サステイナブル・シティを目指して「川崎エコタウン」 川崎市は、かつての深刻な公害問題に対し、市民・企業・行政が一体となって課題解決に取り組み、 きれいな空気や川を取り戻しました。 こうした公害問題へ取り組む過程で培われた高度な環境技術・ノウハウを活かし、環境と産業活動が 調和した持続可能な社会を目指すため、川崎臨海部全体を対象に策定された川崎エコタウン構想。 この構想に基づき形成された「川崎エコタウン」では 企業自身のエコ化の推進、企業間の連携による地区のエコ化の推進、 環境を軸として持続的に発展する地区の実現に向けた研究、これらの成果を情報化することによる社会・途上国への貢献 といった、4つの方針に基づき、企業が主体となって資源循環等への取組を進めており、 古紙や廃プラスチックといった廃棄物等を有効利用するとともに、エコタウン内の企業間で鉄、 焼却灰、水や蒸気などの様々な資源やエネルギーの効率的な循環利用を進めています。 現在、エコタウン内ではリサイクル工場で生成した水素をパイプラインでホテルに供給するなどの 新しい取り組みも行われております。 これらの取組成果を海外に向け情報発信することで、世界の環境問題解決に貢献しています。 これからも川崎エコタウンの企業主体の取組をさらに推進することで、企業の環境分野における競争力を 向上させるとともに、地域循環共生圏を構築し脱炭素社会と持続可能な社会の実現を目指します。