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労働相談Q&A(2020年9月号)

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2020年9月1日

コンテンツ番号120477

このページは、広報誌「かわさき労働情報」のインターネット版です。

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、多くの事業場で休業を余儀なくされたり、勤務日数が減らされたりしました。一方で、いつも以上に忙しく、なかなか休めないような職場もあります。「仕方がない…」と決めつける前に、まずは基本的な知識を身につけることが必要です。

質問

 営業職なのですが、コロナのせいで大幅に売上げが落ちているという理由で、「解雇してもいいのだが、何人か自分から辞めてもらえないか」と言われています。それなりに成績がよかったので基本給も上がり、他の人よりも賃金が高い私と、やはり賃金が比較的高いベテランの先輩が目をつけられているみたいです。いきなり解雇されるよりは、次が見つかれば退職してもいいかなとも思いますが、いい条件の求人などありません。法的には簡単に解雇できないのでしょうか。

回答

 会社の業績や経営不振を理由とした人員削減を整理解雇と言います。 それには以下の4つの事項を満たさなければなりません。まず、「人員削減の必要性」です。単に売上が落ちただけではダメです。主観的に「経営が厳しい」ではなくて、客観的に労働者を解雇しなければならないほどの経営状況であることを示さなければなりません。2つ目は「解雇回避の努力」です。役員報酬を減らす、希望退職を募るなどのことが当たります。3つ目が「人選の合理性」です。解雇対象者を決める基準が客観的、合理的である必要があります。売上が落ちているのに優秀な営業職だけを解雇するというのは無理でしょう。4つ目が「解雇手続きの妥当性」です。十分な説明もせずにいきなり解雇通知をするなどのやり方は許されません。いずれにせよ、売上の減少が新型コロナウイルスの感染拡大にともなう一時的なものである可能性もあり、いろいろな公的助成制度もありますから、むしろ通常よりも、整理解雇が違法とされる可能性が高いともいえます。

質問

 会社から、今年から法律が変わったので年次有休休暇を必ず5日取るようにと言われています。コロナで休業期間もあり、また「第二波」の可能性があるので、年次有給休暇の取得日を早めに決めなければならないと言われました。ただ、私は親族の病気の関係で、不定期で突然1週間ぐらいまとめて休まざるを得ないことがあるので、なるべく残しておきたいのです。そもそも年次有給休暇は自由に取れるのではないでしょうか。

回答

 法改正で、年次有給休暇を会社が時季を指定して与えることが求められているのですが、年次有給休暇が自由に取れるというのは大原則が変わったわけではありません。労働者が自ら年次有給休暇を請求ないしは取得した場合は、5日に達した時点で、会社も法的義務を果たしたことになります。その労働者に会社が、年次有給休暇の時季指定をすることもできません。会社が年次有給休暇の時季を指定する場合でも、労働者の意見を聴取しその意向を尊重するように努めなければならないとされています。時季指定の方法などについては、就業規則で定めることが義務づけられていますので確認してみてください。

質問

 新型コロナウイルスの感染症が労災になると聞きました。医療従事者ならわかるのですが、私はスーパーで働いています。もしも発症した場合は労災になるのでしょうか。

回答

 新型コロナウイルスの感染症について、医療・介護従事者以外の労災認定については、なかなか難しいと思われがちですが、認定基準上は認められる可能性が高いです。関心が高いこともあって、厚生労働省も7月に以下のサイトで発表しています(「事例7」です)。
「小売店販売員のGさんは、店頭での接客業務等に従事していたが、発熱、咳等の症状が出現したため、PCR検査を受けたところ新型コロナウイルス感染陽性と判定された。労働基準監督署において調査したところ、Gさんの感染経路は特定されなかったが、発症前の14日間の業務内容については、日々数十人と接客し商品説明等を行っていたことが認められ、感染リスクが相対的に高いと考えられる業務に従事していたものと認められた。」
◇参考:https://www.mhlw.go.jp/content/000647877.pdf外部リンク

特定非営利活動法人 神奈川労災職業病センター 相談案内

住所 横浜市鶴見区豊岡町20-9 サンコーポ豊岡505
電話 045-573-4289
ファクス 045-575-1948
メールアドレス info@koshc.org 
ホームページ https://koshc.org/外部リンク

相談日時
月曜から金曜 10時から18時
土曜 10時から12時
(面接希望の場合は要予約。無料。秘密厳守です。)

編集後記

  9月に入っても暑さが続いていますが、9月は秋の入り口、リーンリーンとスズムシの鳴き声が聞こえてくる頃です。昨年は台風15号・19号により関東地方は甚大な被害を受けました。千葉県では未だにブルーシートの屋根が散見され、神奈川県の箱根では1000ミリを超える大雨で登山鉄道の線路が流され不通に。やっと7月下旬に再開されたばかり…。
 日本は台風・地震などの自然災害が多く、洪水や猛暑など異常気象による都市災害の被害も年々多くなっています。すでに7月には大雨の影響で、九州地方や東北地方で甚大な被害がでています。これから台風シーズンを迎えますが、自身と家族の安全を守るため、ウイルス対策もしながら、早めの避難・行動が取れるよう心がけていきましょう。川崎市HP「防災マップ・ハザードマップ」等もぜひご活用ください。

 

 

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