(1) 目標値の基本的な考え方 都市計画運用指針(第 12 版(令和 4 年 4 月))では、⽴地適正化計画の評価について、以下のような考えが示されています。 ・⽴地適正化計画の必要性や妥当性を市⺠等の関係者に客観的かつ定量的に提示する観点からも、あらかじめ⽴地適正化計画の作成にあたり、解決しようとする都市の抱える課題、例えば、⽣活利便性、健康福祉、⾏政運営等の観点から、⽴地適正化計画に基づき実施される施策の有効性を評価するための指標及びその目標値を設定するとともに、目標値が達成された際に期待される効果についても定量化するなどの検討を⾏うことが望ましい。 ・また、⽴地適正化計画の評価にあたり、当該目標値の達成状況や効果の発現状況等について適切にモニタリングしながら、分析及び評価することが望ましい。基本的な目標値としては、例えば居住誘導区域(居住促進区域)内の⼈⼝密度や公共交通利用者数等は積極的に位置づけるべきであり、地価や歩⾏量など住⺠が実感しやすい目標についても設定することが有効である。 ・この際、実態にそぐわない高い水準の目標値とならないよう、客観的なデータに基づき合理的な目標値の設定とすることが重要である。 本市においては、⽴地適正化計画の基本方針や誘導施策を踏まえ、これらの達成状況を評価する指標と目標値を設定し、計画を適切に管理することとします。 161 第8章 目標値・進⾏管理 1 目標値
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