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電動アシスト自転車を購入したつもりが、フル電動自転車だった!
相談事例

「電動アシスト自転車」を購入しようと思い、インターネットのショッピングモールで販売店を検索した。そこで「軽量フレーム」「小柄な女性も乗りやすい」「前カゴ付きで通勤や買物に便利」と説明された自転車を購入した。中国に発注するとのことで、到着まで3週間かかったが、梱包を解いて取扱説明書を読むと、「フル電動自転車は公道での走行は禁止されています」「バイクとして公道走行する場合は免許、ナンバープレート、ヘルメットが必要です」と書いてあった。サイトの広告では「フル電動自転車」と「電動アシスト自転車」の違いがよくわからなかったが、私は自転車が欲しかったのであり、原付免許は持っていないので、解約したい。また、見た目はふつうの自転車なので、違法に公道で乗る人もいるのではないかと心配だ。
アドバイス

- 坂道でもスイスイ走れる電動自転車は、とても魅力的です。しかし、最近販売されている電動自転車には、「電動アシスト自転車」と「フル電動自転車」の2種類があります。どちらもバッテリーとモーターを搭載しているため、見た目はあまり違いませんが、機能は大きく異なります。
- 「電動アシスト自転車」は、ペダルをこぐとモーターが働き、楽に走れますが、時速10キロに達するとモーターの力が少しずつ弱くなり、時速24キロでゼロになります。そこからは自分の力でこいで走行する仕組みです。国内メーカーで作られるものは、ほとんどが電動アシスト自転車です。自転車なので、免許はいりません。
- 一方、「フル電動自転車」は、全くペダルをこがずに、モーターの力だけで時速20キロから30キロの走行が可能です。そのため自転車ではなく、「原動機付き自転車」として扱われ、公道を走るにはナンバープレートや方向指示器などの装備が必要です。運転時には免許やヘルメットの着用、自賠責保険への加入が義務づけられます。
- 当該販売店のサイトを確認しましたが、「公道での走行は禁止されています」との表示がある一方で、「通勤にも買物にも便利、重い荷物もラクラク」など、公道で利用することを想定した広告がされていました。また「アクセル+アシスト+自走式の3Way」との表示があり、3つのモードで使用できると書いてありましたが、自転車に特別に詳しくない消費者には「フル電動自転車」と「電動アシスト自転車」の区別や、「3Way」の意味はよくわからない上、見た目は一般的な自転車なので紛らわしい広告であると思われました。
- フル電動自転車の多くは海外からの輸入品です。電動アシスト自転車に比べ安価なため、人気があり、実際に公道で使用している例もありますが、万一事故に遭っても、道路交通法違反と判断された場合は、保険の対象にならない可能性があります。
- 自転車の使用には日々の保守点検が欠かせません。いざというとき頼りになる近所の販売店から購入するのが最善であると思われます。通信販売を利用する場合は、広告や表示、アフターサービス等を注意深く確認し、慎重に検討しましょう。
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