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労働相談Q&A(2021年7月号)

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2021年7月1日

コンテンツ番号130730

このページは、広報誌「かわさき労働情報」のインターネット版です。

 新聞で裁判関係の報道があると、それを読んだ方から関連の相談がしばしば寄せられます。必ずしも詳しく解説されていないことも多いからでしょう。そこで関連する相談事例を3例紹介します。

質問

 若いころに10年ぐらい建設会社に勤めて現場で働いていました。定年退職後も元気だったのですが、最近息切れがひどくて病院にかかったところ、アスベストの影があると言われました。とりあえず心配ないが、定期的に検査をした方がよいと言われました。アスベストが原因の場合は、最高裁判所の判決で国からお金が支払われると新聞で読んだのですが、対象にはならないのでしょうか。

回答

 アスベストの病気で治療が必要であれば、退職していても労災保険が適用されて治療費の自己負担はなくなり、働くことができなければ休業補償も支給されます。労働基準監督署が窓口になります。また、「心配ないが検査が必要」というのは、アスベストにばく露した場合、肺がんなどを発症するリスクが高いからです。そのため労災保険とは別に退職者向けに健康管理手帳制度があり、無料で健康診断を受けることができます。こちらの窓口は神奈川労働局になります。なお、詳しくは、厚生労働省が『建設アスベストに関する電話相談窓口』を以下のとおり開設しましたので問い合わせてみてください。
◆労災保険相談ダイヤル 0570- 006031
 受付時間:月~金曜 8時30分~17時15分(土日・祝日・年末年始は除く)
 https://www.mhlw.go.jp/content/11201000/000789627.pdf外部リンク

質問

 福井県の化学工場で働いて膀胱がんになった人たちが裁判で勝って、会社は支払いを命じられたという記事をみました。ただ、1人あたり250万円ぐらいのようで、なぜそんなに低いのか、これで勝ったことになるのかなと、疑問に思いました。アスベスト労災の裁判だと1人あたり2000万円以上だと聞いたのですが、どうしてこんなに違うのでしょうか。

回答

 損害賠償の金額というのは損害の内容や程度によって決まります。アスベスト疾患の場合は多くの方が亡くなられるのですが、膀胱がんの場合、早期に適切に手術をすれば亡くなることは稀なようです。ただし、何度も再発することがあり、定期的に苦痛を伴う検査を受ける必要があります。そういう意味で慰謝料の金額として妥当かどうかは議論があります。ただ、原告の方々が勝利だと言っているのは、そもそも会社は、膀胱がんを引き起こした化学物質の危険性がわからなかったので、責任はないとして、賠償も謝罪も拒んできたからです。ちなみに、国が発症の原因となった化学物質の発がん性を指摘して規制を始めたのは2017年なのですが、裁判所は判決で会社は2001年当時から危険性が予見できたとしています。
 なお、原告・被告双方が控訴せず、判決は一審で確定しました。

質問

 職場でマスクを着用しないことを理由に契約社員が解雇されたという記事を見ました。その人は皮膚炎がひどいため診断書も出したのですが、会社に言わせるとマスク着用の就業規則違反が理由だということです。私の会社でもマスクを着用するように言われているのですが、たまたま私の職場は、一人作業がほとんどで、同僚と接することも話すこともないので、私を含めてマスクをしていない人もいます。処分されないように注意した方がよいでしょうか。

回答

 就業規則に違反したり、会社の指示を守らなければ、一定の処分を受けることはあるでしょう。ただし、そもそも就業規則や指示が合理的であるかも問題です。あなたの職場で、マスクを着用する必要性が本当にないのであれば、現実に即した規則の改正や運用の仕方を改めてもらうように、会社に働きかけてみてはいかがでしょうか。

特定非営利活動法人 神奈川労災職業病センター 相談案内

住所 横浜市鶴見区豊岡町20-9 サンコーポ豊岡505
電話 045-573-4289
ファクス 045-575-1948
メールアドレス info@koshc.org 
ホームページ https://koshc.org/外部リンク

相談日時
月曜から金曜 10時から18時
土曜 10時から12時
(面接希望の場合は要予約。無料。秘密厳守です。)

編集後記

 コロナ禍において生活様式や働き方に変化があるように、レジャーのあり方も多様化しているようです。その中でも昨今のキャンプブームと相まって、おうちキャンプ、グランピング、オリジナルのキャンピングカー、屋外の風通しが良い環境下でのレジャーということで、キャンプの人気は高いようです。私も年間数回は家族でキャンプに行きますが、周りの知人もキャンプを始めた方が増えてきました。自宅や近隣でも十分楽しめることも数多くありますが、やはり日常とは違う自然の中で過ごすキャンプは我が家にとっては子供たちの貴重な体験の場となっています。最近では、このような社会の流行に敏感に対応しようと川崎市内の中小企業からもへらしぼりによるスモーカー、板金加工屋が作る焚火台、空調技術を活かした薪ストーブなどのオリジナルのキャンプ用品が次々と生まれています。ピンチをチャンスに変えるチャレンジ精神、今の時代こそ必要ですよね。

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お問い合わせ先

川崎市 経済労働局労働雇用部

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ファクス:044-200-3598

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