施策課題 | 53102000 | 就業の支援 | 作成課 | 経済労働局労働雇用部 | |||||
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基本政策 | 活力にあふれ躍動するまちづくり | 政策の 基本方向 |
就業を支援し勤労者福祉を推進する | 基本施策 | 人材を活かすしくみづくり | ||||
関係課 | 健康福祉局長寿社会部高齢者在宅サービス課 | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●依然として厳しい雇用情勢が続く中、新卒未就職者や若年無業者を含む若年者や中高年齢者など求職者に対する効率的・効果的な就業支援が求められています。 ●雇用情勢の悪化や労働関係法令制度の制定・改正など、雇用労働環境は大きく変動しており、労働者等に対する労働相談の充実が求められています。 ●市内中小企業における人材不足など、雇用のミスマッチの解消が求められています。 ●ますます高齢化が進展する中、就労を通じた高齢者の社会参加やいきがい・健康づくりが求められています。 |
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施策の概要 | ●「キャリアサポートかわさき」では、求職者との個別カウンセリングを通して求人開拓と求人紹介を行う「就業マッチング事業」をはじめ、国の施策を活用した短期求人の紹介や職業・労働相談等を実施するとともに、就職活動の知識等を学ぶ就職準備セミナー、企業合同就職説明会の開催、就業支援ポータルサイトの充実など多様な就業支援事業を実施します。また、NPO法人との協働で「若者サポートステーション」を運営し若年者の職業的自立を支援します。 ●区役所にハローワーク窓口を設置し、市関係部署との連携による生活困窮者に対する就労・自立支援について、国と一体的に取り組みます。 ●窓口労働相談や街頭労働相談などを実施するとともに、労働関係法令制度のガイドブックを作成します。 ●高齢者の就労支援事業として、①シルバー人材センターの運営の支援、②公共施設における軽作業の同センター等に対する委託事業を実施することにより、高齢者のいきがい・健康づくりにつなげていきます。 |
施策の目標 | ●「キャリアサポートかわさき」における相談、研修、就職までの総合的な就業支援の推進による就職決定者の増加、「若者サポートステーション」による若年無業者の職業的自立支援等の推進により、本市の雇用環境の改善を図ります。 ●労働相談の実施などにより、労働者等が抱える労働問題の解決に寄与し、雇用労働環境の向上を図ります。 ●シルバー人材センターの運営や会員数増強の取組支援など、より多くの高齢者の就業機会の確保を通じて、高齢者のいきがい・健康づくりを促します。 |
解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●「キャリアサポートかわさき」については、相談体制の充実や求人開拓の強化を図り、求職登録者数767人(昨年度827人)、就職決定者数365人(昨年度351人)、開拓求人数4,907人(昨年度7,226人)となりました。 ●「若者サポートステーション」では登録者352人(昨年度354人)、進路決定者203人(昨年度228人)となりました。 ●労働雇用部及び中原区役所における労働相談、街頭労働相談会等を計画どおり実施しました。街頭労働相談会は5回8日間実施し、昨年度(4回7日間)を上回りました。 ●国の交付金を活用した緊急雇用創出事業等では、255人の雇用を創出しました。 ●「JOB-Lかわさき」については、企業情報や求人情報等のコンテンツの充実を図り、サイトへのアクセス件数は月平均で昨年度を上回り、約20,900件となりました。 ●区役所における国との一体的な取組については、4月に幸区役所と宮前区役所にハローワーク窓口を開設し、生活保護受給者等生活困窮者に対する就労・自立支援を行い、2区の合計で就職者数は198人でした。また、3月に多摩区役所にもハローワーク窓口を設置しました。 ●シルバー人材センターの受注件数が8,412件となり、対前年比549件増となりました。 ●市内事業者等の雇用ニーズ調査を実施し、新たな産業人材育成の取組の素案を作成しました。 |
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残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 | ●国レベルでは雇用情勢の改善が見られるものの、本市においては有効求人倍率や失業率は十分には回復しておらず、依然、厳しい雇用情勢が続いており、引き続き「キャリアサポートかわさき」の効果的な運営等による求職者への就業支援が求められています。 ●若年無業者数の高止まり(2012年の15歳から39歳の若年無業者は全国で83万人と推計)や生活保護受給者が急増する中、社会保障制度などのセーフティーネットの基盤を支え、相互扶助社会の持続的な発展のためにも、引き続きこうした社会環境の変化等を踏まえ、若年者や生活保護受給者など、支援対象を明確にした上で施策を展開する必要があります。 |
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評価結果及びその評価区分とした理由 | 2011 | 2012 | 2013 | ●就業支援事業の拡充等により、「キャリアサポートかわさき」における就職決定者数や街頭労働相談会の開催回数などが、昨年度を上回る実績となりました。また、シルバー人材センターへの支援により、仕事を通じたいきがいづくりや社会参加の促進を図りました。しかし、雇用情勢は依然として厳しく、特に若年層や生活困窮者への就労支援が課題となっています。 |
AⅡ | B | AⅡ |
A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの
2014年度以降の方向性 | ●求職者に対する就業支援のさらなる充実を図るため、「キャリアサポートかわさき」では、すくらむ21(男女共同参画センター)と連携し、子育て中の女性が求職活動を行えるよう託児機能を新たに設置するとともに、「JOB-Lかわさき」の機能充実による求人開拓の補完・強化を図ります。また、国の交付金を活用した緊急雇用創出事業において、新卒未就職者等若年者向けの就業支援事業を引き続き実施するのに加え、女性の再就職支援のための新規事業を開始するなど、雇用環境の改善に取り組みます。高齢者の就労支援事業については、シルバー人材センターの効率的・安定的な運営への支援を通して、仕事を通じた高齢者のいきがいづくりを促進します。 |
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参考指標名① | 参考指標名② | 参考指標名③ | |||||||||
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キャリアサポートかわさきにおける就職決定者数 | かわさき若者サポートステーションにおける進路決定者数 | シルバー人材センター受注件数 | |||||||||
指標の説明① | 指標の説明② | 指標の説明③ | |||||||||
求職者に対する就業支援を計る指標として、就業支援室「キャリアサポートかわさき」における就業マッチング事業等を通じた就職決定者数としました。 | ニート・ひきこもりなどの若年無業者に対する支援を計る指標として、NPO法人と協働運営する「かわさき若者サポートステーション」を通じた進路決定者数としました。 | より多くの高齢者の就業機会が確保できれば、就労を通したいきがいづくりにつながるため、シルバー人材センターが受注した件数を指標として設定します。 | |||||||||
指標の方向性① | 指標の方向性② | 指標の方向性③ | |||||||||
大きいほどよい | 大きいほどよい | 大きいほどよい | |||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2010 | 273 | 人 | 2010 | 94 | 人 | 2010 | 7,464 | 件 | |||
2011 | 300 | 324 | 人 | 2011 | 190 | 187 | 人 | 2011 | 7,600 | 7,577 | 件 |
2012 | 350 | 351 | 人 | 2012 | 210 | 228 | 人 | 2012 | 8,000 | 7,863 | 件 |
2013 | 400 | 365 | 人 | 2013 | 230 | 203 | 人 | 2013 | 8,400 | 8,412 | 件 |
年度 | 2011(H23)年度 | 2012(H24)年度 | 2013(H25)年度 | |||||
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予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 1,104,370 | 958,574 | 76,916 | 810,039 | 770,188 | 75,936 | 412,479 | 595,889 |
事務事業名 | 第3期実行計画 期間の達成状況 |
事務事業名 | 第3期実行計画 期間の達成状況 |
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雇用労働対策・就業支援事業 | Ⅲ | 高齢者就労支援事業 | Ⅲ |