川崎市 立地適正化計画
73/180

(1) 都市機能誘導区域・誘導施設の設定の考え方 (2) 都市機能誘導区域の設定 2 都市機能誘導区域・誘導施設の設定 広域的視点を踏まえた各拠点の魅⼒の創出をめざす「広域調和型のまちづくり」と、市内各地域の⾃⽴と連携をめざす「地域連携型のまちづくり」をバランスよく進める「広域調和・地域連携型」の都市構造をめざしたまちづくりを進めています。 また、本市では、主要な都市機能が広範囲にわたり⽴地しており、市全域において生活利便性が⾼い状況となっています。 そのため、本市では将来的な⼈口減少や少⼦⾼齢化の更なる進展による都市の活⼒低下の防止をめざし、⼤規模な⼟地利用転換の契機などを捉え、交通利便性の⾼い駅周辺地区等においては、多様なニーズに対応した都市機能の誘導を図るなどコンパクトで効率的なまちづくりを進めていく必要があると考えています。 加えて、⻑期的な視点では、将来的な⼈口減少や少⼦⾼齢化の更なる進展に伴う都市機能の撤退や縮⼩による利便性の低下が懸念されますが、今後 20 年間では⼤幅な⼈口密度の低下等が⾒込まれていないため、既存に⽴地する都市機能の維持や機能更新による魅⼒向上を基本としつつ、今後の再開発の動向などを踏まえた都市機能の新たな誘導を推進します。 既存の都市機能の⽴地状況や広域からのアクセス性などを踏まえ、「川崎市都市計画マスタープランに位置づけている、広域拠点である「川崎駅周辺地区」、「⼩杉駅周辺地区」、「新百合ヶ丘駅周辺地区」と、地域生活拠点である「新川崎・⿅島⽥駅周辺地区」、「溝口駅周辺地区」、「鷺沼・宮前平駅周辺地区」、「登⼾・向ヶ丘駅周辺地区」を都市機能誘導区域として設定します。 あわせて、今後の再開発の状況を⾒据え、本市の都市再開発の方針に位置づけている「2 号再開発促進地区」及び「整備促進地区」についても都市機能誘導区域として設定します。 なお、現計画において、都市機能誘導区域は全て居住促進区域内に定めています。 ※2号再開発促進地区 「川崎都市計画 都市再開発の方針」に位置づけられている、計画的に再開発が必要な市街地のうち、特に一体的かつ総合的に、市街地の再開発を促進すべき相当規模の地区 ※整備促進地区 「川崎都市計画 都市再開発の方針」に位置づけられている、計画的に再開発が必要な市街地の目標の実現を図る上で、効果が特に⼤きいと予想される地区、特に早急に再開発を⾏うことが望ましい地区 (それぞれの区域の位置は「資料編」参照) 65

元のページ  ../index.html#73

このブックを見る