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2014(平成26)年度 コンテンツ活用研究会

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  • 更新日:
 川崎市では、平成22年3月に「川崎市コンテンツ産業振興ビジョン」を策定し、「コンテンツを活かした産業イノベーションの推進」を基本理念に掲げ、さまざまな業種業態の事業者にコンテンツを活用した事業展開を促し、高付加価値な製品づくり、効果的な販売促進など、コンテンツを活用した市内産業の活性化に向けた取り組みを推進しています。

 その取り組みのなかで、「かわさきコンテンツ活用研究会(ビジネストライアルラボ)」では、優れた技術やノウハウを持つ市内事業者の製品・商品の周知、高付加価値化等をコンテンツの活用によって実現していくことについて、実際にクリエイターと企業が対話をしながらその方法を検討して、最終的に具現化する試みを行っています。

ビジネストライアルラボ(BTL)2014 成果発表

(株)カジノヤ(事業者)×東京工科大学(クリエイター)

制作物:PRアニメーション・展示会ツールデザイン

納豆サンプルパッケージ

【事業者の要望】
 カジノヤは納豆の製造・販売会社です。納豆の販売のためには、食品展示会などで、バイヤーやお客様へアピールし、スーパーなどへの卸、販路拡大をすることが重要となります。展示会でのアピールポイントは「来場のお子様達の目を引き、サンプルをお持ち帰りいただくこと」つまり子供が喜ぶと「親=お客様やバイヤーの購入に繋がる」とのことでした。

【コンテンツの選定】
 BTLでは、展示会で使用するPRアニメーションと、配布用サンプルのパッケージをデザインすることに決定。

【クリエイターの選定・制作物】
 アニメーションは、「東京工科大学・デザイン学部」との産学共同による制作といたしました。アニメーションは30秒間。カジノヤのロゴマークである「赤い小槌」をテーマに、キャラクター化された可愛らしい「大豆くん」が美味しい納豆になるまでに、さまざまな冒険をします。生産工程をグラフィッカルに表現しています。アニメーションには「音」も重要な要素。気持ち良く刻むリズムと、不思議な効果音が、楽しい雰囲気を創り出しています。展示会用ツールのサンプルパッケージは、エイチ・エー・デザインによるもの。カジノヤのロゴマーク「赤い小槌」の形状をそのままパッケージにしました。「赤い小槌=美味しかった」という記憶から、スーパーなどの店頭で「赤い小槌=また食べたい、買おう」というイメージを強く印象付けるデザインです。

プランドゥーアイ(株)(事業者)×(株)エイチ・エー・デザイン(クリエイター)

制作物:展示会ツールデザイン

【事業者の要望】プランドゥーアイでは商品の企画・製造・販売を手掛けています。
今回のミッションは新商品「カラーPOPシート・スタンド」の効果的なPR方法について。「展示会などでの評判は良いのだが、なかなか結果に繋がらない。エンドユーザーに対しても認知を広げ、販路を拡大したい」とのことでした。

【コンテンツの選定】BTLでは、BtoC向けのパッケージを制作。また、展示会で目を引くような、使い方を表現したツールをデザインすることに決定。

展示会ツールデザイン

【クリエイターの選定・制作物】
デザインは、パッケージ・プロダクトデザインを手掛ける「エイチ・エー・デザイン」に依頼しました。パッケージは、新しい顧客獲得・販路拡大を図るため、まず縦長の形状を半分のサイズにし、店舗で陳列されやすいように変更。文房具的な表現から、インテリア雑貨としてイメージできるようなデザインとしました。レストランやカフェでも、おしゃれな手書きのサインや看板のブラックボードをよく目にします。「手書き」の良さと「おしゃれ感」に人気があるのです。そこで、この商品の特徴でもある「手書きの良さ」をそのままパッケージとして表現。手書きの文字フォントを使用し、商品名も一般のユーザーに対して、使い方が直感的に解るよう「カキケシシート」「カキケシスタンド」としました。展示会用ツールは、自分で好きな形にカットできる「カキケシシート(B5サイズ)」を使って作れるものを提案。インテリアとしても楽しめるような、動物のシルエットにカットしたA型スタンドを制作しました。

(株)ユーディー(事業者)×大石尚子(クリエイター)

制作物:カタログデザイン

【事業者の要望】
 ユーディーでは新しい商品である壁材「フラッシュクリーン」のPRをしたい、とのことでした。現状の販路はBtoB、主に工務店への営業。工務店が個人のお客様や病院や店舗などのオーナーへ提案・販売をしています。さまざまな効果と特徴のある商品ですが、アピールポイントが多すぎて実際に説明をしないとなかなか理解してもらえない」「説明が長くなる」というのが悩みでした。

【コンテンツの選定】
 BTLでは、BtoB向けだけではなく、実際に購入いただくお客様=Cにも解り易いパンフレットを制作することに決定。

【クリエイターの選定・制作物】
 企業のカタログなどを多く手掛ける「グラフィックデザイナー大石尚子」に依頼。カタログは三つ折りタイプ。デザインのポイントは、この壁材によって、どのような空間になるのか、その完成した雰囲気をイメージできること。専門家も納得でき、そうでない一般の方でも解り易く「使ってみたい」と感じて頂けるような構成にしました。たくさんの効果・特徴を解り易く箇条書きとし、文字の大きさや太さ、色により、強調するところと、詳細な説明とを分けて表現。文字をなるべく少なく、イラストや写真を多くしました。例えば、「自然素材」という文字には「柔らかいイメージ」の「色やグラフィック」を用いて、視覚的にもその意味を表現しています。印象に残る、商品がより素敵に感じて頂けるカタログです。

お問い合わせ先

川崎市経済労働局イノベーション推進部

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2334

ファクス: 044-200-3920

メールアドレス: 28innova@city.kawasaki.jp

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