ線とは、浜川崎駅から尻手駅につながっているJR南武支線をJR川崎駅に接続させる鉄道計画です。
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