2) 復興における目標等の事前検討 被害特性を基に市域を7種類に類型化し、市街地特性を加味した上で、ケース別に都市復興対策の方向性を検討しました。 なお、実際の被災時においては、同じ被害を繰り返すことのない都市像に向け、被災を契機として質的転換を含めた大胆な発想で幅広く検討を進める必要があります。また、個別の復興事業の積み上げの結果、過剰な整備・供給とならないよう広域的かつ総合的に計画の調整を図る必要もあります。 被害 類型 A 一般市街地 ⽕災延焼 + 建物倒壊 B 拠点地域 C 建物倒壊 一般市街地 例)土地区画整理事業等 例)市街地再開発事業等 例)土地区画整理事業等 例)地区計画等 例)地区計画等 例)地区計画等 〈市街地の類型と都市復興対策の方向性〉 区画再編による道路、公園の面的整備を⾏い、延焼しにくい市街地を形成 共同化、⾼度利⽤化による不燃地域の形成 狭あい道路、狭小敷地の解消と共同建替えの推進 都市復興対策の方向性 重点復興地区 被害が大きく重点的かつ緊急的な都市復興対策が求められる地区 復興促進地区 被害は中程度ながら計画的な 都市復興対策が求められる地区 既存の道路、公園等を活⽤した市街地再生の推進 商業・業務をはじめとする拠点機能の早期再開 耐震建築物への再建促進 129
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