川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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242のパッケージシステム」の構築である。 平成24年(2012)7月から再生可能エネルギー固定価格買取制度がスタートしたが、計画策定当時、発電電力を東日本大震災後の計画停電等を受け自家消費優先とする基本的な考え方であったこと等から売電とはしなかった。 また、非常時の停電時においては、太陽光発電設備と自家発電設備を連携し自家発電設備の燃料使用量を削減することで運転時間の延長を図り、更に、自家発電設備が停止した場合においても、太陽光発電設備や蓄電池設備の電力を活用し、浄水場内の最低限の機能維持に必要となる監視制御設備や管理棟等の電源として活用可能な設備とすることとした。①電気設備②沈でん池③ろ過池④配水池常用電源線:3φ3W 6.6kV 50Hz予備電源線:3φ3W 6.6kV 50Hz非常用発電装置:ガスタービン式発電機       (1500KVA)200kW程度600kW程度200kW程度太陽光パネル配置図②工事施行の経過 太陽光発電設備工事は、平成24年(2012)12月17日に着工し、平成27年(2015)2月27日に完成した。商用電源1商用電源2非常用自家発電設備(ガスタービン)1500kW太陽光発電パネル 約1100kWPCS:パワーコンディショナー太陽光・蓄電池コントローラー場内負荷蓄電池242kW×2~PCSPCS~太陽光発電設備基本構成図配水池上部の太陽光設備第1編上水道第5章全国に先駆けた水道の再構築

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