川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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247 そのため、試験水を場外に排水せず、場内で循環する方法を検討した。その結果、計画していた雨水調整池の新設返送管800㎜と生田送水ポンプを仮連絡し、試験水を全量、配水池から工水第1着水井及び第2沈でん池導水開きょへ返送・脱塩処理することとした。この方法は、着水井操作で工水取水を上水取水に振り替えて試験水を取水し、同時に排水を工水着水に返送し循環するもので、振替により減量した工水取水を返送水で補い、既存施設の水量変動を最小限に抑えて通水作業を実施することが出来る。これにより、既存施設の運用に影響することなく、おおむね計画通り作業を実施し、平成25年3月14日に給水を開始することが出来た。返送管φ800第4沈でん池第3沈でん池急速ろ過池1期(北)2期(南)配水池生田配水池浄水1号連絡管長沢生田送水ポンプ上水1号送水管返送管φ500上水3号送水管雨水調整池開水路第2沈でん池東京分水第1ずい道第2ずい道(潮見台)導水開渠第1沈でん池活性炭接触槽第3着水井第1着水井1号池2号池第6節各施設の工事返送管概略図

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