川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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109神奈川県相模川総合開発共同事業基本計画1 基本方針 本事業は、神奈川県水道事業及び電気事業が共同して利用する施設を建設して、利水及び治水の目的達成を図るとともに、神奈川県は、横浜市、横須賀市及び川崎市が行なう上水道及び工業用水道事業のうち共同して利用する施設に係る建設事業の委託をうけて、これをあわせて行なうものとし、もって公営企業の経済性を発揮し、県民の福祉増進に寄与することを目的とする。2 基本計画の内容 (1)施設  ア 津久井郡城山町及び津久井町に有効貯水量5,120万㎥の城山ダム(仮称)を建設する。  イ 中津川及び串川から城山ダムにより貯水される湖への取水路並びに城山ダムにより貯水される湖から既存津久井分水池への連絡水路を建設する。  ウ 高座郡寒川町付近に取水施設を建設する。 (2)主たる効果  上水道及び工業用水道の用水として11.5㎥/secを確保する。 (3)計画年次  昭和36年度から昭和38年度までとし、継続費を設定して施行するものとする。 (4)事業費  事業費は、電源開発促進法第6条第2項の規定による費用の負担の方法及び割合の基準に関する政令(昭和28年政令第104号)に定める例により各事業者が負担するものとする。相模川総合開発事業概念図第11節相模川総合開発事業

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