スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

労働相談Q&A(2021年11月号)

ツイッターへのリンクは別ウィンドウで開きます

twitterでツイートする

2021年11月1日

コンテンツ番号133539

このページは、広報誌「かわさき労働情報」のインターネット版です。

 会社の経営が厳しいわけでもないのに、理不尽な労働条件の変更を言われることがあります。このぐらいなら仕方がないかと黙っていると、さらに不利益な条件を提示されることもあります。納得できない場合は早めに相談することが大切です。そこで、関連する相談事例を3例紹介します。

質問

 月給制なのですが、基本給以外に、ある仕事を請けたときに必要な資格を私が持っているということで、「資格手当」が1万円ついています。ところがその仕事がだんだん減ってきたこともあって、来月から手当を5,000円にする、将来的には就業規則でそういう手当そのものをなくしたいと言われました。たしかに基本給も毎年少しずつ上げてくれているし、なんとなく理解はできるのですが、その仕事での儲けや、もしも私がいなければ、そもそも受注できないことを考えると、納得できません。ちなみにその資格を持っていない同僚も、別の手当を減らされるようなことを言っていました。どうすればよいでしょうか。

回答

 基本的には労働者と合意することのない一方的な不利益変更は違法です。5,000円とはいえ、いきなり下げるのは不当でしょう。同僚の方がどのように言われているのかも確認してみる必要があります。ただし、不利益の程度・必要性・経過などから合理的であれば、労働条件を全く変えられないというものではありません。例えば、お話しされているとおり、就業規則を改正して、手当そのものをなくす代わりに、その分をきちんと基本給に繰り入れるような話であれば、合理的とされる可能性が高いでしょう。法的には労働契約法第8~11条を確認してみてください。

質問

 仕事で失敗をしてしまい、今までの業務と全く異なる部門への配置転換を言い渡されました。失敗は認めざるを得ませんし、配転後の仕事そのものも経験だと割り切っているのですが、成果給的な部分が全くつかない部署なので、間違いなく賃金が下がってしまいます。以前にセクシュアルハラスメントで減給処分された同僚よりも、減額幅が大きいことにはどうしても納得できません。

回答

 そもそもあなたの会社では、仕事で失敗した労働者は、いつも配置転換されるのでしょうか。まず就業規則で配置転換と懲戒に関する規定を調べてみてください。仮に処分されるような失敗だったとすれば、懲戒処分として行われるべきです。同僚のセクシュアルハラスメント(仕事の失敗とは質的に異なります)による処分は、それに基づいて行われたはずです。労働基準法91条では、「減給の制裁は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない」とあります。配置転換については、一般的に使用者の裁量が比較的認められており、そのような労働契約、就業規則が多いのは事実です。ただし、当然のことながら業務上の必要性が求められますし、大幅な賃金低下のように著しい不利益が伴うものは無効となる可能性があります。

質問

 運送会社のドライバーです。残業代の計算方法が前の会社と違っていたので、指摘して直してもらいました。同僚らも喜んでくれて気をよくしていたら、それから私には残業になりそうなルールの仕事をほとんど回してもらえなくなりました。社長は、「労働時間短縮のご時世だから」などと、とぼけていますが納得できません。

回答

 ずるい社長ですね。残業させないというのは、残業代がないと生活できないような職場の労働者への嫌がらせの常とう手段です。あなただけということであれば、パワーハラスメントの類型としてあげられた「過小な要求」に当たる可能性もありますが、やはり残業がなくなって困るのは、基本的な賃金が安すぎるからではありませんか。抜本的な賃金引上げは労働組合で交渉するしかありません。喜んでくれた同僚と一緒に、労働組合に相談することを強くお勧めします。

特定非営利活動法人 神奈川労災職業病センター 相談案内

住所 横浜市鶴見区豊岡町20-9 サンコーポ豊岡505
電話 045-573-4289
ファクス 045-575-1948
メールアドレス info@koshc.org 
ホームページ https://koshc.org/外部リンク

相談日時
月曜から金曜 10時から18時
土曜 10時から12時
(面接希望の場合は要予約。無料。秘密厳守です。)

編集後記

 今月は年内最後の祝日である勤労感謝の日を迎えますね、国民の祝日に関する法律においては、難しい文言で規定されておりますが、要は「日々の仕事を尊重し、その成果を喜び、みんなで感謝をしあいましょう!」という日です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私は社会人となる前、父や母に何かしらプレゼントを渡していた孝行者(自画自賛)でしたが、私自身が世間の荒波に飲まれてからは、もはや自分へのご褒美を買う日、としております。自分へのご褒美、とても良い響きですよね。いつもなら手を出さない高いお酒を呑んでみる、躊躇していた家電の新調を試みる。いろいろあるかと思います。ただ、何より大事なのは、毎日がんばっている自分を自分で褒めてあげること。私はそう思っております。皆さまも、今年はそのような日にしてみてはいかがでしょうか。それでは、寒い季節となっておりますので、ご自愛いただきながらお過ごしください。

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

いただいたご意見は、今後の当ホームページ運営の参考といたします。

お問い合わせ先

川崎市 経済労働局労働雇用部

〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町11-2 川崎フロンティアビル6階

電話:044-200-3653

ファクス:044-200-3598

メールアドレス:28roudou@city.kawasaki.jp