この動画は、令和8年1月21日(水曜日)に、麻生区内都市計画道路尻手黒川線道路築造(トンネル)工事で執り行った山岳トンネル部の貫通式において、建設機械によるトンネル貫通作業を行い、建設機械やトンネル到達側等に設置したカメラでトンネル貫通の瞬間を撮影したものです。 尻手黒川線トンネル工事の概要を説明します。 都市計画道路尻手黒川線は、川崎市を南北に縦断する道路で、幸区小倉から始まり、中原区→高津区→宮前区を通過し、麻生区黒川までつながる約23キロメートルの道路です。 現在は、片平2丁目交差点から西側へ約680メートルの第4期事業区間でトンネルを掘る工事を行っています。 この第4期事業が完了すると、幸区小倉から麻生区黒川まで全線がつながり、交通ネットワークが強化されます。 また、柿生交差点を利用する車両が尻手黒川線4期を利用することで分散されるため、交差点の渋滞緩和が期待されます。 トンネル工事で採用しているナトムという工法について説明します。 ナトムという工法は、ニュー、オーストリア、トンネリング、メソッドの頭文字をとった略称です。 地盤そのものの力を利用して安全に掘り進める工法です。 岩盤などの硬い地盤ではダイナマイトを使うこともあり、様々な地質に対応できる、よく使われる工法の一つです。 公園の砂場で山を造り、穴を掘ることをイメージしてもらえば、わかりやすいと思います。 まず、建設機械で地山を掘ります。 掘った土、ずりはトンネルの外に運び出します。 次に、掘った面にコンクリートを吹き付けて補強します。 そのあと、鋼製の支え、支保工を設置します。 さらに、もう一度コンクリートを吹き付けます。 最後に、ロックボルトという鉄の棒を地山に差し込んで、トンネルと地盤をしっかり固定します。 この山岳トンネルの工事は、令和7年2月から掘削を始めて、ひと月に約20メートルのペースで掘り進めており、工事中に、地元小学校や隣接する方を対象とした見学会を行ったり、地元商店街と協力してイベントを開催したりしました。このような地域の協力のもと、無事に令和8年1月21日にトンネルが貫通しました。 貫通後、トンネル下側の工事や内壁の仕上げを行い、完成となります。 以上で説明は終わりです。