施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 42203000 廃棄物の適正処理・処分 作成課 環境局施設部処理計画課
基本政策 環境を守り自然と調和したまちづくり 政策の
基本方向
生活環境を守る 基本施策 廃棄物対策の推進
関係課   重点  

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●資源にならないごみについては、公衆衛生の向上・生活環境の保全の観点から、適性かつ安定的に処理を行うことが重要です。
●ごみ焼却量の削減を進め、市内最後の廃棄物最終処分場である浮島2期埋立処分場の延命化に取り組む必要があります。
施策の概要 ●処理施設周辺への環境負荷の低減に努めながら適性かつ安定的にごみを処理するとともに、資源となるもののリサイクルを推進します。
●ごみ排出量の減量化に取り組み、ごみ焼却量及び埋立処分量の削減を図るとともに、将来的な焼却処理施設の削減に向けた検討を行います。
●東日本大震災に伴う原子力発電所の事故の影響により、焼却灰から放射性物質が検出され一時保管を行っていましたが、2013年4月から発生するものについては、安全対策を講じて埋立を開始します。
施策の目標 ●市内から排出される一般廃棄物を年間を通して各種公害基準を遵守し衛生的に処理し、快適な生活環境の保全を目指します。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●廃棄物処理施設の性能を維持するため、法令等で定められた各種検査及び点検整備を実施し、排ガス・排水等の環境基準を遵守し、適正かつ安定的な処理・処分を行いました。また、安定的なごみ処理を行うため、ごみ中継輸送事業・鉄道輸送事業及び海面埋立事業等についても年間を通して円滑な事業を実施しました。
●処理センターでは、自己適合による環境マネジメントシステムを構築し、定期的に監査を行い継続的な改善を実施して、環境対策に万全を期しました。
●王禅寺処理センターの稼動に向けて、一部民間委託による運転管理体制を構築しました。
●粗大ごみ処理施設では、2009年度から、運転管理等について民間活力を導入しましたが、施設の性能を維持するとともに、事業の効率化を確保するよう継続してモニタリングを実施しました。
●焼却灰等の適正かつ安定的な埋立処分を行い、2013年度の埋立量(焼却灰等)は、54,666t(前年度43,280t)でした。なお、ごみ焼却灰(ばいじん)については、東日本大震災の発生後、放射性物質が検出されたことから海面埋立の安全性を考慮し浮島埋立地区内に一時保管しています。(2011年度からの保管量20,926t)
●2013年度から新たに発生する放射性物質が検出されたごみ焼却灰(ばいじん)については、安全対策を講じた上で、順次埋立を実施しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●王禅寺処理センターの運転管理では、一部民間委託の導入に伴う執行体制のモニタリングを行い、より効果的な執行体制の検討を行う必要があります。
●一般廃棄物の減量化施策に併せて、3処理センター体制への構築に向けた検討を進める必要があります。
●東日本大震災で発生した災害廃棄物については、被災地及び広域処理によりほとんどの災害廃棄物が処理されており2014年3月までに処理完了しましたが、今後、協力要請がある場合には、人的技術的支援の検討を実施します。
●一時保管中のごみ焼却灰(ばいじん)の処分が課題となります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●廃棄物処理施設の運転・維持管理を適正に行い、環境負荷の低減に向けた環境マネジメントシステムが構築されるなど継続的な改善を行い、適正かつ安定的にごみ焼却処理を行ったため
●王禅寺処理センターの運転管理に一部民間委託を導入したことから、その検証を行い、より効果的な執行体制の検討を行う必要があるため
●一時保管中のごみ焼却灰(ばいじん)の処分について検討が必要であるため
AⅡ AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●廃棄物処理施設の運転・維持管理を適確に行うとともに、環境マネジメントシステムを適正に運用して継続的な改善に取り組み環境負荷の低減に努めます。
●王禅寺処理センターの運転管理に民間活力を導入したことから、継続的にモニタリングを行い検証します。
●ごみ焼却量の減量を図り、埋立量を減少させるとともに、焼却ごみの減量に伴う3処理センター体制の構築に向けて、効率的なごみの受入・処理体制の検討を進めます。
●一時保管中のごみ焼却灰(ばいじん)の安全な埋立に向けて、調査研究や国・関係自治体との協議などを進めます。
●小型家電(使用済み小型電子機器等)の資源化に向けた取組について検討を進めます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
ごみ処理量(市内から排出される普通ごみ) 埋立処分量(焼却灰等)  
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
一般家庭から排出された普通ごみの年間の焼却処理量です。市内から発生する廃棄物の量の傾向が分かるとともに廃棄物の減量化の目安となります。
なお、指標の計画値は、これまでの実績等から推計を行い、目安としておいています。
主にごみ焼却灰の年間埋立量です。この実績値をもとに埋立処分場の最終年度が試算できます。
なお、指標の計画値は、これまでの実績等から推計を行い、目安としておいています。
 
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
小さいほどよい 小さいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   289,213 t 2010   66,463 t 2010      
2011 275,004 270,732 t 2011 61,616 50,356 t 2011      
2012 271,782 267,759 t 2012 61,108 43,280 t 2012      
2013 255,746 250,435 t 2013 56,483 54,666 t 2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 5,578,649 5,435,682 5,970,074 6,055,493 6,155,692 5,956,342 6,920,169 6,588,453

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
ごみ焼却事業 粗大ごみ処理事業
海面埋立事業 ごみ中継輸送事業
廃棄物鉄道輸送事業 資源化処理事業
北部リサイクル推進事業 し尿処理事業
使用済み乾電池処理事業 環境マネジメントシステム管理事業

<用語説明>

 
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