動画タイトル: 私たちの明日のためのエコドライブ1 こんにちは。エコドライブ研究所の福田慎太郎です。 動画をご視聴いただきありがとうございます。 今回は令和2年11月30日に川崎市さん主催で行われる予定でした トラック向けエコドライブ講習会がコロナ感染症急拡大をうけて、 中止となりましたので、このように動画の形で配信していただくことになりました。 それでは早速ですが、今回の講演の内容についてお話していきたいと思います。 今回は動画を4本に分けて配信していただくことになっております。 まず、1つ目がエコドライブがなぜ必要なのか。 SDGsにも関連することですが、 エコドライブがどのように社会課題の解決に貢献していくのか、 そういったところをお話していきたいと思います。 2つ目が、エコドライブで何が得られるのか、 私たちがエコドライブ活動を行う上で、どんなメリットがあるのか、 どんな恩恵が受けられるのか、そういったところをお話していければと思います。 そして、3本目では、簡単にできるワンポイント、 これだけ覚えていけば、いつでもどこでも誰にでもできるという、 簡単なコドライブのコツをお伝えしたいと思います そして最後は、安全運転管理のコツということで エコドライブの活動をしてきた方々、 またこれからはじめようとされる方々、 成功事例などをもとに、どうやればエコドライブ活動がうまくいくのか、 そのあたりをお話していければと思っております。 今日はいろいろな方がご視聴くださっていると思っているのですが、 あなたはどのような目的でこの動画をご覧になっていますか。 例えば、ドライバーの方であれば、とにかくエコドライブを自分でやってみたい という方、いらっしゃると思います。 たった一のコツを覚えるだけでうまくいく方法を後ほどお伝えしますので、 最後までご覧ください。 または、もうすでにエコドライブ活動をやっているが、なかなかうまくいかない。 どうやればうまくいくのかを知りたい。という運行管理の方や安全運転管理の方にも お役に立てる情報が盛り込まれています。 また、環境活動の一つとして、エコドライブに取り組みたい。 環境部門の方、SDGsにも貢献することができますので、 最後までご視聴ください。 そして最後に、やはり交通事故を減らしたいという管理者の方、経営者の方、 エコドライブでどのように交通事故が減っていくのか、そのあたりをお伝えしていければと思います。 そして、これらのことを実現することで、 経費削減、そして経営改善にもつながっていきますので、 是非とも、多くの企業様、また個人の方にも取り組んでいただければと 思っております。 まず、私が何者かということなんですが、 私はエコドライブ研究所で主に、企業様や自治体様など、法人向けに、 エコドライブの普及活動を行っているのですけれども、 実績の一例として、全農さんですとか、トラック協会さん、さいたま市さん、 釣りの好きな方は御存知かと思うのですけれども、釣り餌トップシェアの マルキユーさん、など、講演などさせていただいております。 こういった講演をさせていただくとですね、 講演のあと、1か月から1か月半くらい経ったあとにですね、 どういった感想をもったかと、または、エコドライブをやってみて、 どんな風になったかと、アンケートを取らせていただいているのですが、 その回答の一部をご紹介したいと思います。 運転時にゆとりが生まれ、イライラが少なくなった。 また、車間をつめない、○○運転で心に余裕が出来たと思います。 エコドライブ(安全運転)をしていることが楽しく感じられます。 その他、ヒヤリハットが少なくなった気がします。急ぐ必要はないんだと思うようになった。 同乗させている人を安心させるように運転するようになった。という意見をいただいております。 皆様にもぜひ、この様に思っていただけるようにお話できればと思っております。 ちょっとだけ、私のお話をさせてください。 私は埼玉県で生まれました。3人兄弟の長男です。田舎だったんですが、 子供頃に色々な物に乗せられまして、車好きに育ちまして、1歳で車を洗車している写真まで残っています。 福田少年は、小学校5年生くらいの時に環境問題に目覚めたのですが、 車好きが高じて、私の社会人人生は、トラックドライバーから始まりました。7年間、トラックを運転する中で、 エコドライブと出会いまして、このエコドライブをもっと多くの方に広めていきたい、 という思いから、初心運転手教育をしている自動車教習所に転職をすることになりました。 教習生にエコドライブを教えつつ、自分もエコドライブの腕も磨き、 2014年、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで行われた、 全日本エコドライブチャンピオンシップに出場しました。 一緒に写っているのは、元F1レーサーの片山右京さんですが、 前の年のチャンピオンです。 そして私は初出場した、2014年の大会で、見事日本一を獲得することができました。 そのあと、国連エコドライブカンファレンスなど、参加させていただき、 そのあと、エコドライブ研究所として活動をすることになりました。 では、このエコドライブについてお話させていただきたいのですが、 エコドライブとは何でしょうか。 実は2016年、国連から、エコドライブ宣言というものが出されています。 そこには、このように書かれています。 エコドライブは、発進時のアクセルワークを滑らかにすることや、 減速時にいつもより早めにアクセルを離すといった運転方法を少し変えるだけで、 燃費が10%向上し、CO2削減や交通事故の低減につながる取組です。 前の年、2015年に国連で採択された、SDGsですね。 世界中が協力して、2030年までに、これらのゴールを目指していこうと。 社会課題を解決していこうと。このSDGsにも貢献してくれる取組ということにもなります。 この中でも特に、 エコドライブに関しては、3つ目の、すべての人に健康と福祉を、これに貢献できると考えています。 この目標の中には、2020年までに、交通事故による死傷者を半減させるという目標が立てられています。 2020年というのは、今年も終わってしまいますので、実現はどうかなというところなんですが、 交通事故の死傷者数は、とにかく減らしていかなければいけませんので、エコドライブによってこれに貢献していこうと。 そして、つくる責任、つかう責任ということで、自動車メーカーは、 より安全な車、より燃費が良い車を開発してくれています。それだけでは足りず、私たち、車を使う側も責任を持って、 安全で、そして環境にやさしい運転をしていかなければいけないということになります。 3つ目ですが、13番、気候変動に具体的な対策をということで、地球温暖化の原因となる、 CO2などの温室効果ガスの排出を減らしていこうと、ということになります。 こちらが、2019年の交通事故の発生状況ですが、交通事故で亡くなった人は3215人いらっしゃいます。 負傷者に関しては、46万人以上、そして、事故の件数にしても、38万件以上、発生しているわけですが、 これを半分にしていかなければならないのですけれども、エコドライブには、これが実現できる、可能性が秘められています。 理由は後ほどお伝えしたいと思います。 また、13番、気候変動に具体的な対策を、なんですが、パリ協定とも関連することになります。 世界的な平均気温上昇を、産業革命以前に比べ、2℃よりも十分低く、1.5℃に抑える素力を追求することが、 2015年に決められました。 そして、これまでの日本のCO2排出量の推移と目標を見てみると、こんな風になっています。 しかし、先日、菅総理大臣が2050年までに、80%削減ではなく、実質排出ゼロを目指すと表明されましたので、 削減のスピードは、さらに早めていかないといけないということになります。 ですので、一刻も早く、エコドライブをスタートしなければいけないと、ということになります。 こちらは、部門別の二酸化炭素排出量となりますが、二酸化炭素は、地球温暖化の主な原因になっていますが、 全体の中の運輸部門は、18.5%を占めています。 ですので、これを、少しでも減らしていく努力をしないと、私たちは大変なことになると。 大変なこととはどんなことかというと、ご承知だと思いますけれども、数十年に一度、百年に一度と言われている大きな災害が、 今年もそうでしたし、去年は台風15号、19号、あと九州北部でも豪雨がありました。 他にもですね、今年、去年、おととしとずっと続いています。 地球の気温が温まれば、雲ができやすくなります。 ガラスコップの水とやかんのお湯を比べてもらうとわかるかと思いますが、水蒸気の出る量が全然違います。 暖かくなればなるほど、水蒸気が沢山空気中に含まれて、大きな台風ができます。 こちらは、2014年に発表された、2100年には、こういった大型の台風が到来するようになってしまうのではないかという、 予測の映像なのですが、こちらが、実際の2019年の台風19号の画像になります。 見てください。先ほど見ていただいたのと同じか、さらに大きい台風が、もうすでに去年きているということなんです。 当然、大きな台風がくれば、洪水など起こります。大きなショッピングセンターなども水没して、 何十億という被害が出ると聞いています。 他にも、一般家庭にも洪水によって土砂が流れ込んだりしますし、我々が使っている車もですね、水には弱いです。 ここでちょっと考えてもらいたいのは、わたしたちの順番は来ないでしょうか。 もし、動画をご覧の方に、すでに被害に遭われている方がいらっしゃいましたら、お見舞い申し上げたいと思います。 被害に遭われていない方もですね、自分は大丈夫だと思っていますか。自分の番は来ないと思っていますか。 対策はいつ始めますか、自分の番が来ないというのはおそらく来ないと思います。 そして、自分の順番が回ってきたときに、自分の会社が土砂に流されたときに、初めて対策をしようと思っていても、もう遅いです。 ですので、対策を始めるなら、今しかないです。 今すぐ、一刻も早く、エコドライブ活動をスタートさせていただきたいなという風に思います。 続いての動画では、エコドライブを行うことで、何が得られるのか、こちらをお伝えしていきたいと思います。