外来について

腎機能改善外来は2010年9月6日から始まりました。普段の腎臓内科外来は、一人の患者さんに割ける時間が長くても10分程度で、患者さんの生活習慣・環境の見直しや、治療方針をじっくりと考える時間を十分にとれずにいました。一人の患者さんに30分の医師の予約時間を割いています。

医師の診察前に看護師が生活習慣や生活環境を聞き取り、医師に状況を教えてくれますので、医師にとっても、詳しく患者さんを知ることができ、診断治療に大変役立っています。
医師の診察の後は、医師からの処方内容を薬剤師から服薬指導してもらい、栄養士からは栄養指導を詳しく患者さんにお教えします。

外来受診前には、数日前から食べているものを書いて持ってきていただいていますし、そのときの尿を貯めて一部持ってきてもらい、詳しい検査をして塩分摂取量や、蛋白摂取量を計算して指導に役立てています。栄養士、薬剤師以外にも、場合によっては、臨床心理士、ソーシャルワーカー、臨床検査技師などが患者さんのニーズにあった指導を行います。また、定期的に腎機能改善外来のメンバーが集まりチーム医療でどのように患者さんに良い医療を提供するか患者さん毎の個々の事例に戻って、みんなで考えています。まずは腎臓内科にご依頼をください。

症状

腎臓はかなり病気が進行するまで症状が出ません。症状が出たときにはもう透析という方もかなりいらっしゃいますので、毎年、尿検査や血液検査を施行してください。

尿蛋白が+以上の方、尿潜血と尿蛋白がともに陽性の方、血清クレアチニンが高値の方、推定糸球体濾過量(eGFR)が60未満等の検査データ異常の方、むくみがある、血圧が高い、動くと息切れがするなどの症状をお持ちの方は腎臓病の可能性がありますので、一度腎臓内科を受診するといいでしょう。

治療方法

腎臓病は治らない病気とのイメージが強い方もいらっしゃると思いますが、初期のころから適切に治療すると、進行を食い止めることが可能な方もいらっしゃいます。また、この外来の名前のように腎機能が改善する方もいらっしゃるので、あきらめずに通ってください。

具体的には、禁煙、節酒、体重コントロール、などの生活習慣の見直し、高血圧治療(130/80mmHg 以下)、塩分(6g/日以下)、蛋白制限食(0.8g/標準体重kg)などの食事管理、コレステロール管理(LDL-c120mg/dL 未満)、酸塩基平衡管理、副甲状腺機能の管理等多岐にわたります。一人の医師では補えない部分を当方はチーム医療でささえ、患者さんの病気だけでなく全人的に治療をさせていただきます。もちろん患者さん自身もチーム医療のメンバーの一員ですので、きちんと責任を持って治療に参加してください。

外来(診察日、診療時間)

月曜日の午後2時~3時

予約方法

まずは腎臓内科を受診し、腎機能改善外来にかかりたいことを担当の医師に相談してください。蓄尿の検査や、食事内容を書いてくること、家庭血圧をきちんとつける等、腎機能改善外来の前にやってもらうことがあります。直接予約することは現時点ではできません。