川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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1692多目的ダムの位置及び名称 (1) 位置  相模川水系中津川   右岸神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬神奈川県愛甲郡愛川町半原   左岸神奈川県津久井郡津久井町青山神奈川県愛甲郡愛川町半原 (2) 名称宮ヶ瀬ダム3ダム使用権により貯留を確保しようとする流水の最高及び最低の水位並びに量 (1) 水位   最高標高 286.0メートル(常時満水位)   洪水期標高 275.5メートル(洪水期制限水位)   最低標高 206.0メートル (2) 容量   洪水期(6月16日から10月15日まで)138,000,000立方メートルのうち神奈川県内広域水道企業団の水道用水118,200,000立方メートル。   非洪水期(10月16日から翌年6月15日まで)183,000,000立方メートルのうち神奈川県内広域水道企業団の水道用水160,800,000立方メートル宮ヶ瀬ダム使用権設定申請書添付書類及び図面(内容省略)⑶ 宮ヶ瀬ダム建設の基本計画 ダム使用権設定申請書提出後の昭和53年(1978)8月29日に、建設省は特ダム法第4条第4項に基づき、神奈川県及び企業団に対して基本計画の作成について意見を求めた。これに対して、県は議会定例会の議決を経て10月18日に、また企業団は議会建設特別委員会に報告した後の10月12日に、それぞれ同意する旨の回答をした。なお、同意に際して、県知事は工事の安全性の確保、水没関係者に対する補償等についての要望を、また県議会は宮ヶ瀬ダム関連地域整備に関して、自治法第99条第2項の規定に基づく意見書を関係機関へ提出した。 これらの手続きを経て、宮ヶ瀬ダムの建設に関する基本計画(以下「基本計画」という。)は、昭和53年(1978)12月4日建設省告示第1798号をもって告示され、企業団は、12月11日付けで建設省から基本計画を策定した旨の通知を受けた。 その後、県営電気事業の参画、工期の延期、事業費の増額等により基本計画が変更され、昭和61年(1986)11月7日建設省告示第1758号をもって建設大臣から告示された。 また、宮ヶ瀬ダム建設事業の事業費及び工期については、平成11年(1999)12月までに6回の見直しが行われ、事業費3,993億円、工期は平成12年(2000)度までとなった。第16節相模川水系建設事業

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