施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 51403000 販路拡大・開拓の支援 作成課 経済労働局産業振興部工業振興課
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎を支える産業を振興する 基本施策 中小企業の経営環境の整備
関係課 国際経済推進室 重点

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●長引く景気低迷の中で、中小企業は依然として厳しい経営環境下に置かれており、将来にわたって安定的な経営を持続するためには、技術力の更なる高度化、製品の高付加価値化によって独創性の高い製品・技術を開発し、海外を見据えた新たな市場を開拓していくことが必要となっています。とりわけ中小製造業においては、優れた技術力や製品開発力を持ちながら、営業力や情報発信力が弱いために、新規取引先の開拓や販路拡大に課題を抱えています。
施策の概要 ●市内中小製造業が開発した優れた製品や技術を認定する「川崎ものづくりブランド」により、市内中小企業の技術力や製品開発力の高さ、川崎が誇る多彩なものづくりの集積やそのポテンシャルの高さを国内外に向けて発信するとともに、先端技術見本市「テクノトランスファー」やインターネットを活用した「Webかわさき製品見本市」、国内外の展示会への出展を支援する「ものづくり中小企業販路開拓支援事業」、海外企業とのビジネスマッチング※等を支援する「海外販路開拓支援事業」などを実施し、中小企業の販路拡大や新規取引先の開拓を支援します。
施策の目標 ●「川崎ものづくりブランド」の認定件数を拡大しながらブランド価値の向上を図り、川崎に集積する中小製造業全体の認知度、存在感を高めるとともに、「ものづくり中小企業販路開拓支援事業」による展示会出展支援を通じ、認定製品等の販路拡大を図ります。また「Webかわさき製品見本市」や先端技術見本市「テクノトランスファー」などを通じて、新技術・新製品の販路拡大や新規取引先の開拓につなげ、中小企業の経営安定化を図ります。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●今年度で第10回目となる「川崎ものづくりブランド」では11件を認定し、第1回目からの認定件数は83件となりました。素材から加工技術、最終製品まで多種・多様な中小企業の優れた技術力が集積する川崎ならではの工業ブランドに発展しています。また認定製品等については、展示会や新聞等メディア、インターネットなどを活用して積極的に情報発信を行うとともに、「ものづくり中小企業販路開拓支援事業」による国内外で開催される展示会への出展助成(11件)を行い、川崎ものづくりブランド認定製品等の販路開拓・拡大を支援しました。
●先端技術見本市「テクノトランスファー」では、川崎ものづくりブランド企業を中心に市内企業の出展数は約半数を占め(139社のうち70社)、「Webかわさき製品見本市」では今年度新たに10社を追加登録(総数173社)し、本市の技術力の発信や市内企業の販路支援につながっています。
●「海外販路開拓支援事業」では、中国・香港・タイの展示会・商談会等への参加(計8回、参加企業計48社)を通じ市内企業のビジネスチャンス創出、海外とのネットワーク拡大を支援しました。また、上海市に市内企業が使用できる拠点を開設したほか、海外情報の提供、既に海外進出している企業とこれから進出する企業とのネットワーク拡大等を目的としたセミナー・交流会(計4回)を開催しました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●国際競争や産業構造の変化など厳しいビジネス環境の中で、多くの中小企業では、新たな自社製品や独自技術の開発などの取組を進め活路を開こうとしています。こうした中で本市の技術集積力を更に高めつつ、川崎発の優れた製品・技術を販路拡大・開拓につなげるための効果的な支援が引き続き必要となっています。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●川崎ものづくりブランド認定事業の展開を軸に、先端技術見本市の開催や国内外で開催される展示会への出展支援などの取組と有機的な連携を図りながら、中小企業の販路開拓、取引拡大を支援することができました。引き続き、経済動向を踏まえながら、中小企業の販路拡大や新規取引先の開拓の支援を効果的に行う必要があります。
AⅠ AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●長引く景気低迷などを背景に、環境や福祉など今後成長が期待される産業分野での新たな市場創造、海外市場を含めた中小企業の販路開拓・拡大は、今後、一層重要な課題となるため、引き続き取組を強化していきます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
「川崎ものづくりブランド」の応募件数 先端技術見本市「テクノトランスファー」の来場者数 「Webかわさき製品見本市」の掲載企業数
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
●川崎ものづくりブランド推進協議会で受付けた申請件数で、認定審査前のものです。 ●見本市開催期間内(3日間)における来場者の延人数です。 ●Webかわさきに新規登録した件数です。
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
現状維持 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   10 2010   9,073 2010   11
2011 10 10 2011 8,000 8,922 2011 10 8
2012 10 8 2012 8,000 8,693 2012 10 9
2013 10 11 2013 8,000 8,278 2013 10 10

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 17,700 19,817 17,561 16,959 16,391 17,401 17,201 16,941

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
かわさきブランド推進事業 Webかわさき製品見本市事業
ものづくり中小企業販路開拓支援事業 テクノトランスファー事業
海外販路開拓事業    

<用語説明>

ビジネスマッチング:企業の事業展開を支援する目的で、顧客、仕入れ先、提携先などと出会う機会を提供すること。
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