施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 12302000 消防活動体制の整備など災害対応力の向上 作成課 消防局警防部警防課
基本政策 安全で快適に暮らすまちづくり 政策の
基本方向
災害や危機に備える 基本施策 消防力の強化
関係課 消防局指令課 消防局庶務課 消防局施設装備課 消防局航空隊 重点  

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●近年の都市構造の変化等により災害が大規模化、複雑・多様化し、消防部隊が出場する火災、救助及び自然災害並びに特殊災害*など、あらゆる災害に的確に対応するため、消防体制の見直しや、災害に対応するための専門的な知識や技術の向上を図る必要があります。
●アナログ方式による現行の消防救急無線の使用期限に備え、デジタル方式による無線設備を再構築し、災害時における消防隊等の有効な通信手段を確保する必要があります。
●指令システムの経年劣化による指令管制機能の低下が懸念されるほか、聴覚・言語障害者等からの119番通報に迅速・的確に対応する必要があります。
施策の概要 ●災害形態の複雑多様化に的確に対応し、有効適切な防ぎょ活動を行うために必要な知識や技術を備えた消防隊等を構築し、市民の生命、身体、財産を災害から保護するとともに、その被害の軽減を目指します。
●消防(救急)活動での通信手段は、効率的かつ効果的な部隊運用上、必要不可欠なものであるため、現行の無線設備の使用期限までにデジタル方式による無線設備の再構築に向けて、計画的に移行するよう取り組みます。
●現行の指令システムを構成する、車載端末(動態管理)用ネットワークサービス(DoPa)の停止、経年によるメインコンピュータ及び電源設備の部品供給停止や機能不全などを回避するため、現状の指令管制業務を維持しながら、基幹サーバやネットワークの再整備(FOMA)などに取組みます。
●聴覚・言語障害者等からの119番通報対応として、川崎WEB119*の登録普及啓発を行います。
施策の目標 ●消防及び救助隊員等を対象とした各種訓練等を通じ、必要な能力の向上を図り、複雑多様化する災害に的確に対応します。
●現行の無線設備の使用期限までにデジタル方式による再構築に向けて、計画的に設計及び工事に着手します。
●指令システムの安定稼働を推進するほか、聴覚・言語障害者等が、川崎WEB119*での通報ができるシステムの普及啓発を行います。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●複雑多様化する特殊災害等に対応するため、各種訓練や研修を実施し、専門的な知識の向上や警防技術を習熟させることができました。これにより安全管理対策を含めた指揮能力の向上及び実戦的な災害活動の強化が図られ、各種災害に的確に対応しました。
●消防救急デジタル無線の活動波整備は、各基地局整備については完了しました。また、移動系の車載無線機の取付けや各署所の受令機の設置等についても完了しました。共通波整備は、消防局及び西生田基地局の整備は完了し、来年度に残りの梶ヶ谷基地局の整備が実施されます。
●消防指令システムは長期使用部品や指令系の機能強化と昨年度に引き続き電源設備、さらには電話交換機(IP)の更新を行い、システムの安定稼動を図りました。
●川崎WEB119*の登録普及は、2013年5月1日にスマートフォンにも対応するために改修し本格運用を開始しました。また、警察署のメール110番とともに合同説明会を行うなど川崎WEB119*の普及啓発を推進しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等  
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 全ての目標については、年間計画等に基づいて、順調に課題の解決が図られるものであることから「AⅠ」の評価結果としました。
AⅠ AⅠ AⅠ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●消防及び救助隊員等を対象とした各種訓練や研修を通じ、必要な能力の向上を図り、複雑多様化する災害に的確に対応します。
●指令システムの安定稼動を更に推進するため、消防救急デジタル無線整備に伴い、指令システムの経年劣化する部分の改修を行います。
●川崎WEB119*の登録普及にむけて、スマートフォンにも対応するように改修したことから、関係機関とともに登録者の普及を行います。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
各種訓練や研修を受講する職員数    
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
消防及び救助隊員等を対象とした各種訓練や研修を受講する隊員数(実績値)が計画値に達するようにします。    
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
現状維持    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010       2010       2010      
2011 1,900 2,060 2011       2011      
2012 2,000 2,030 2012       2012      
2013 2,000 2,010 2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 7,649,782 7,450,062 7,632,455 7,427,915 7,184,473 7,780,433 7,588,052 7,339,570

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
消防・救急無線デジタル化事業 消防指令体制の整備
消防団に関する事務 消防艇管理業務
ヘリコプター整備事業 警防活動事業
消防車両等管理業務 警防資器材等管理業務
活動計画・出場計画に関する業務 特殊災害対策業務
救助活動事業 出場指令業務
航空関係業務    

<用語説明>

特殊災害:原子力災害や危険物災害、毒性物質の発散などのこと。
川崎WEB119:携帯電話からインターネットサービスを利用して119番通報ができるシステムのこと。
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