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しらかし園・総合評価及び全体の評価講評
総合評価
施設の概要・特徴
法人の基本方針の冒頭に、「心の風景を自由に表現できるキャンパスの創造を目指して」と記入し、利用者が喜怒哀楽を思う存分、自由に表現できる心豊な生活を送れるように支援することを掲げています。障がいのある方一人ひとりの思いや願いを大切にし、職員は一人ひとりの利用者が尊厳を持って生活がおくれるように日々の支援に努めています。
全体の評価講評
特によいと思う点
1.明るい雰囲気の中で利用者は楽しく作業を行い、達成感を感じています
施設内の雰囲気が明るいことが特徴的です。職員の明るい表情は、利用者へ安心感を与えています。自動車部品のねじの組み立てや小さなばねにスポンジを詰め込む作業、クリーニング業者から依頼を受けたタオルたたみなどの作業には、細かい神経と忍耐力を必要としますが、職員は、手先が器用である、きれい好きで後かたづけが上手である、といった利用者一人ひとりの興味や得意とすることを活かした支援を心がけ、利用者の能力に合った作業目標を設定しています。作業が完了した利用者の顔は、達成感に満ちた笑顔であふれています。
2.利用者の社会体験を大切にした就労継続支援を心がけています
社会的経験を重視した就労継続支援を行っています。部品の組み立て作業やショップしらかしでのハーブの自主製品作りや販売など、職員は利用者の特性に適した作業を開拓しています。また、企業の就労時間に合わせて作業時間を設定したり、社会的マナーや社会人としての意識の向上につながるプログラムを工夫したりしています。納品時に利用者に同行してもらい、企業の雰囲気を感じてもらうこともあります。利用者は製品を納期どおりに届けることで次の仕事に向けての責任を感じ、社会人として仕事をしていることへの満足感を得ています。
3.利用者の強み(ストレングス)を尊重した個別支援計画を策定しています
利用者の強み(ストレングス)に目を向け、個別支援計画に利用者らしさを反映することを心がけています。アセスメントの際に、挨拶がしっかりできる、ビーズの色分けが得意である、作業は中途半端にしない、歌や映画が好きである、といった利用者の得意とすることや適性を詳細に把握し、個別支援計画に取り入れています。利用者が希望する暮らしのスタイルを実現するために、職員は利用者の小さな不安の訴えも見過ごすことがないように気を配り、利用者が安心して日常生活を送れるように個別支援計画に沿って支援しています。
さらなる改善が望まれる点
1.サービス実施マニュアルの作成と見直しのしくみの整備を望みます
食事支援マニュアル、排泄支援マニュアル、健康管理マニュアルなど利用者へのサービス支援に関するマニュアルの整備が十分とは言えない状況です。利用者の障がい程度や障がい特性、高齢化による身体状況の変化などに配慮したうえで、支援マニュアルを整備し、さらなるサービスの標準化を図ることが望まれます。
2.定期的に利用者満足度の調査を行い、サービス改善につなげることを期待します
施設では、年2回、個別支援計画の見直し時にモニタリングを行っています。利用者にとって満足のいく支援が実践されているかを評価し、次の個別支援計画に反映しています。今後は定期的に利用者・家族へのアンケート調査を実施して、施設サービス全体に対する利用者や家族の満足度を把握し、施設運営の改善につなげることを期待します。
お問い合わせ先
川崎市 健康福祉局障害保健福祉部障害者施設指導課
〒212-0013 川崎市幸区堀川町580番地 ソリッドスクエア西館10階 なお、郵便物の宛先は「〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地」としてください。
電話:044-200-2675
ファクス:044-200-3932
メールアドレス:40sidou@city.kawasaki.jp

