アテントスポーツパンツ
認証年度 2016年度(KIS2016-11)
製品概要
新素材の全面伸縮フィルムを採用する事で紙パンツ特有の凸凹感を軽減し、布下着の感覚で装着できる製品です。
また、吸収体についても従来のうす型パンツよりもさらに吸収体厚みを37%削減(※1)し、吸収体の長さや幅についてもひとまわり小さくしていますので、ゴワゴワしにくく、ズボンをはいても人の目が気にならない仕様になっています。※1(当社従来品比)うすくてもしっかり2回分吸収(※2)。
※2(1回の排尿量150mlとして当社測定方法による)
開発背景
大人用紙パンツは『介護されている人が使う商品』という先入観があり、自身が失禁症状を有するようになっても使用する事に抵抗を示し、なかなかトイレに行けないシーンに不安を感じて外出しにくくなるという方がいます。潜在ニーズは6,530千人(※1)にものぼり、今後もニーズ拡大が見込まれる為、大人用紙パンツの抵抗感を払拭し、アクティブなシニアライフを応援できる商品を提供する事が目的です。
※1(当社調べ)
開発の意義
大人用紙パンツ=介護用という先入観を払拭できる布下着のような商品とスポーツパンツという商品名や前向きなメッセージ性を込めたプロモーションで『今まで失禁症状がありながらも、失禁商品を使う事に抵抗のあった』シニア層の抵抗を払拭するとともに、新規需要を獲得し、市場の活性化を図っていきたいと考えています。
創意工夫
大人用おむつ=介護用というどちらかというとネガティブな先入観を払拭するためには、品質はもちろんの事、今までの紙パンツにないような伝え方を実現する必要がありました。特に伝え方については、生活者がイメージする紙パンツとは『異なる』という事を伝えなければならなかったので、スポーツパンツという斬新な商品名や大人用おむつの常識を覆すようなCM、『自由をはこう』という前向きなメッセージ性を販促プロモーション内に必ず連動させたりと、紙パンツ使用でもたらされるベネフィットを生活者に伝える事を最重要項目として取り組みました。
メッセージ
近年、超高齢社会や老々介護といった日本の社会背景に対し、シニア世代がさらにいきいきと生活してもらえる商品を提供していくという使命を持ってアテントは企画・開発・販売をしています。今回のスポーツパンツは紙パンツをはくことが恥ずかしい事ではなく、むしろ、今よりもアクティブな生活を送ってもらうためのツールとして活用してもらえる商品になると考えています。失禁症状がきっかけで外出するのが嫌になった方や常に不安がつきまとい日常生活を楽しめない方に、少しでもスポーツパンツという商品を知ってもらいたいという想いで提案させていただきました。
かわさき基準認証総合評価コメント
新素材である全面伸縮フィルムの採用により、でこぼこ感を軽減し、ズボンの上からも目立たず、装着中のごわつきも軽減させ、装着への抵抗感を和らげた製品です。また、素材が動きの多いシーンでのズレも防止するため、外出時のトイレ不安を解消し屋外活動での社会参加を促すことが期待できる製品として高く評価できます。なお、商品名をスポーツパンツと表現することにより、大人用の紙パンツ=介護用という先入観を払拭し、製品利用への抵抗感をなくそうとする姿勢も評価できます。
利用者のアクティブな生活を支援することは、健康寿命を延伸し、社会の中で活躍できる状態を継続していくことに寄与する製品としても評価できます。
ダイバーシティのまちづくりの推進に期待できる製品として、かわさき基準の理念における「人格・尊厳の尊重」「活動能力の活性化」「安全・安心」への適応が特に高く評価され、本製品は認証に値するものと判断します。
価格
オープン価格(医療費控除対象品)
問合せ先
アテントスポーツパンツ製品紹介
お問い合わせ先
川崎市 経済労働局イノベーション推進部
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