施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2012年度


<基本情報>

施策課題 61102000 観光・集客型産業の育成 作成課 経済労働局産業振興部商業観光課
基本政策 個性と魅力が輝くまちづくり 政策の
基本方向
川崎の魅力を育て発信する 基本施策 新たな観光の振興
関係課 経済労働局産業振興部新産業創出担当 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●市内の観光産業を育成し産業として振興していくため、多様な媒体・方法により、市内外へ向けて幅広く観光情報を発信するとともに、民間主導の観光推進に向けて、川崎市観光協会の機能強化及び観光客受入体制の充実を図っていく必要があります。
施策の概要 ●「かわさき観光振興プラン」に基づき、同プランの戦略6「観光・集客産業の振興と連携強化」及び戦略7「集客マーケティングの推進と情報発信」を推進します。具体的には、外国語ボランティアガイドの育成・活用、かわさき市民祭りの開催、ガラス工芸振興事業、Buyかわさき推進事業等(戦略6)、観光振興のための情報発信の推進やビジット・ジャパン・キャンペーン関連事業の実施等(戦略7)を進めていきます。
施策の目標 ●民間事業者・団体等との連携・ネットワーク化(戦略6)や、国内外へ向けた観光情報の発信や外国人観光客受入体制の整備等(戦略7)を通じて、市内への集客増加を図ることにより、市民・民間主導の観光振興を推進し、観光関連産業の育成と地域経済の活性化を目指します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●観光ホームページ、パンフレットによる情報発信を行うとともに、市内ホテルと連携して観光情報端末を新たに3カ所設置するなど、観光情報発信の一層の充実を図りました。アゼリア観光案内所にタブレット端末を導入し、運営の一層の円滑化を図りました。
●国際観光商談会への出展や、県インバウンド*推進協議会での誘客、東アジアを中心としたマスメディア等の招聘事業の実施、海外旅行事業者向けモデルツアーの実施、羽田空港6県市観光情報センターの共同運営など、海外に向けた情報発信の強化に取り組むとともに、外国語ボランティアガイド団体との連携、民間事業者を対象としたインバウンド研修の実施など、外国人観光客の受入体制の強化を図りました。その結果、台湾の教育旅行で2校75名、ボランティアガイドで59名の誘致を実現しました。
●開催環境の変化に対して綿密な調整を図りながら、かわさき市民祭りを11月2日〜4日に開催しました(参加者567千人)。
●観光協会に観光情報端末を活用した広告収入の獲得スキームを導入したほか、産業観光ディレクターを活用したツアー企画協力料の獲得(1,500千円)により、財務基盤の強化を図るとともに、円滑な事業運営に向けた支援を行いました。
●緊急雇用創出事業を活用した「観光振興イベントと連携した東北復興支援事業」の実施により、12のイベントで7,139千円を売上げ、被災地支援を行いました。
●ガラス展、Buyかわさきフェスティバル等を開催し、関連する観光情報を発信しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●川崎へ観光客を呼び込むため、民間事業者等のアイディアやノウハウを結集した旅行商品開発や広報活動を実施する必要があります。
●海外への情報発信や受入体制の強化など、外国人観光客の誘客を一層強化するとともに、本市観光の柱である産業観光を中心に、藤子・F・不二雄ミュージアムや宙と緑の科学館など、新たな観光資源を有効活用した取組を推進していく必要があります。
●民間主導の観光振興を推進するため、その調整役である川崎市観光協会の運営体制を民間経験者の活用等により、一層自立的なものにするとともに、さらなる機能強化を図る必要があります。
●市民祭りについては、会場周辺の環境変化に対応するとともに、各関係者と綿密な調整を図る必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●目標に向かって順調に課題解決が図られているものの、観光協会の機能強化など、残された課題が存在するためです。
AⅡ AⅡ  

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2013年度における取組や方向性及び施策の改善に向けた考え方 ●観光協会、商工会議所、企業、近隣自治体等との連携体制を構築し、旅行商品の造成や広報など、オール川崎による集客事業を実施します。
●パンフレット、ホームページ等、多様な媒体を活用して、積極的に広報活動を行っていきます。
●観光案内所の外国語対応や外国語ボランティアガイドの育成、羽田空港6県市観光情報センターの運営・活用などにより、外国人観光客の受入体制の整備を図るとともに、引き続き、インバウンド推進協議会や国際観光商談会等への参加など、外国人観光客の誘致を図ります。
●民間主導の観光振興の推進のため、観光協会の機能強化に向けた支援を継続して行います。
●市民祭りの開催にあたっては、会場周辺の環境変化に対応した開催計画を立てるとともに、地域商業者等が実施する各種イベントとの連携を更に深め、地域経済の活性化を図ります。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
前年の入込観光客数 観光パンフレット配布部数  
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
民間を含む市内観光施設の入場者の合計数を統計的に示すことにより、観光振興・観光資源創出等の取組状況を把握します。なお、民間主体のイベント等を含むため、あらかじめ計画値を設定することにはなじみません。 観光振興を推進するためには情報発信が重要であり、その実施の尺度としてパンフレットの配布数により、観光振興・観光資源創出等の取組状況を把握します。  
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   1,316 万人 2010   20,000 2010      
2011   1,316 万人 2011 20,000 20,000 2011      
2012   1,409 万人 2012 20,000 20,000 2012      
2013       2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算見込 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 93,854 92,789 92,247 89,454 87,645 90,547 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 達成状況 事務事業名 達成状況
観光振興事業 3 ガラス工芸振興事業 3
Buyかわさき推進事業 3    

<用語説明>

インバウンド:外国人旅行者を自国へ誘致すること
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