施策進行管理・評価票(1)

評価年度2013年度


<基本情報>

施策課題 73102000 電子市役所の充実 作成課 総務局情報管理部システム企画課
基本政策 参加と協働による市民自治のまちづくり 政策の
基本方向
市民満足度の高い行政サービスを提供する 基本施策 市民本位の情報環境の整備
関係課 総務局情報管理部システム管理課、市民・こども局市民生活部市民協働推進課、建設緑政局総務部技術監理課、まちづくり局施設整備部施設保全担当 重点  

<第3期実行計画(2011(H23)〜2013(H25)年度)における施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●情報化を取り巻く環境の変化や多様な市民・企業のニーズに的確に対応した行政サービスを安定的に提供するため、行政事務の効率化を図り、ICT(情報通信技術)を効果的に活用した行政運営を推進する必要があります。
●行政運営には、業務システムの安全で安定した構築と運用が不可欠になっていますが、そのためには、各システムの基盤となる情報環境や連携基盤の安全・安定性の向上及び情報化を担う人材の育成が必要です。
●行政の透明性の向上、新たなサービスの創出、市民・企業・行政における協働の推進等を目的として、本市が保有する情報を個人情報等に配慮した上で二次利用可能な形式で公開するオープンデータへの取組が求められています。
施策の概要 ●第2次情報化基本計画及び情報化実施計画に基づき、情報化施策を推進します。
●利用者本位のユーザビリティを念頭に、統括的な観点から電子行政サービスの見直しを行います。
●市が保有するデータを市民等が二次利用できる形式で公開するオープンデータへの取組を推進します。
●利用者の増加が見込まれる携帯端末や、新たな情報機器に対応した行政情報の発信・サービスの提供を検討していきます。
●電子行政サービスの充実に向けて必要となる職員の情報利活用能力の向上を図るため、eラーニング※等の手法を活用した情報化研修を効果的に実施します。
●効率的な電子行政サービスに向けた個別業務システムを連携する機能や安全かつ安定的な情報処理に向けた情報通信ネットワーク等の情報環境の整備・運営を行います。
●公共施設利用予約システム(ふれあいネット)の効率的・効果的な運用を進め、市民サービスの向上を図ります。
●電子申請システムの安定化・効率化を図り、より利便性の高い行政サービスを提供します。
●CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)を推進し、図面の電子化や書類等の保管管理の効率化に取り組みます。
施策の目標 ●情報化基本計画・実施計画の適正な推進を図り、庁内の情報環境の充実や職員の情報利活用能力の向上を目指します。
●わかりやすい、使いやすいサービスの提供を目指すとともに、運用ルールの策定など統括的な視点から電子行政サービスの見直しを行います。

<成果の説明>

解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●情報化実施計画に基づく情報化施策の推進及び進捗管理を行いました。また、次期の情報化基本計画等の策定に向けて、市民アンケートによる情報化の動向調査及び今後の情報化施策の取りまとめを行いました。
●職員の情報利活用能力の向上を目的とした情報化研修については、職員の情報スキルに応じた段階別研修を実施し、受講者の研修効果を高めることができました。
●電子行政サービスの安全・安定性の向上のため、iDC(インターネット・データ・センター)内の通信機器の二重化など、情報環境の整備を実施しました。また、セキュリティ対策を効果的に行うために必要となる不正接続を防止するシステムの基本設計を実施しました。
●オープンデータの推進に向け、国の動向を踏まえ、他都市との連携も図りながら、データの共通フォーマット、公開データ項目、著作権の取扱い、公開手法の共通ルール等を検討しました。
●公共施設利用予約システムは、2012年度に公平・公正なシステム運営のための取組改善として、「カードの有期限化」「利用登録要件の厳格化」「市内登録を優先した抽選の導入」を実施し、システムの適正かつ安定的な運用を行いました。また、引き続き様々な課題の解決に向けて、川崎市公共施設利用予約システム検討委員会において調査・検討を行いました。
●電子申請システムについて、最新の利用環境及びスマートフォンによる申請に対応するとともに、申請手続の整理による利便性の向上を図りました。
●CALS/ECについては、職員を対象とした説明会及び研修、受注者を対象とした説明会を開催し、電子納品の推進を行いました。さらに、図面の電子化のために、既存の紙媒体ベースの書類を電子化する業務を実施し、約80,000枚の電子化を行いました。
●マイナンバー制度の円滑な導入に向け、全庁的な検討体制を整備し、諸課題の検討・調整を行いました。
残された課題,新たな課題,社会環境の変化等 ●情報環境の安全・安定性の向上のために、実効性の高いセキュリティ対策を引続き実施していく必要があります。
●公共施設利用予約システムについて、2012年度からの取組改善後のフォローや分析、さらなる課題の解決に向けた検討を進める必要があります。
●CALS/ECについては、電子納品及び保管管理システムの更なる運用の拡大を図り、積極的な利活用を行うことが必要となります。
評価結果及びその評価区分とした理由 2011 2012 2013 ●今後も、情報化を取り巻く環境の変化や多様な市民・企業のニーズを的確に把握しながら、各種電子行政サービスの見直しについて検討を行っていく必要があります。
●公共施設利用予約システムについては、2012年の公平・公正な取組改善を適切に行い、さらに2013年は全体的な対策から個別的な対策をシステム所管と施設所管が連携しながら行ってきました。今後も、利便性と公正性の最適なバランスを図るという施設管理の基本のもと、施設所管課による施設管理の適正な運用とシステム所管課によるシステムの見直しを行っていく必要があります。
AⅡ AⅡ AⅡ

A 施策が順調に推進したもの(新たな課題等 Ⅰ 無 Ⅱ 有) B 施策が一定程度推進したもの C 施策が推進していないもの


<今後の取組や方向性及び改善に向けた考え方>

2014年度以降の方向性 ●次期情報化計画等の策定に向けた基礎調査等を行います。
●情報基盤の安全・安定化への取組やシステム連携基盤の効果的な活用を引き続き行います。
●オープンデータへの取組を推進するため、他都市や庁内関連部署と連携し、引き続き検討を行います。
●公共施設利用予約システムについて、2012年度からの第3期システムへの移行後の運用を円滑に進めるとともに、取組改善後の分析を踏まえた新たな課題の解決に向けた取組を行います。さらに、2017年度の次期システムの導入に向けた検討や調整を行っていきます。
●電子申請システムの安全・安定化及び効果的な活用に向けて引き続き取組みます。
●CALS/ECについて、引き続き説明会や研修等を庁内及び受注者向けに開催し、保管管理システム及び電子納品作成ツールの活用拡大に向けた取組を推進します。
●マイナンバー制度について、引続き全庁的体制のもとで導入に向けた取組を進めます。

<参考指標>

参考指標名① 参考指標名② 参考指標名③
電子申請システム利用者満足度    
指標の説明① 指標の説明② 指標の説明③
電子申請システムの利用者に行っている利用満足度の割合です。    
指標の方向性① 指標の方向性② 指標の方向性③
大きいほどよい    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2010       2010       2010      
2011 85 92 % 2011       2011      
2012 85 92 % 2012       2012      
2013 85 92 % 2013       2013      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2011(H23)年度 2012(H24)年度 2013(H25)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 1,529,843 1,421,686 1,535,701 1,574,818 1,496,473 1,486,980 1,360,466 1,333,644

<配下の事務事業一覧>

事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
事務事業名 第3期実行計画
期間の達成状況
行政情報化推進事業 情報環境整備事務
電子行政サービス向上事業 公共施設利用予約システム事業
電子申請推進事業 CALS/EC整備推進事業
CALS/EC整備推進事業(まちづくり局)    

<用語説明>

eラーニング:パソコンやコンピュータネットワークを利用して教育を行うこと
ユーザビリティ:使い勝手
アクセシビリティ:高齢者や障がい者が身体の制約なく利用できること
>>前のページへ戻る