川崎市上下水道局からのお知らせ 日ごろから考える災害時のトイレ問題 地震により排水管が壊れているかもしれません。 地震がおさまったら家の排水管をチェックしてみましょう! トイレの使用可否の確認手順 集合住宅 集合住宅の場合、建物の構造等によって確認方法が異なります。災害時のトイレ使用について管理組合等が決めたルールを必ず確認しましょう。まだ、ルールが決まっていない場合は、事前にルールを決めておきましょう。 使用ルールの例 1 建物内に目に見える被害がないか、敷地周辺のマンホール等に異常がないか確認する。 重要! トイレの使用可否の確認作業が終わるまで、トイレの水は流さない。 ※すぐにトイレを利用したい場合は、携帯トイレを使用しましょう。 2 下の階の住戸から順番に水を流して、下水が使用できるか確認する。 3 全ての住戸の確認が終わったら、トイレの使用が可能。 一戸建住宅 確認作業は2人以上で行ってください。宅内の排水管が外れていたり、周辺道路のマンホールから水があふれていたりする場合は、トイレを使用せず、携帯トイレを利用しましょう。 1 宅地内にある汚水ますの蓋をマイナスドライバーで開ける。 (蓋は直径20センチメートル程度、灰色のものが多い。) 2 トイレから水を流す。 (水は、1〜3リットル程度を目安に流す。) 3 流れてきた水が汚水ますに溜まったままにならないか確認する。 注意 使用可否を確認してから流さないと、大変なことに… トイレの水があふれ、他の階や住戸に損害を与えてしまう恐れがあります。 水が出たとしても、安易にトイレを使用してはいけません! 修理 排水管が壊れている場合は、川崎市が指定した排水設備業者へ修理を依頼しましょう。 川崎市排水設備指定工事店名簿 https://www.city.kawasaki.jp/800/page/0000083237.html 水洗トイレが使用できない場合に備え、「携帯トイレ」の備蓄をしましょう! 備蓄の目安 1人1日5回を最低3日分、できれば7日分以上 ※国のガイドラインでは、「最低3日、推奨1週間」とされています。 最低3日分のトイレの数(4人家族の場合) 5(1人1日5回分)×人数×3=家族分の目安 5×4×3=60 4人家族の場合60回分必要です。 携帯トイレの使用方法 1 便座を上げ、1枚目のポリ袋をセットする。 ※便器内の消臭用封水トラップの水に携帯トイレの袋が触れないようにする。 2 携帯トイレの袋を便座の上からカバーをするようにセットする。 3 使用後に凝固剤を上から振りかける。 ※凝固剤は、新聞紙を細かくちぎったものや、ペットシート、オムツでも代用できる。 4 使用後の携帯トイレ袋は、中の空気をしっかりと抜き、二重袋にし、結んで燃やすゴミ(可燃ごみ)として出す。ゴミの収集が始まるまでは、ベランダなど、消臭袋に入れ一時保管をする。 二重袋のご協力を! ほかにも注意することが! トイレを使い始める前には、必ず上下水道局のホームページ等で下水道の使用制限がかかっていないか、確認しましょう。 強い地震の後、市で公共下水道管の緊急点検を実施します。緊急点検には3日程度かかりますので、節水(お風呂や洗濯の自粛)をお願いします。 ※公共下水道点検中でも水を流すことができます。 ※下水道の使用制限 強い地震などにより、下水(汚水や雨水)を市街地から排除したり、きれいに処理して海や川に流す施設(管きょ、ポンプ場、処理場)が壊れている場合、下水が管きょ内などに滞留し、市街地にあふれる可能性があります。こうした事態を防ぐため、緊急的に下水道の使用を制限することがあります。 お問合せ先 川崎市上下水道局下水道部下水道管理課 電話 044-200-2877