過去の戦争を学び、未来の平和を考えてみよう
平和ってなに?戦争ってどんなだったの?今って平和なの?
この夏休みに、戦争について学び、未来の平和を考えてみましょう。
夏休みのイベントについて
1 令和3年度平和を語る市民のつどい
戦後76年を迎え、戦争体験を風化させず次世代に継承し、平和な地域社会の実現に向けた意識の高揚を図るため、「平和を語る市民のつどい」を8月7日(土)開催しました。
講演については、当初、当日のみのオンライン配信としていましたが、平和館特別展「平和のために見る・知る 沖縄戦」の開催期間の8月26日(木)までの間、講演映像の録画配信をします。まだ見ていない人はぜひこの機会に視聴してね!
【配信期間】 ※配信は終了しました
令和3年8月18日(水)~令和3年8月26日(木)
【内 容】
講演会「語り継ぐ戦争体験と戦時下の遍照寺の半鐘」
【講 演】
1 木村 孝 徹 氏
神奈川学園中学・高等学校の社会科教員として、学校では「戦争と平和」の学習を大切にしている。長年行っている沖縄戦のフィールドワークなどについての講演。
2 柳川 たづ江 氏 &ふくちゃん
日中戦争と沖縄戦を戦った元日本への父、日比野勝廣さんが体験した戦争の怖さ、悲惨さ、戦場の様子を、腹話術と語りで娘の立場から講演。
3 服部 隆博 氏
川崎市教育員会事務局文化財課、市民ミュージアム学芸員を経て、現在、文化財課長、専門は、考古学。昨年、発見された遍照寺の半鐘についての講演。
講演会「語り継ぐ戦争体験と戦時下の遍照寺の半鐘」の配布資料
遍照寺の半鐘(PDF形式, 219.19KB)
講演会「語り継ぐ戦争体験と戦時下の遍照寺の半鐘」の配布資料です。
2 川崎市平和館特別展「平和のために見る・知る・沖縄戦」
【日時】 令和3年7月30日(金)~8月26日(木)
【場所】 川崎市平和館 平和の広場
【内容】
住民を巻き込み、県民の4人に1人が亡くなったとも言われる、凄惨な地上戦が行われた沖縄戦について概説やパネルなどの展示を行います。
※入場無料、事前申込不要です。
★「平和を語る市民のつどい」の「柳川たづ江さん」と「木村 孝徹さん」の沖縄戦のお話しを聞いてから、この特別展に来ていただくと、より良く沖縄戦のことが理解できます。
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特別展~平和のために見る・知る 沖縄戦~を詳しく紹介しています。
チラシ「過去の戦争を学び、未来の平和を考えてみよう」
戦争と平和について、考えてみよう
「太平洋戦争」について
太平洋戦争とは、1941 年12 月~1945 年8 月の期間、太平洋・東南アジア地域に侵出した日本と、アメリカ、イギリス、オランダなどの連合国との間の戦争です。
日本は、1937 年からの中国との戦争を続けながら、1941 年12 月、マレー半島上陸と真珠湾攻撃により、連合国との戦争を始めました。
初めの頃は、日本は戦闘に勝ち続けましたが、翌1942 年から次第に形勢が逆転していきました。1944 年に日本に爆撃機が飛べる距離にあるマリアナ諸島がアメリカ軍の手に落ちると、日本は激しい空襲を受けるようになりました。1945 年4 月には、川崎市も激しい空襲を受けています。都市への空襲、沖縄での凄惨な戦闘、そして8 月には、広島・長崎へ原爆が投下されました。日本は、8 月14 日にポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏を決定し、翌日、昭和天皇が、宣言の受け入れをラジオ放送しました。9 月2 日に降伏文書が調印され、長く続いた戦争はようやく終わりました。日本では、昭和天皇が、宣言の受け入れをラジオ放送した8 月15 日が終戦記念日となっており、戦没者を追悼し平和を祈念する日になっています。
「沖縄戦」とは
沖縄戦とは、太平洋戦争末期の1945 年3 月~9 月にかけて、沖縄本島を含む南西諸島で行われた戦闘のことです。沖縄は、鉄の暴風雨と言われる、激しい空襲や艦砲射撃にさらされただけでなく、上陸したアメリカ軍と日本軍の間で惨い地上戦となり、沖縄戦では当時の県民の4 人に1 人が亡くなったと言われています。

撮影:米軍

撮影:米軍

撮影:米軍
「半鐘」ってなんだろう
半鐘とは、通常のお寺の鐘よりも小さい鐘であることから、その名がつけられました。仏教の伝来とともに飛鳥時代から存在したといわれ、江戸時代に最も多く製作されましたが、その多くが、第二次世界大戦時に兵器生産に必要な金属資源として供出され、戦前からある鐘は少なくなってしまいました。
令和元年8月、静岡県富士市内の鉄工所から半鐘が見つかり、もともと刻まれていた寺の名前や所在地などが掻き消されていましたが、解読調査の結果、川崎市遍照寺の鐘であることが判明し、約75年ぶりに遍照寺に帰ってくることができました。
★戦争について調べてみよう
図書館には、戦争や平和に関する調べものや物語などたくさんの種類の本があります。
川崎市立図書館では、本を探す方法や、関連する本のタイトルなどを紹介しているパスファインダーがあり、自分で調べることができます。
(パスファインダー:「道 Path」を「見つける人 Finder」という意味で、何か知りたいことがあるときに、そのテーマの本やじょうほうをどのようにさがしたらいいかをしょうかいする、みちしるべです)
この機会に、戦争や平和について、図書館に行って自分でいろいろ調べてみよう。
•川崎市立図書館 パスファインダー8 「戦争と平和について調べよう」 はこちらから外部リンク
•川崎市立図書館 パスファインダー9 「戦争と平和について調べよう その2」 はこちらから外部リンク
お問い合わせ先
川崎市 市民文化局人権・男女共同参画室
〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町11-2 川崎フロンティアビル9階
電話:044-200-2688
ファクス:044-200-3914
メールアドレス:25zinken@city.kawasaki.jp

