施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 62101000 市民文化活動への支援 作成課 市民・こども局市民文化室
基本政策 個性と魅力が輝くまちづくり 政策の
基本方向
文化・芸術を振興し地域間交流を進める 基本施策 市民の文化・芸術活動の振興
関係課 市民・こども局庶務課 重点  

<第3期実行計画(2011(H23)?2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●市民の文化芸術活動がより発展し、心豊かな市民生活につなげるために、市民主体の文化芸術活動の振興や育成に向けた取組が必要です。
●市民の多様なニーズに沿った事業実施とともに地域に根ざした文化芸術活動を育成発展させていくことが必要です。
●市民の健康及び文化の振興を図り市民相互の交流を深めるための施設である「川崎市民プラザ」の効率的・効果的な管理運営が求められています。
●市民文化の創造発信事業、文化施設の管理運営等を行っている川崎市文化財団の運営に対して適切な支援を行うことが必要です。
施策の概要 ●文化芸術振興計画に基づき施策の総合的、計画的な推進を図り、重点的な事業について「文化アセスメント」(*)を実施します。
●市民の文化芸術活動への参加や鑑賞機会の提供、個性豊かな地域づくりに向け「市民第九コンサート」の開催や「KAWASAKIしんゆり映画祭」の開催支援等を実施します。
●功績顕著な個人・団体に川崎市文化賞等を贈呈します。
●川崎市文化財団が行う文化芸術振興事業及び文化施設の効果的な管理運営等に対する支援・指導を行います。
●文化振興基金の管理を行い、市民の多様で豊かな文化活動を推進するために長期的、安定的な財産の基盤づくりを行います。
●文化芸術・スポーツ分野で活躍する方々を市民文化大使として任命し、市のPR等を行います。
●公の施設となる2012年度以降の「川崎市民プラザ」の管理運営を効率的・効果的に行うとともに地域に必要とされる機能など中長期的な施設のあり方について検討します。
施策の目標 ●文化芸術振興計画に基づき施策の推進を図るとともに、第2期川崎市文化芸術振興計画を策定します。
●市民主体の「KAWASAKIしんゆり映画祭」や川崎市文化賞等の贈呈、川崎市文化財団による市民文化の創造促進事業及び文化施設の効果的な運営を支援することにより、地域に根ざした文化芸術活動の育成・振興を図り、文化芸術を活用し市民が心の豊かさを感じる魅力あるまちづくりを推進します。
●文化振興基金の周知及び寄附の促進を図ります。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●文化アセスメントを実施し、文化芸術振興計画に基づく施策の推進を図るとともに、市民意見を取り入れながら第2期川崎市文化芸術振興計画を策定しました。
●川崎市文化財団が実施する定期能などの特色を生かした事業の推進や、管理運営する施設の利用促進に向け、市政だより掲載等の各種広報活動や施設の補修工事等の支援を行いました。
●文化振興基金の新たな活用方法について検討し、来年度から新たに芸術のまちイベント事業への活用を図っていくこととしました。
●市民の文化芸術活動への参加、鑑賞機会の提供に向けて「市民第九コンサート」を実施した結果、約1,400人の入場者がありました。また、文化芸術活動を通じた高齢者への生きがいづくりとして、新たに「シニアファッションショー」を開催しました。
●市民主体で開催される「第19回KAWASAKIしんゆり映画祭」を支援し(来場者3,345名)、多くの市民ボランティアが運営にかかわり、市民の手づくりによる映画祭により、個性豊かな地域づくりに貢献しました。プログラムの見直しを行い、来場者数の増及び1上映作品あたりの平均集客数の増につなげることができました。
●第6期市民文化大使(10人)を任命し、各種広報媒体での本市のPRなどにより、広く市の魅力を発信するとともに、友好都市であるオーストリアザルツブルク市への派遣などにより、都市間交流を推進しました。また、被災地でのチャリティコンサートなど、文化大使自身による被災地支援活動に対し、市からも被災地支援のための基金を活用して支援を行いました。
●市民プラザについて、指定管理者による、効率的・効果的な管理運営を行いました。また、2012年度末に庁内会議において確認した市民プラザの中長期的な方針に基づく取組を進め、2019年度までの中期修繕計画を策定し計画的な施設修繕を図るとともに、制度の見直し等に向けた調査・検討を進め、パブリックコメントを実施するなど、利用者サービスの向上等を図り、市民の健康増進及び文化の振興、市民相互の交流の機会を提供するための取組を進めました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●市民プラザについては、隣接する橘処理センターの建替えに伴い、2014年度末から蒸気の供給が停止するため、施設の安定的な運営に向け、ボイラーの改修などを適切に行う必要があります。また、橘処理センターの整備事業等を踏まえた長期修繕計画の策定に向け、関係部署等と連携した検討が必要です。
●2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催などにより日本への関心が高まっている機会を捉え、市民文化大使の活動の機会をより一層拡充することにより、川崎の文化や魅力等を国内外に発信していく必要があります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●市民意見等を反映させながら、第2期文化芸術振興計画を策定しました。
●各種文化事業及び川崎市文化財団の運営支援を行い、文化芸術を活用した魅力あるまちづくりの推進を図りました。
●文化振興基金の周知を図るとともに、新たな基金の活用方法について検討を行ない、来年度から新たに芸術のまちイベント事業への活用を図っていくこととしました。
●市民プラザについては、2019年度までの中期修繕計画を策定するなど順調に事業を推進しましたが、今後は、この計画に基づき施設修繕を行うとともに、長期修繕計画の策定に向け、隣接する橘処理センターの整備事業等を踏まえ検討していく必要があります。
AⅠ AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●第2期文化芸術振興計画に基づいて、川崎市の文化芸術振興施策を総合的かつ計画的に推進していきます。
●川崎市文化財団が市民の文化芸術の振興に寄与する事業を実施し、管理運営する施設の効率的・効果的な運営が可能となるよう、設備補修等の必要かつ適切な支援を行います。
●市民の文化芸術活動への参加や機会の提供に向けて「かわさき市民第九コンサート」などの事業や市民主体の地域づくりとして「KAWASAKIしんゆり映画祭」などを実施していきます。
●文化振興基金について、新たに芸術のまちイベント事業への活用を図っていきます。
●市民プラザは、パブリックコメント手続き結果を踏まえ制度の見直し等を実施します。また、施設設備の修繕を計画的に実施するとともに、橘処理センターの整備事業等を踏まえた長期修繕計画の策定に向け検討を進めます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
KAWASAKIしんゆり映画祭の来場者数 アートガーデンかわさきの利用率 新百合21ホールの利用率
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
KAWASAKIしんゆり映画祭(夏休み野外上映会を除く)来場者数です。 川崎市文化財団が管理運営するアートガーデンかわさきの展示室の利用可能日数に対する実利用日数の割合です。
(自主事業を含む)
川崎市文化財団が管理運営する新百合21ホールの多目的ホールの利用可能区分に対する実利用区分数の割合です。
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
現状維持 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010   2,426 2010   88 % 2010   89 %
2011 2,426 2,941 2011 88 91 % 2011 89 85 %
2012 2,426 2,824 2012 88 85 % 2012 89 79 %
2013 2,426 3,345 2013 88 95 % 2013 89 80 %

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 728,192 741,675 717,905 701,664 671,260 711,959 717,601 675,042

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
文化行政推進事業 市民文化活動支援事業
地域文化のまちづくり推進事業 川崎市文化財団補助事業
市民プラザ管理運営事業 市民文化大使事業

<用語説明>

文化アセスメント:文化政策の視点に基づく外部委員による提案型評価
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