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だいし水辺の楽校代表者の発表(令和3年度 多摩川水辺の楽校シンポジウム川崎)

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2022年4月1日

コンテンツ番号138912

私の名前は脇坂愛莉です。

今回、私は『多摩川のすごい鳥!おもしろい鳥!』と言うテーマを持って多摩川の鳥について調べてきました。皆さんは多摩川の鳥について、主に河口の鳥についてどれほど知っているでしょうか?何気なく見ているそこにいる鳥だって、もしかしたらすごい能力を隠しているかもしれませんよ。

第一章! 『食に関するスゴい鳥』

第一章は食に関するすごい鳥です。

最初はヒヨドリについてです。ヒヨドリは、意外と知らない人もいるかもしれませんが、日本には数多く生息しています。早朝に「ヒーヨヒーヨッ」というけたたましい鳴き声で起こされた人もいるのではないでしょうか。ヒヨドリは灰色の身体に頭のとさかのような羽、頬の赤い模様が特徴的な鳥です。このヒヨドリ、一見どこにでもいる普通の鳥なのですが、実は食べ物に対する執着が異常に強いんです。ヒヨドリは基本的に果実や花の蜜、植物の種や木の実などを食べます。

ある時、近所の公園で野鳥観察をしていた時、ふと柿の木を見てみると、ヒヨドリが柿を食べていました。美味しそうだなぁと眺めていると、スズメがこちらの方に飛んできて、ヒヨドリの食べている柿を突っつき始めました。するとヒヨドリがスズメに向かって羽を打ち付けたのです。さらにスズメを突っついてどかそうとするのです。追い払われたスズメは名残惜しそうに柿を見て帰っていきました。

ヒヨドリはこういった行動がよく見られるので、野鳥ファンの間では乱暴者で独占欲が強いという悪評を受けました。しかし、ヒヨドリは植物にとってはとってもありがたい存在です。ヒヨドリは先程も行ったように花の蜜を吸います。意外なことに、スズメなどの鳥は花をちぎって中の蜜だけを吸ってしまうのですが、ヒヨドリは器用に花の中にクチバシを入れて吸っているので、花粉を運んでもらえるのです。ですが、たまにツバキの花びらなどだけを食べて飛んでいってしまうこともあります。

 次はカラスについてです。「え、あの黒い鳥が?」と思っている人もいるかと思いますがカラスは実は意外な裏の顔があったのです。それが、すごく油好きということです。ある日のこと、ゴミを出しにゴミ捨て場に行くと、3羽のカラスが何かをつついていました。

それは、ポテトチップスでした。

おそらくはゴミ捨て場から引っぱり出したと思われるそれをカラス達は中にクチバシを突っ込み袋を破き、足で踏んで食べていたのです。横にはミカンやパンのようなものも落ちていたのですが、それには目もくれずにポテトチップスを食べているのです。私の友人もよくカラスがポテトチップスやフライドポテト、更にはマヨネーズやバターを食べているのも見たのだとか。私が最近読んだ本、「身近な「鳥」の生きざま辞典」では、カラスが石鹸を持って行ってしまうこともあるということが記載されていました。その石鹸には油分が含まれていたらしいです。   

ちなみに、なぜそんなに脂ばかり食べるのかというと、やはり自然界ですのでエネルギーを蓄える為や、飛んだり動いたりするのにもエネルギーを使うので脂肪だと軽いので便利だとか。

 第ニ章 「モテる秘訣はなんと顔」 

第ニ章ではモテる雄とモテない雄についてです。今回の例はスズメです。スズメは本当にどこにでもいますよね。そんなスズメ、どの子も同じに見えて、実はある見た目でモテるかモテないかがわかります。それは頬にある黒丸の模様が大きいかどうかです。スズメの見た目を観察すると頬に黒い模様があることがわかります。実はスズメはその黒丸が大きければ大きいほどモテるのです。同じようにツバメは喉が赤ければ赤いほどモて、シジュウカラは胸羽のネクタイ模様が太ければ太いほどモテます。

そして、少し難しい話になるのですが、血液内の男性ホルモンが多いほど、先程述べたような特徴がでやすくなることが、静岡大学や北海道大学などの共同研究によりわかりました。

 第三章 「狩りの方法が独特」

第三章の最初はモズです。モズは日本のほぼ全土に生息しており、最近では都市部でもみられるようになりました。大きさ的にはスズメほどしかないのですが、実は猛禽類で、クチバシの端がとがって鉤爪状になっていす。

そんなモズですが、実はモズには驚きの狩りの方法があるのです。ですが、実はモズは狩りもすごいのですが、その後の方が驚くかもしれません。まず、モズの獲物となるのは昆虫やトカゲ、更にカエルやネズミや、時には自分よりも大きな鳥を捕まえて食べることもあります。そして、モズは食べ物が十分以上に集まると、縄張り内の木の枝や有刺鉄線などに獲物を突き刺し、干物にしてしまうのです。なぜこのようなことをするかというと、詳しい理由はわかっていませんが、私は、冬を乗り越すために、あるいは餌が取れなかった日にやっているのではないかと思います。ちなみに、この行為をモズの早贄と言います。

さて、シンポジウム最後に紹介する鳥はコサギです。コサギは、主に夏によく見られるサギの仲間の鳥です。美しい長い足にシュッと細い首や全身真っ白な姿が印章的です。

そんなコサギには、ある特技があります。それが、通称ガサガサと言われるものです。まず、ガサガサとは、人が魚やカニを取るときに芦などの根本を足でガサガサと音を立てながら、手前に持っている網まで、魚を誘導することを言うのですが、このコサギも同じように、芦に足を入れて魚が出てきたところを食べるのです。こういった人間と同じような行動をする鳥は他にも、ゴイサギやカラスなどがいます。

終章  「最後に、」

ここまで、いろいろな鳥を紹介してきましたが、私は、この発表で皆さんに少しでも鳥に興味を持ってくれたらなと思いました。実際に、この発表を友達に聞かせてみたところ、友達は、それまで「そこら辺にいる鳥なんて、気にもかけない」と言っていたのが、「鳥に興味が湧いた」「他にも教えてほしい」といろいろな疑問を投げかけてきてくれました。だからといって野鳥ファンになれとは言いません。ただふとした時に、そこにいる鳥について、少しだけ考えてみて、興味が湧いたのならそれは、あなたの生活に小さな楽しみを作ってくれるでしょう。

これで、大師河原水防センター通称干潟館の発表を終わります。

 

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