川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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204⑦黒川高区配水池緊急遮断弁整備⑧高石配水塔緊急遮断弁整備⑨細山配水塔自家発電設備⑨百合丘配水塔配水塔耐震補強⑩宮崎配水塔更新容量1,567㎥(1号塔)1,359㎥(2号塔)、緊急遮断弁整備その他、附帯工事⑶ 工事期間 起工 平成25年(2013)度 竣工 令和元年(2019)度⑷ 事業費及び財源 総事業費は、139億7,720万3,000円をもって完成した。財源は、20億4,688万4,000円を自己資金、5億1,131万9,000円を国庫補助金とし、残り114億1,900万円を起債に求めた。2 潮見台配水池耐震補強工事⑴ 工事の概要 潮見台配水池は、第7期拡張事業において、昭和46年(1971)に築造された鉄筋コンクリート造りのフラットスラブ構造・直接基礎の配水池であり、平成19年(2007)度に実施した耐震診断により、レベル1及びレベル2地震動に頂版と側壁及び底版の一部に求められる耐震性能を有していないと判断されたため、「コンクリート増し厚工法」にて耐震補強を行った。 配水池の頂版は覆土を一時的に撤去した上で、池の外側より、壁・底版及びピット側壁は、配水池が地中にあるため、池の内側から補強を行った。 工事中である平成29年(2017)10月に1号配水池にて内部の耐震補強を行うために、空水状態にした際、大雨に見舞われ一部ブロックにおいて、躯体の浮上が確認された。これは、埋戻し地盤高84.90m、空水時の浮上限界81.90mに対して躯体周囲の地下水位が大雨により一時的に81.90m以上まで上昇したことに原因があったことから、躯体周囲の地盤高81.40mに排水設備(有孔管)を設けるとともに、既設の擁壁の目詰まりも地下水位上昇の一因となっていたことから擁壁を撤去する等、浮上対策を併せて実施した。⑵ 工事期間 起工 平成29年(2017)5月 竣工 令和元年(2019)9月⑶ 事業費 12億8,147万760円 完成後写真(既設配水池)第1編上水道第4章水道の拡張から維持管理への転換

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