川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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174①社家ポンプ場 社家ポンプ場は、管理本館のほか吸水井・ポンプ棟・受変電設備(変電所)・活性炭注入棟・無線局舎その他で構成される。原水は、導水ポンプによって内径2,600㎜及び内径1,650㎜の導水管により綾瀬浄水場及び相模原浄水場に送られる。②内径2,600㎜導水管 社家ポンプ場から綾瀬浄水場までの延長約5,100mは、内径2,600㎜の導水管(鋼管)を布設し、ポンプ加圧により原水を導水することとした。③内径1,650㎜導水管 社家ポンプ場から伊勢原浄水場までの間(延長約8,900m)は、内径1,650㎜導水管(鋼管・ダクタイル鋳鉄管)を布設し、ポンプ加圧により原水を伊勢原浄水場内の既設導水トンネルまで導水することとした。この導水管は、相模大堰で取水した原水を酒匂川系に合流させ、既存の導水トンネルの断面余裕分を利用して相模原浄水場まで導水するものである。⑷ 浄水施設 浄水施設については、綾瀬浄水場(1日最大処理能力50万㎥)の建設及び既設相模原浄水場(同40万6,600㎥)の増強(1日最大処理能力12万1,000㎥)を行った。⑸ 送水施設 相模川水系建設事業(第1期)では、綾瀬浄水場、相模原浄水場、西長沢浄水場及び伊勢原浄水場の各系統において送水施設を建設した。①送水管 送水管は、内径2,000㎜〜600㎜の送水管路18路線、総延長9万2,928mを布設した。その布ポンプ設備シールド内管布設既設導水トンネル(接合部)第1編上水道第3章水道の拡張時代の到来

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