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「補助金って?」(2021年10月号)

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2021年10月1日

コンテンツ番号132710

「補助金って?」

かながわ補助金研究会 中小企業診断士
染谷 裕、和田 崇

 新型コロナウイルス感染症の影響の中、「○○補助金」などさまざまな「補助金」を耳にするようになったのではないでしょうか。
 事業者の皆さまは「補助金」というとどういうイメージがあるでしょうか?

  • 「国からもらえるお金」
  • 「設備投資を援助してくれるお金」
  • 「事業資金を援助してくれるお金」 などでしょうか?

 確かに、「補助金」は国や地方公共団体から支給されるお金であり、財源は公的資金です。他方、国や地方公共団体から支給されるお金で「助成金」「給付金」などもあります。

 一概には言えませんが「助成金」「給付金」は、ある一定の条件「要件」がクリアし申請すれば支給されるのが一般的です。それに対し「補助金」は「要件」をクリアし申請したからといって必ず支給されるわけではありません。補助金として広く認知されている「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称ものづくり補助金)」を例に挙げると、

 まず、条件(申請要件)をクリアし、申請書(事業計画書)を作成し、審査を経て、採択されて初めて補助金を受け取る資格を得ることができます。申請書に対し審査があり、事業計画の内容が優れたものから採択されます。採択というのは、補助金を受け取る権利を獲得したこということです。但し、あくまで権利が発生しただけで補助金を受け取ることが確定したわけではありません。ここからまた「交付申請」を経て、「遂行状況報告書(中間監査)」にて進捗状況を報告し、「実績報告書」で実施した結果をまとめて報告します。最後に「確定検査」が行われ、補助金額が確定し、入金されます。


 申請から補助金の入金まで、多数の段階があり、期間を要します。申請書作成や採択後の交付決定、中間報告、実績報告など、事業者様の負担もかなりかかります。
「採択されたら簡単にお金をもらえると思っていた」「こんなに制限があるとは思わなかった」などという声もよく聞かれます。

 しかし、資金力の厳しい事業者にとって、補助額が数万円~数億円のものまである「補助金」は、資金調達の方法として魅力的に映ることでしょう。「補助金」の目的、要件、スケジュールなど正しく理解し、活用できれば、企業の成長に大いに役立つ制度といえます。

 具体的に「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」と「事業再構築補助金」を例に要件と目的を見ていきましょう。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称ものづくり補助金)

<目的>
中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスを向上

<要件>

  1. 給与支給総額を年率1.5%以上増加。
  2. 事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30 円以上の水準にする。
  3. 事業者全体の付加価値額を年率3%以上増加。

事業再構築補助金

<目的>
 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待しがたい中、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、日本経済の構造転換を促すことを目的とする。

<要件>

  1. 事業再構築要件
  2. 売上高等減少要件
  3. 認定支援機関要件
  4. 付加価値額要件

 すごく簡単な言い方をすると「ものづくり補助金」は現在の事業の延長線上、「事業再構築補助金」は新たな事業へのチャレンジといえませんか?

 「補助金」の要件、目的を正しく理解し、十分に吟味し企業の成長に役立ててみませんか?

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