川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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240前・中次亜小出槽(円筒竪型密閉式)0.2㎥×2槽×2系後次亜小出槽(円筒竪型密閉式)0.1㎥×2槽×2系前次亜注入機 インジェクター方式 3基(1.1〜44L/min)×2系中次亜注入機 インジェクター方式 2基(1.5〜60L/min)×2系後次亜注入機 インジェクター方式 2基      (小レンジ0.2〜6L/min、大レンジ1.8〜54L/min)×2系苛性ソーダ注入設備貯蔵槽15㎥×2槽注入設備2台(53〜569L/h)硫酸注入設備貯蔵槽12㎥×2槽注入ポンプ2台(2.62〜66.7L/min)⑼ 電気・計装設備①工事の概要 電気・計装設備工事は、2期に分けて行った。1期の電気・計装設備工事は、長沢浄水場第1期工事として構築する主要施設の電気設備(受電設備、制御設備、計装設備、水質計器等)、自家発電設備の設置及びその他動力・信号用ケーブルの敷設等である。1期構築施設電気設備設置及び自家発電設備更新工事の対象範囲・導水開きょ、第4沈でん池、北ろ過池、配水池、設備棟、管理棟、薬品注入施設の電気設備・自家用発電設備・電力・信号用ケーブル敷設 2期の電気・計装設備工事は、南ろ過池の電気設備(受変電設備、制御設備、計装設備、水質計器等)の設置である。 (ア)電気設備受電計画 長沢浄水場の商用電源受電は、今まで東側の受電点より常用電源(1系統)として受電していたが、今回の更新では受電点を新受電設備に近い用地北側に移動するとともに、常用、予備電源の2系統で受電した。新しい電気設備を本格的に使用する際には、故障等によるリスクを回避するため、受電をした上で一定期間は総合試運転等の確認をしなければならず、その期間も既設設備は稼働させる必要があること等から、既設の受電系統と重複して受電しなければならなかった。 長沢浄水場では複数の工事が隣接しており、多くの工事車両が場内道路を使用するため、電力保安上区画整理は設備の維持管理及び再構築事業の進捗に大きな影響を与える恐れがあった。今回は円滑な進捗を最優先課題として捉え、重複して受電する一定期間については、既設受電点を臨時電力に契約変更して受電する方法を選択した。新受電点(常用電力契約)常用予備旧受電点(臨時電力契約)旧受電設備常用新受電設備受電を重複する期間の電気区第1編上水道第5章全国に先駆けた水道の再構築

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