川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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112第5期拡張事業立案当時の推定と実績年度推定実績給水人口(人)1日最大配水量(㎥)給水人口(人)1日最大配水量(㎥)昭和29−−326,581162,40030339,465187,000353,041186,85031352,719198,112387,491193,95432371,437209,122404,160211,49533386,776220,116450,440206,88034401,856230,697491,962248,23035416,659241,119564,809284,550⑵ 相模川総合開発事業への参画 前節で詳述した相模川総合開発事業では、先の相模ダムと同様に水道、工業用水道の水源及び発電、かんがい、治水等を目的とするいわゆる多目的ダムである城山ダムを建設することとなった。当初は事業主体を県とし、各水道事業者は分水量に応じて県に納付金を納める計画であったが、その後、関係4者の共同施行の形を取ることとなり、昭和35年(1960)12月には県議会で本事業の施行が可決された。川崎市もこれによる分水を水源とし、本拡張事業及び工業用水道第4期拡張事業を施行することとした。 川崎市はこの相模川総合開発事業に参画することによって、上水道1日9万㎥及び工業用水道1日15万㎥、合わせて1日24万㎥の分水を受けることとなった。2 計画の概要⑴ 規模給水区域川崎市一円計画給水人口73万2,000人1人1日最大配水量525L1日最大配水量38万5,000㎥⑵ 計画給水人口と配水量 計画給水人口は、昭和42年(1967)における総人口を81万4,000人と推定し、その普及率を89.7%として算定し、73万2,000人とした。 計画配水量は、1人1日最大配水量525Lとし、1日最大配水量を38万5,000㎥と推定した。本計画では、この1日最大配水量から既施設能力1日最大29万5,000㎥を差し引いた1日9万㎥を増強することとした。⑶ 工事計画 水源は、相模川総合開発事業による城山貯水池に求め、共同事業としては、これらダム等の建設と城山貯水池から津久井分水池に至る導水ずい道までを施行し、川崎市は第4期拡張事業の場合と同様に津久井分水池で受水し、同事業により施行した導水ずい道によって、長沢浄水第1編上水道第3章水道の拡張時代の到来

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