施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 22203000 地域生活移行型施設への転換と居住支援の充実 作成課 健康福祉局障害保健福祉部障害計画課
基本政策 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり 政策の
基本方向
障害のある人が地域で共に暮らせる社会をつくる 基本施策 障害者の地域生活支援の充実
関係課 健康福祉局障害保健福祉部障害福祉課、市民・こども局こども支援部こども福祉課、健康福祉局障害保健福祉部めいぼう 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●ノーマライゼーションの理念の普及とともに、障害者施策は入所施設支援から地域生活支援へと転換が図られており、入所施設や精神科病院からの地域生活への移行を推進するためには、居住の場となるグループホーム・ケアホーム等を整備していく必要があります。
●生活の場としての機能が中心であった入所施設については、地域生活が困難な重度障害者に対し、入所により介護や訓練等を行う機能と、地域生活を送る障害者を支援する機能とを併せ持つ地域生活移行型施設への転換を図るとともに、地域生活支援機能を強化していくことが課題となっています。
施策の概要 ●障害者自立支援法に基づく障害福祉計画を3年毎に策定し、障害福祉サービス等の基盤整備を計画的に推進します。
●地域生活への移行を支援するため、障害者が日常生活上の支援を受けながら共同で生活するグループホーム・ケアホームを毎年定員80人のペースで増設します。また、利用者への家賃補助と事業者に対する運営支援を行います。
●入所施設の運営の安定化とサービス水準の維持・向上のため、市単独で実績加算や体制加算等を支給します。
施策の目標 ●障害福祉計画の策定と、計画に基づく障害福祉サービス等の基盤整備(グループホーム・ケアホームの増設や利用者への家賃補助と事業者に対する運営支援等)を進めます。また、グループホーム・ケアホーム、施設入所支援、宿泊型自立訓練及び福祉ホームなどの居住系サービスについて、施設の安定を図るための加算の創設や利用者の処遇向上を目指して適切なサービス提供を行うなど、利用者支援の充実に努めます。
●入所施設や精神科病院からの地域移行を推進します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●障害者の地域生活支援を進めるため、地域生活の場であるグループホーム等の設置を促進しました。グループホーム等の定員数については、計画値に対して82人と概ね達成しました。
●施設やグループホームを利用する障害者に適切なサービスを提供し、利用者の処遇向上を図るとともに、施設の安定した運営が行えるよう、施設が重度障害等がある利用者を受け入れた場合の実績加算や、利用者への支援体制を確保するために看護師等を配置した場合の支援体制化等を支給する市単独加算を創設しました。
●グループホーム入居者に占める60歳以上の方の割合は約15%、障害程度区分4以上の重度の方の割合は約38%となっており、こうした障害者の重度化・高齢化に対応するため、バリアフリー対応のホームを新築、又は改修する際の補助金を創設し、9件の補助を行いました。
●グループホーム・ケアホームや施設入所支援などの居住系サービスについて、1,000人以上の方がサービスを利用していますが、入居者のサービス利用がスムースに行われるよう支援を行うことができました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●グループホーム入居者に占める60歳以上の方の割合は約15%(平均年齢40歳)、障害程度区分4以上の重度の方の割合は約38%(平均障害区分3.25)となっており、こうした障害者の重度化・高齢化に対応するため、引き続き支援体制の充実について検討していく必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●グループホーム等の定員拡充については、目標を概ね達成しました。また、バリアフリー化への対応や障害の重度・重複化、高齢化等に応じた支援が行えるよう市単独の補助の仕組みの創設等の取組を進めました。
B AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●第3次かわさきノーマライゼーションプランに策定した、地域で自立した生活の場としてのグループホーム等の設置のための敷金・礼金補助を継続します。また、新たに障害者の重度・重複や高齢化に対応したグループホーム等の新築補助や、既存のグループホーム等のバリアフリー化、消防設備等の整備補助を引き続き行います。
●運営費の市単独加算について、引き続き実施していきます。
●在宅施策により、重度の障害者を受け入れた場合のための支援体制強化のための加算を創設し、グループホーム等の人員体制の強化を支援します。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
グループホーム等の定員 居住系サービスの利用者数 地域移行支援の利用者数
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
入所施設や精神科病院からの地域移行を進めるため、地域生活の場となるグループホーム・ケアホームの定員の拡充 共同生活介護・共同生活援助、施設入所支援、宿泊型自立訓練及び福祉ホームの利用者数 施設や病院から地域生活に移行するための支援を受ける方の数(24年度新設の制度)
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   81 人分 2010   1,270 2010      
2011 80 62 人分 2011 1,462 1,410 2011      
2012 80 79 人分 2012 1,492 1,414 2012 50 18
2013 80 82 人分 2013 1,594 1,511 2013 70 29

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 5,667,280 5,913,853 5,909,246 6,612,276 6,026,579 5,622,586 5,887,535 5,911,757

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
障害者福祉施策立案事業 障害者グループホーム事業
障害児施設事業 障害福祉サービスの基盤整備事業
施設障害福祉サービス事業 身体障害者医療等支給事業
障害者支援施設めいぼうの運営 福祉ホーム事業

<用語説明>

 
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